臨時の予防接種とBCG
■チェック用語
・臨時の予防接種
都道府県知事は、一類疾病及び二類疾病のうち痘そうのまん延予防上
緊急の必要があると認めるときは、その対象者及びその期日又は期間を
指定して、臨時に予防接種を行い、又は市町村に行うよう指示すること
ができます。
インフルエンザ(二類の対象者を除きます)、
おたふくかぜ、水痘、B型肝炎、肺炎球菌、A型肝炎、狂犬病などが
あります。
・BCG
BCGは毒性を弱くした生きた牛型結核菌です。
BCGは肺結核の50%を防ぎ、より重い結核症の髄膜炎や粟粒結核を
80%以上防ぎます。
BCG接種は、結核予防法で定められている、結核の免疫をつけるため
の予防接種で、効果は15年程度続くと言われています。
平成17年4月1日から結核予防法の一部が改正されます。
1)ツベルクリン反応検査が廃止され、BCGの直接接種となります。
改正前は、ツベルクリン反応検査を行い、結核への抗体がない
(陰性)場合にBCG接種を行っていました。
改正後は、ツベルクリン反応検査を行わずに、全員に直接BCG
接種を行います。
2)結核予防法による対象年齢が「生後6ヶ月」までになります。
改正前は、生後3ヶ月〜48ヶ月(4歳)
改正後は、生後6ヶ月未満(原則)
特別な事情で1歳まで認めることもあります。
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