夏期講座、オーナー経営、ほんぼん
VS 苦労人、
勝ち逃げできないマーケット、今、マーケットで起きていること、
夏期講座の音声CD、勝ち逃げ、JASDAQ平均、スルガ・ショック
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ショートコラム(2018年8月)
■スルガ・ショック(2018年8月28日) |
AREA dot.にスルガ・ショックについての記事が出ていました。 個人的には、スルガ銀行だけの問題で済まないような気がします。程度の差こそあれ、この手のローンで潤っていた銀行も少なくないからです。 さらに、一部の不動産業者だけの問題では終わらないと思います。この分野の裾野は広く、建築資材メーカーや卸、地場の工務店、職人の出入りする店など、影響は計り知れません。 やがて訪れるであろう次の不況で、そういった問題が一気に表面化する恐れがあります。株式投資家にとっても、他人事ではないのです。 不動産にしろ株にしろ、総悲観のどん底を拾える会社や個人が富を築けるのでしょうね。願わくば、投げ売りさせられるより、安値で仕込める側に回りたいものです。 |
■JASDAQ平均(2018年8月26日) |
中小型株を好む、個人投資家のパフォーマンスや心情を端的に表している株価指数があります。JASDAQ平均です。 この指数を見る限り、今年に関しては、真摯な姿勢で株式投資に取り組まれている方も苦戦しているのではないでしょうか。 足元の局面も難しいです。順張りのポジショントレーダーが、すぐさま買い出動できるチャートではありません。逆張りの長期投資家が本腰を入れて買い進めようにも、株価水準自体が高く、まだ時期尚早です。 当面は様子見でもいいような気がします。投資資金とモチベーションの消耗を防ぎつつ、知識を補充して、次の投資チャンスに備えたいですね。 |
■勝ち逃げ(2018年8月20日) |
先日『株式上達セミナー』を読み返していて、思わずニヤリとした記述がありました。 トーナメントの上位に進出しないうちに勝ち逃げするのである 実は、私も同じことを考えていたからです。相場では、多くの個人投資家が退場させられる局面で勝ち逃げするのが賢明かもしれません。なぜなら、その後は海千山千のセミプロクラスしか残っておらず、勝ちにくくなるからです。 スポーツであれば、そんな相手の胸を借りるのも意義のあることでしょう。しかしマネーゲームにおいては、分の悪い戦いは避けるべきです。自分の有利な状況でのみ参加することが、マーケットで長生きする秘訣でしょうか。 |
■夏期講座の音声CD(2018年8月18日) |
夏期講座の音声CDが出来上がりました。今回は、基礎編と実践編に分けたこともあり、それぞれについて徹底的にやりました。 それゆえ、まず基本を押さえたい方には基礎編「株式投資のセオリー」、個別銘柄分析を極めたい方には実践編「3業種6銘柄の比較分析」、というニーズに応じたものができたと自負しています。 ちなみに、おすすめは基礎編「株式投資のセオリー」です。普段のバリュー投資塾で、この内容をまとめてお話しすることはまずありません。本CDでは、ファンダメンタル分析やテクニカル分析の基本に加えて、金融期間よりの視点でなく、あくまで個人投資家として厳しいマーケットを生きていくためにはどうすべきかについて力説しました。今年の相場で苦戦しているベテランの方にも、ぜひ聞いていただきたいです。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 |
■今、マーケットで起きていること(2018年8月14日) |
ここに来て、FRBの金融引き締めが効いてきました。あらゆる質の劣る資産より、投資資金が引き上げられています。 トルコリラなど新興国の通貨が暴落しているのも、マザーズ指数が激下げしているのも、根元は同じような気がしてきました。 決して対岸の火事とは思わず、マイポートフォリオに投機的な銘柄が含まれていないか、再点検しておきたいものです。明日は我が身かもしれません。 |
■勝ち逃げできないマーケット(2018年8月11日) |
