IP電話の品質評価
■チェック用語
・MOS値(Mean Opinion Store)
ITU勧告 P.800に定められている、音声通話品質の一般的な主観評価
方法です。
被験者に音声の品質を5段階(1:Bad、2:Poor、3:Fair、
4:Good、5:Excellent)で評価してもらい、その平均値で品質を
表します。
・R値
ITU勧告 G.107に定められている、音声通話品質の客観評価方法です。
音声通話の品質を設計するモデル(E-model)によって計算される品質
尺度で、通話品質を表します。
音声のデジタル化によるひずみや遅延といった品質をパラメータと
して計算式に当てはめて計算します。
ITU勧告 G.109では、通話品質のカテゴリを、R値をもとに5段階に
規定しています。
・PSQM(Perceptual Speech Quality Measure)
ITU勧告 P.861に定められている知覚的会話品質測定手法です。
原音声と劣化音声を入力したときに、両者の信号特微量の差分から
音声の受聴品質を推定する客観評価方法です。
・PESQ(Perceptual Evaluation of Speech Quality)
ITU勧告 P.862に定められています。
PSQMをベースに、パケット損失などに対応するための認知モデルの
改良を施した客観評価方法です。
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