抗酸菌、非定型抗酸菌(非結核性抗酸菌)

■チェック用語

・抗酸菌
      抗酸菌には、「結核菌」と結核菌以外の「菌非定型抗酸菌」(非結核性
      抗酸菌)があります。
      大きさ約1〜5ミクロン、真っ直ぐかやや湾曲した、グラム陽性桿菌です。      

・非定型抗酸菌(非結核性抗酸菌)
      結核菌以外の菌を「非定型抗酸菌」または最近では「非結核性抗酸菌」と
      いいます。

      水や土など自然界にありふれた菌です。
      抵抗力が低下した状態や、以前結核にかかったことがあるような場合に、
      感染することがあります。
      結核菌とは違い、空気を通じて人から人には感染しません。 

      非定型抗酸菌は、何十種類もあり、日本では7割がMAC(マック)と
      呼ばれる菌です。

・非結核性抗酸菌(NTM)症
      従来非定型抗酸菌(ATM)症と呼ばれていた病気です。
      抗酸菌が原因で20種類程あり、まとめてNTMと呼ばれています。

      日本では現在、抗酸菌による病気の7割が結核、残りの3割がNTM症
      です。
      NTM症の70%は、MAC(マック)症で、20%は、カンザシ症
      です。

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