ICD
■チェック用語
・ICD(Implantable Cardioverter Defibrillator)
植込み型除細動器。
心室細動、心室頻拍、および徐脈型不整脈を検出、治療するマルチプログラ
ミング可能な装置で、除細動、ペーシングの機能を備えています。
数センチ大の金属の本体とリード線からなっていて、心臓のある左胸の皮下
に植え込みます。
・心臓ペースメーカ
ペースメーカは、心臓のリズムが自分ではうまく作り出せずゆっくりすぎる
人に対して、心臓本来の正常な信号に似た信号を発します。(ペーシング機
能)
体内に植え込みます。
<システム>病院情報システム作業者の労働衛生管理
・徐脈性不整脈(じょみゃくせいふせいみゃく)
心臓のうち方が遅くなる不整脈です。
・ペーシング
心臓のリズムが少し遅いと感知すると、心臓に一定の間隔で弱い電気刺激を
加えることでリズムを整えることです。
■補足
AEDは、体の外から電気ショックを与える器械です。
体の中に植え込むのは、IDC、心臓ペースメーカです。
2004年6月18日に総務省は、電子機器から発する電波が、心臓ペースメーカーと除
細動器(ICD)に与える影響を、万引き防止装置などのEAS機器(電子商品監視機
器)、無線LAN、RFID機器について調査した結果を発表しました。
無線LANについては、1機種の心臓ペースメーカーが利用者に対して影響があり、
厚生労働省の協力を得て、医療機関を通じて注意喚起を行っており、連絡がきてい
ない心臓ペースメーカー利用者については特に危険性はないとのことです。
EAS機器、RFID機器については影響が起こる可能性があることがわかり、総務省で
は機器のそばで立ち止まらない、ハンディ型RFIDのアンテナ部を、装着部位から
22cm以内に近づけない、などの指針を公表しているほか、関係団体で安全性のさら
なる検討を行っていくよう提言しています。
総務省「電波の医用機器等への影響に関する調査結果」(2004月6月18日)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040618_2.html
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