わが投資術
市場は誰に微笑むか、コントラリアン、3月のバリュー投資塾、
バリュー投資の二大潮流、「2023年下期のIPO銘柄」音声データ、四季報春号の印象
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ショートコラム(2024年3月)
■四季報春号の印象(2024年3月30日) |
会社四季報春号では、次のような銘柄が散見されました。 ●ここ数年、大幅な増収増益が続いている 果たして、これらの銘柄群は買いなのでしょうか? もし今後も増収増益が続くであろう安定成長株であれば、株価は明らかなミスプライシングです。逆に業績のピークが近づいている景気循環株であれば、株価は将来的な平均回帰を暗示していると言えます。 私見を申し上げると、ミスプライシングにしては数がやや多過ぎるかなというのが正直な印象です。 |
■「2023年下期のIPO銘柄」音声データ(2024年3月26日) |
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3月23日(土)に開催したバリュー投資塾「2023年下期のIPO銘柄」音声データが出来上がりました。 今回はベタなローテク株を中心に、バリバリの成長株からいぶし銀のようなバリュー株までバラエティに富む10社を分析しています。この中から、皆さんのウォッチ銘柄を見つけてみてはいかがでしょうか。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名、電話番号(メール不達など、何かあった際の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座のご案内をいたします。
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■バリュー投資の二大潮流(2024年3月22日) |
バリュー投資には、大きく分けて、グレアム流アプローチとマンガー流アプローチがあります。 ベンジャミン・グレアムを源流とするグレアム流アプローチは、本質価値に対して割安な会社に投資する手法です。何を持って本質価値とするかは時代や投資家によって異なります。 今日の使い手としてモニッシュ・パブライやジョエル・グリーンブラットがあげられます。日本人では清原達郎や重田康光(光通信)もグレアム流に近いです。 チャーリー・マンガーの助言を取り入れ、現在のウォーレン・バフェットも採用しているマンガー流アプローチは、濠を待っている会社を本質価値相当(フェアバリュー)で買い、長期所有する手法です。 アマゾンの長期保有によって大きな成果を手に入れたニック・スリープもマンガー流の使い手です。 個人的にはマンガー流アプローチに憧れを抱くものの、手堅さにおいてグレアム流アプローチに軍配が上がるように感じています。 |
■3月のバリュー投資塾(2024年3月14日) |
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3月23日(土)に開催するバリュー投資塾のテーマは「2023年下期のIPO銘柄」です。 今回はなるべく分かりやすいビジネスを中心に分析します。株価の割安な会社も含まれていることから、新たな投資先として検討されてはいかがでしょうか。 ご参加を希望される方はメールにて、氏名と電話番号(列車が遅れた際など、非常時の連絡に使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 なお申し込みの締め切りを3月20日(水)とさせていただきます。まだ残席がございます。
ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■コントラリアン(2024年3月8日) |
『わが投資術 市場は誰に微笑むか』で述べられている、コントラリアン(逆張り)に対する清原達郎氏のアドバイスが腑に落ちました。 (1)買った後、株価が下がってもくよくよしない。当たり前のことが起こっただけです。 (2)株価が2割とか3割とか上がったぐらいでは売らないでください 私自身も、思い当たる節が大いにあるからです。 株価が下がってくよくよしていた局面は、またとない追加投資のチャンスでした。2割とか3割とかで利益を確定した後、株価が数倍になったことも幾度となくあります。 今度からもっと上手くできるようなりたいものです。 |
■わが投資術 市場は誰に微笑むか(2024年3月4日) |
セミナーにもたびたび来られている、ある勉強熱心な投資家さんから「文句なしにお勧めできる本」としてメールで知らせていただいた『わが投資術 市場は誰に微笑むか』を駆け足で読みました(Mさん、ありがとうございました)。 買い物のついでに、ダメ元で地元の書店に立ち寄ってみたところ、新刊コーナーに一冊だけ置いてあったのです。 本の帯には「新NISA完全対応! すべての投資家のバイブル誕生」なんて書いてありますけど、表現に偽りありでしょう。 新NISAについては少し触れているだけ。万人向けとも言い難く、本気で個別銘柄への投資を志しているバリュー投資家向けのガチな内容です。 最近の軽薄短小な株本にうんざりしていた私にとっては、まさにストライクゾーンでした。これからじっくりと、二巡目の読み込みに入りたいです。 |
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by 角山智