■チェック用語 ・血液成分製剤 採血した血液を遠心分離することによって成分ごとに分離した 「赤血球製剤」「血小板製剤」「血漿製剤」をいいます。 ・赤血球製剤 慢性貧血、亜急性出血性貧血に使います。 ・血小板製剤 血小板減少等に使います。 有効期間は、採血後72時間以内です。 ・血漿製剤 重症肝障害等に使います。 採血後6時間以内に血漿を分離し、凍結、保存で有効期間は、採血後1年 以内です。 ■補足 血液成分製剤は、全血製剤にかわり大幅に増加してきました。 その理由は、 1)患者が本当に必要な血液の成分のみを輸血する方が、輸血を受ける患者の 循環器系への負担が少ない 2)不必要な成分の輸血による副作用を未然に防ぐことができる 3)特定の成分、特に血小板や血漿を大量に輸血することができる 4)同じ血液から最大三種類の製剤ができるので、貴重な血液をむだなく利用 できる ということからです。[ Index ] [ Home ]