疑義照会
■チェック用語
・疑義照会
処方せんを交付した医師などに処方に関して確認することです。
最近は、薬剤師の処方せんチェック(処方監査)が重要になってきています。
疑義照会は、薬剤師法にも記載されています。
薬剤師法
「第24条 薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方
せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点
を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない」
日本薬剤師会 平成10年度「疑義照会等状況調査」の分析と評価
http://www.nichiyaku.or.jp/news/n991222.html
<医学><システム>
■補足
ヒヤリ・ハットの事例によれば、薬に関わる事故は非常に多いです。
オーダリングによる医薬品の誤選択による死亡事故も発生しているとのことです。
オーダリングについては、それぞれのベンダーがそれぞれ自由にやっている部分が
あって安全基準というものも無い状態だといわれています。
処方オーダーシステムでの薬剤の主なチェック項目をいくつかあげておきます。
1)薬効、規格、剤型の違い
g、mg、倍散(%)の間違い等
2)名称の類似性
頭からの一致性ということでみると、
頭2文字では10%しか識別できず、頭3文字では63%、頭4文字でようやく
93%といわれています。
そのため、検索には3文字以上の入力がすすめられています。
3)重複投与されていれば重複投与の警告を出す
4)投与量のオーバー防止のチェック
5)前回の処方歴の確認
6)子供向け用法・用量
子供向けについては、現在明確な用法・用量というのは、ありません。
厚生労働省では、来年度以降、約100の医薬品を対象に5年計画で子供
向けの用法・用量について検討していくことになっています。
対象はインフルエンザ治療薬、気管支ぜんそくなど小児アレルギーの薬、
抗がん剤などです。
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