6月の日銀短観、次の不況で買える株、株主優待のコスト、
7月のバリュー投資塾、「光通信の投資銘柄(2023年版)」音声データ、
光通信の投資事例:SANKYO
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ショートコラム(2023年7月)
■光通信の投資事例:SANKYO(2023年7月28日) |
光通信の投資事例として、パチンコ機の大手メーカーであるSANKYO(6417)を取り上げます。 同社は2021年3月期、新型コロナと禁煙化のダブルパンチを受けて、大幅減収減益となりました。株価も大きく値を下げます。 その一方で「技術上の規格解釈基準」の変更により、これまでにないゲーム性を有した、いわゆる新解釈基準機の導入が本格化され、業界団体で定められた撤去期限に沿った旧規則機の計画的な入替が進められるという好材料もありました。 緊急事態宣言が解除され、パチンコ店に客足が戻れば販売台数の回復を見込める状況だったのです。 光通信は2020年11月に大量保有報告書を提出し、2021年に10.24%まで買い増しました。安値を上手に拾っています。 その後、旧規則機の撤去に伴う入替需要の顕在化に加え、パチスロ機のヒットにより株価が上昇に転じた2022年は、特に動きがありませんでした。 今年に入っても動きはなかったものの、6月から少しずつ売っているようです。ROEも2002年3月期以降では最高レベルの15%に達し、さらなる業績拡大余地が乏しくなってきたと判断したのかもしれません。 ●2020年11月9日 大量保有報告書 5.08% ●2021年4月8日 変更報告書 6.09% ●2021年5月24日 変更報告書 7.14% ●2021年8月5日 変更報告書 8.18% ●2021年9月3日 変更報告書 9.20% ●2021年11月11日 変更報告書 10.21% ●2021年11月29日 変更報告書 10.24% ●2023年6月19日 変更報告書 9.20% ●2023年7月26日 変更報告書 8.19% 逆張り長期投資のお手本のような事例で、ファンダメンタル、テクニカルとも完璧に近いです。実際にどんな人が運用しているのか、とても気になりました。 なお手前味噌ながら、当方の銘柄分析レポート2021年3月号「イメージの悪い会社」でもSANKYOを紹介しています。 【SANKYO 株価チャート(週足)】 【SANKYO 業績推移】 |
■「光通信の投資銘柄(2023年版)」音声データ(2023年7月26日) |
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7月22日(土)に開催したバリュー投資塾「光通信の投資銘柄(2023年版)」音声データが出来上がりました。 今回はセミナーテキストと資料の解説に加えて、銘柄研究会的な要素も含まれた、盛りだくさんな音声データとなっています。 セミナーテキストの6業種10銘柄以外にも、光通信の投資している銘柄がポンポン飛び出します。割安な小型株に興味をお持ちの方には、楽しんでいただける内容です。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名、電話番号(メール不達など、何かあった際の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座のご案内をいたします。
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■7月のバリュー投資塾(2023年7月16日) |
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7月22日(土)に開催するバリュー投資塾のテーマは「光通信の投資銘柄(2023年版)」です。このテーマに関しては、2021年5月以来、3回目の開催となります。 短期のパフォーマンスを問われ回転売買を繰り返す傾向にある株式投信に対して、余剰資金の長期投資を可能としている光通信の投資手法は、私たち個人投資家にとっても良きお手本です。 また私自身も実践していて感じることですけど、光通信の投資銘柄を調べてみて「なぜ、この会社に投資を行っているのか」思いを巡らすこと自体が勉強になります。 今回のセミナーでは光通信が投資を行っている6業種10社の銘柄分析を試みます。本腰を入れてファンダメンタル分析に取り組みたい方のご参加をお待ちしております。 ご参加を希望される方はメールにて、氏名と電話番号(列車が遅れた際など、非常時の連絡に使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 なお申し込みの締め切りを7月19日(水)とさせていただきます。まだ残席がございます。
ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■株主優待のコスト(2023年7月10日) |
ブロードリーフ(3673)の決算説明会資料に株主優待のコストが明示されています(下図)。 株主優待の廃止により255百万円のコスト削減となり、営業赤字が737百万円から536万円に改善しました。 売上高は13,833百万円(2022年12月期)に付き、その1.8%を株主優待のコストが占めていた計算になります。 同社に限らず、事業規模のさほど大きくない会社にとって、株主優待のコストは相当に負担になっていると想定され、その割を食っているのは大株主です。 近年、株主優待の廃止を受けて株価の急落するケースも少なくないようですけど、私にはむしろ好材料のように思えてきました。 |
■次の不況で買える株(2023年7月6日) |
次の不況までに、下記のような会社をいくつ見つけられるかをテーマとして、銘柄分析に取り組んでいます。 ●株という株が売られたとき、嬉々として安値を買える そのためには、目先の業績云々より、会社自体の本質的な強みを理解することが肝要です。しかしながら、この手の定性分析は骨の折れる作業で、時間もかかります。 少しずつ、進めていきたいです。 |
■6月の日銀短観(2023年7月3日) |
本日、6月の日銀短観が公表されました。個人的に重視している「業容判断の推移」における製造業の大企業(=上場企業)のグラフは上向きに転じています。 もっとも「経済統計が良いから、株を買おう」と考えるか否かは、投資家それぞれの流儀次第です。皆さんはどちらでしょうか。 ちなみに私がかつて務めていた会社のオーナー社長(2つの会社を経営する資本家)の口ぐせは「投資は不況でやるもんや」でした。 |
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