痴呆性高齢者ケア

■チェック用語

・痴呆対応型共同生活介護(グループホーム)
      比較的安定した状態にある痴呆の要介護者が、共同生活を営む住居で
      入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話と機能訓練を
      受けます。

・痴呆性老人自立度
      「痴呆性老人の日常生活自立度判定基準」(平成5年10月厚生省)

      ランクI
          何らかの痴呆を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立
          している。

      ランクII
          日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少
          見られても、誰かが注意していれば自立できる。

          II a
          家庭外で上記II の状態が見られる。
          例)たびたび道に迷うとか、買物や事務、金銭管理などそれまで
              できたことにミスがめだつ等

          II b
          家庭内で上記II の状態が見られる。
          例)服薬管理ができない、電話の応対や訪問者との応対など一人
              で留守番ができない等

      ランクIII
          日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが
          ときどき見られ、介護を必要とする。

          III a
          日中を中心として上記III の状態が見られる。
          例)着替え、食事、排便・排尿が上手にできない・時間がかかる
              やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、
              大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性的異常行為等

          III b
          夜間を中心として上記III の状態が見られる。
          例)ランクIII a に同じ

      ランクIV
          日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に
          見られ、常に介護を必要とする。
          例)ランクIII に同じ

      ランクM
          著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、
          専門医療を必要とする。
          例)せん妄、妄想、興奮、自傷・他害等の精神症状や精神症状に
              起因する問題行動が継続する状態等

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