昨年、株で1000万円を儲けた(含み益を得た)投資家がいたとしましょう。しかし、そのまま帰してくれないのがマーケットです。 1000万円のうち、700万円を懐に入れられるだけで御の字。そこを「何とか1000万円まで戻そう」と欲張れば、700万円が500万円になり、やがて300万円になり、最後に一発逆転を狙い全てを失ってしまうという悲劇が今まで繰り返されています。 こんな自分が、相場で少しでもお金を増やすことができたのだからラッキーと考えたいものです。ほんのささやかな利益でも、「勝ち」であることに違いはありません。 |
■ほんぼん VS 苦労人(2018年8月8日) |
8月12日開催の夏期講座「実践編:3業種6銘柄の比較分析」のセミナーテキストより、Lib Workとグランディーズの定性面の比較分析を抜き出してみました。 九州で事業を展開している、個性的で勢いのある会社として、注目されている方も多いのではないでしょうか。 定量面では、注文住宅と建売住宅というビジネスモデルの違いから、BSやCFに大きな相違が見られます。興味をお持ちの方は、両社の決算書を見比べてみてください(セミナー当日も、決算書の比較分析を行います)。 一方、定性面では経営者の生い立ちが対照的です。 この2社に関しては、どちらの社長を応援したいかがポイントとなるような気がします。個人的には苦労人を応援したいところですが、会社を大きく成長させるのは旧態依然とした商慣行に「おかしい」と意義を唱えられる業界に染まっていない人物であることも事実。 調査を進めながら、どちらに軍配を上げるべきか、本当に悩みました。欲張って「両社とも」という手もありそうです。 |
■オーナー経営(2018年8月7日) |
ダイヤモンドオンラインの記事「創業経営者の後継として、「東大出身のナンバー2」と「いかにもボンボンな二代目」のどちらが最適か?」に長期投資家であれば、誰しもが身をもって感じているであろう結果がグラフ化されています(下図)。 ご覧のとおり、サラリーマン社長の経営する会社より、オーナー社長の経営する会社の株価パフォーマンスが良好です。 私自身も銘柄選択の際は「オーナー経営で、社長がやり手であること」を重視しています。ここで問題になるのは、既に創業者が退き、二代目のボンボン社長にバトンタッチされている企業でしょう。ボンボンが会社をダメにしてしまうのではないかという懸念が常につきまとうのですが、意外にも(失礼)上手く経営されているケースが多いようです。 その理由について、ひふみ投信の藤野英人氏は「創業家だと無意識のうちに目線が長期になっているからではないか」と述べられています。言われてみれば「なるほど」でしょうか。 投資家サイドから見て、オーナー経営のメリットは、経営者と株主の利害がほぼ一致する点です。そういう意味でも引き続き「社長=大株主」の会社に注目していきたいと思っています。 |
■夏期講座(2018年8月2日) |
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8月のバリュー投資塾として、以前からやってみたかった「バリュー株合宿」的な講座を開催することにしました。2日間コースにて、株式投資の基本から実践的な銘柄分析まで、みっちりやるつもりです(1日のみの受講もOKです)。 8月11日の「基礎編:株式投資のセオリー」では、私が普段お話ししているとき、頭の中にある前提条件を中心に解説します。いわゆる暗黙知を少しでも出せればいいなと思っています。とりわけ、世間では常識とされていながら「それを信じるといいカモになってしまう」という部分を力説したいです。投資を始めて間もない他にはぜひとも聞いていただきたいですし、ベテランの方も新たな気づきを得られるのではないかと自負しています。 8月12日の「実践編:3業種6銘柄の比較分析」では、銘柄分析の極意である比較分析を行います。企業の「強み(競争優位)」は業界内における相対的な優劣であるため、同業他社と見比べなければ意味がありません。セミナー当日は、この比較分析のプロセスを皆さんにも一緒に体験していただきます。私自身のルーチンワークに関して、少しでも可視化(見える化)できるよう、準備を進めていきます。 ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 なお、お申込み締め切りを8月8日(水)とさせていただきます。まだ十分に残席がございます。 ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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by 角山智