「見えない障害」高次脳機能障害について
■チェック用語
・高次脳機能障害
交通事故などの後遺症で脳に損傷を受け、記憶障害、注意障害、社会的行動
障害などの認知障害等を起こします。
具体的には、「会話がうまくかみ合わない」、「段取りをつけて物事を行う
ことができない」等の症状があげられます。
これらは、日常生活において大きな支障をもたらす場合がありますが、一見
してその症状を認識することが困難であるため、十分な理解が得られていま
せん。
交通事故110番 http://www.jiko110.com/
■補足
「高次脳機能障害」について、厚生労働省は2004年5月、訓練や支援に関する
プログラムと診断基準をまとめました。
この診断基準は、2001年度から03年度にかけて国立身体障害者リハビリテー
ションセンター、支援モデル事業を実施した北海道、千葉県、福岡県など12地域
での研究結果を受けて作成されました。
同省は、プログラムを基に2006年度までに支援体制を確立する予定です。
高次脳機能障害支援モデル事業
国立身体障害者リハビリテーションセンター
http://www.rehab.go.jp/
日経新聞2004年5月25日によると、気付かれにくい「見えない障害」といわれ、定義
もあいまいだった「高次脳機能障害」を負った人は全国で30万人程度いることが、
厚生労働省の推計でわかったそうです。
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