無線通信に関する国際的規則
■チェック用語
・ITU−R(ITU - Radiocommunication Sector)
電気通信分野における国際連合の専門機関である国際電気通信連合
(ITU:International Telecommunication Union)の無線通信部門
(ITU-Radiocommunication Sector)で、無線通信に関する国際的規則で
ある無線通信規則(RR:Radio Ragulations)の改正、無線通信の技術・
運用等の問題の研究、勧告の作成及び周波数の割当て・登録等を行って
います。
・WRC(World Radiocommunication Conference:世界無線通信会議)
各周波数帯の利用方法、衛星軌道の利用方法、無線局の運用に関する
各種規程、技術基準等を始めとする国際的な電波秩序を規律する
無線通信規則(RR)の改正を行うための会議で、各国主管庁及び
ITUに登録している事業者等の関係団体が出席し、通常2〜3年毎に
開催されます。
次回「WRC−07」は、2007年に開催が予定されています。
・CISPR(国際無線障害特別委員会)
無線障害の原因となる各種機器からの不要電波(妨害波)に関し、その
許容値と測定法を国際的に合意することによって国際貿易を促進すること
を目的として1934年に設立されたIEC(国際電気標準会議)の特別
委員会です。
組織的には、IECの特別委員会となっていますが、その地位はIECの
他の専門委員会とは異なり、無線妨害の抑圧に関心をもついくつかの
国際機関も構成員となっています。
また、ITU−R(国際電気通信連合無線通信部門)やICAO
(国際民間航空機関)の要請に応じて無線妨害に関する特別研究を引き
受けるなど、他の国際機関との密接な協力体制がとられています。
CISPRは、一般的に「シスプル」と読みます。
Comite international Special des Perturbations Radioelectriques
(フランス語による標記の略語)
International Special Committee on Radio Interference
(英語標記)
電波利用ホームページ(総務省)
http://www.tele.soumu.go.jp/index.htm
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