疾病分類について

厚生労働省「疾病、傷害及び死因分類」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/

■チェック用語

・ICD(International Statistical Classification of Diseases and 
      Related Health Problems)
      疾病及び関連保健問題の国際統計分類。
      異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的
      な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界
      保健機関(WHO)が作成した分類です。

・ICD−10
      ICDの第10回目の修正版
      1990年の第43回世界保健総会において採択
      ICD−10の基本分類表は、第1章から第21章で構成されています。

・疾病分類表
      わが国の疾病の状況がわかるように推定患者数を基準にして、大分類、中分
      類及び小分類がそれぞれ独立し、分類表としての形式を統一したものです。
      これまでの統計表やWHOが勧告したリストとの整合性も図られ、さらに、
      大分類、中分類および小分類の関係をはっきりさせるため、中分類には大分
      類のコードが、小分類には中分類のコードが加えられています。
      死因分類の項目と共通性を持たせるようになっています。

・死因分類表
      わが国の死因構造を全体的にみる目的で、基本分類表をもとにWHOのリス
      トを参考にして作成されたものです。
      分類項目の選定にあたっては、死亡数が一定以上認められるもの、死亡数は
      少ないが国民、研究者等にとって関心の高いものを基準とし、死因構造の
      推移がみられるようになっています。
      分類項目は5桁の分類番号を設定し、上2桁をICD−10の章構成に合わ
      せ、3桁目をいくつかの項目を統合した中間分類とし、下2桁を最も細かい
      分類として死因分類を3階層構造としています。

■補足
実際には、次のような分類になっています。

[ICD−10]
      第1章 感染症及び寄生虫症(A00-B99)
      第2章 新生物(C00-D48)
      (以下略)

[疾病分類表]
      大分類 分類名      基本分類コード
      a-0100 感染症及び寄生虫症A00-B99
      a-0101 腸管感染症    A00-A09
      a-0102 結核       A15-A19
      (以下略)
      
      中分類          基本分類コード  大分類コード
      b-0100 感染症及び寄生虫症A00-B99         a-0100
      b-0101 腸管感染症    A00-A09         a-0101
      b-0102 結核       A15-A19         a-0102
      (以下略)
      
      小分類          基本分類コード  中分類コード
      c-0100 感染症及び寄生虫症A00-B99         b-0100
      c-0101 腸管感染症    A00-A09         b-0101
      c-0102 結核       A15-A19         b-0102
      (以下略)

[死因分類表]
      分類名      基本分類コード
      感染症及び寄生虫症A00-B99
      腸管感染症    A00-A09
      結核       A15-A19
      (以下略)

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