断捨離と損切り株の儲けは我慢料マイクロキャップ
邱永漢氏の金言マイクロキャップのリターンブロンコビリーの業績下方修正
パブロフの犬CAPEレシオが30超えJMCの業績下方修正
「マイクロキャップ」音声CD

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ショートコラム(2017年7月)

■「マイクロキャップ」音声CD(2017年7月28日)

7月のバリュー投資塾「マイクロキャップ」の音声CDを販売します。

参戦する投資家が少なく、株価形成に非効率さが残っており、個人投資家にとって魅力的な投資対象であるマイクロキャップ(超小型株)への投資に際して、選び方、売買、銘柄分析まで網羅した内容となっています。

ご購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

「マイクロキャップ」音声CD
セット内容

CD1枚組(約226分)、テキスト・資料付き、2017年7月22日収録

音声を収録しています。映像は含まれておりません。なお、私のセミナーはプロジェクターを使用しないアナログ方式につき、音声のみでも分かる内容です。

受講料

銀行振込 26,400円

着金確認後、最寄りの郵便局より郵送します。郵送以外での送付を希望される場合、送料は実費をいただきます。

内容

マイクロキャップ(超小型株)への投資について解説します。

テキスト
概要

第1部 投資対象としてのマイクロキャップ
1−1 マイクロキャップとは
1−2 マイクロキャップの特徴
1−3 マイクロキャップのリターン
1−4 マイクロキャップのリスク
1−5 ベンジャミン・グレアムの金言

第2部 マイクロキャップの選び方
2−1 会社四季報通読
2−2 スクリーニング
2−3 株式投信月報・運用報告書

第3部 マイクロキャップの売買
3−1 不人気を買い、人気を売る
3−2 保ち合い上放れ
3−3 上昇トレンドの押し目
3−4 出来高を伴う急騰
3−5 売りの枯れた局面での逆張り

第4部 マイクロキャップの銘柄分析
4−1 サービス業A社
4−2 不動産業B社
4−3 不動産業C社
4−4 製造業D社
4−5 サービス業E社
4−6 小売業F社
4−7 製造業G社


■JMCの業績下方修正(2017年7月25日)

JMC(5705)が業績下方修正を発表しました。同社は2016年にIPOを行った新顔で、試作品の受託製造を請け負っている会社です。

業種的には私の守備範囲外ですが、プロデビューを果たしながらもボクサーとして大成できず、世間を見返してやりたいというハングリー精神に満ちている渡邊大知社長に興味を持ち、気になっていた銘柄です。

【第2四半期】

 
  売上高 
 営業利益
 経常利益
 純利益
1株益
前回発表予想
850
73
77
51
19.92
今回修正予想
717
3
9
4
1.65

【通期】

 
  売上高 
 営業利益
 経常利益
 純利益
1株益
前回発表予想
1,873
221
224
150
57.69
今回修正予想
1,692
10
15
10
4.21

主な理由は次のとおりです。

●3Dプリンタ出力事業では、3Dプリンター装置の普及に伴う各社の試作品内製化等の需要動向、医療分野における誤接続防止コネクタの国際規格改定に伴う試作・開発の手控え等の影響を売上高予想に反映できなかった

●鋳造事業では、競争力不足による失注や受注減、製造の不具合から再作を発生させてしまった機会損失等により、売上高予想どおりの受注獲得ができなかった

ボクシングに例えれば、相手の強烈なパンチを受けて、最初のダウンを喫した状況でしょうか。渡邊選手が10カウント以内に立ち上がれるのか、そしてどう反撃に転じるのか、今後に注目したいです。

JMC株価チャート(日足)


■CAPEレシオが30超え(2017年7月19日)

CAPEレシオがついに30を超えてしまいました。この指標で見る限り、米国株は超割高な水準にあるといえます。

しかしながら、CAPEレシオの発案者であり、2013年にノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授は、この件に関してあまり歯切れがよくありません。

出演したCNBCにて「米国株はさらに50%も上がる」と受け取られかねない発言をして、物議を醸しだしました。

CAPEは現在約30倍だ。1990年代を思い出すと、2000年までに30倍から45倍まで上昇し、これは50%の上げに相当する。 同じようなことが再び起こりうる

もし、近々に米国株が天井を付けるようなことがあれば、バブルの歴史の一ページとして、この言葉が未来永劫に語り継がれそうです。

CAPEレシオ


■パブロフの犬(2017年7月18日)

寄り付き前、前日の場が引けてから何らかの好材料の発表された小型株の板を見ることがあります。すると、普段の出来高からは考えられない大量の成行買い注文が入っていることが多いです。

まるでパブロフの犬にみたいに、サプライズに後から飛びついて、果たして儲かるのでしょうか。最近、その傾向にますます拍車がかかっているように思えました。

とりわけ小型株は、ほとんど注目されておらず、株価の動いていないときに指値でコツコツ買い集めるのがセオリーのはずですが・・・。


■ブロンコビリーの業績下方修正(2017年7月15日)

ステーキレストランを展開しているブロンコビリー(3091)が業績下方修正を発表しました。消費者の節約志向が想定より高まり、既存店が苦戦を強いられたためです。

【第2四半期】

 
  売上高 
 営業利益
 経常利益
 純利益
1株益
前回発表予想
9,880
1,465
1,500
1,015
67.35
今回修正予想
9,451
1,081
1,116
763
50.67

【通期】

 
  売上高 
 営業利益
 経常利益
 純利益
1株益
前回発表予想
20,500
3,080
3,150
2,200
145.98
今回修正予想
20,000
2,680
2,750
1,910
126.74

同社は外食チェーンの中では客単価が高く「ちょっと贅沢したいとき」に行く店です。よって景気の動向をストレートの反映する傾向にあり、個人的にも注目している業態です。

政府は景気が良いと主張したいみたいですけど、ここの決算を見る限り、先行きには予断を許さないように思えました。


■マイクロキャップのリターン(2017年7月12日)

下のグラフは、日興株式スタイルインデックス(2016年末で提供終了)の累積リターンです。

マイクロキャップ(超小型株)が突出しており、しかも日経平均が3万9千円の高値を付けた1989年末を大幅に上回っています。「失われた20年」とは、いったい何だったのでしょうか。

1979年末に100万円を投資した場合、2016年10月末では次のとおりです。

●大型株・・・462万円
●中型株・・・561万円
●小型株・・・751万円
●マイクロキャップ・・・2,113万円

ちなみに、機関投資家はマイクロキャップへの投資がほとんどできないそうです。ある意味で、かわいそうな人たちですね。

日興株式スタイルインデックス


■邱永漢氏の金言(2017年7月11日)

邱永漢氏のコラム「株で儲けるのはとても難しいんですよ」の文言が心に刺さりました。

上場会社の社長さんは自分の持っている株を売るに売れません。どんなに安くなっても投げるに投げられないし、どんなに高くなっても自分の会社の株で鞘を抜くわけには行きません。

その代わり自分のやっている事業をよくするために全力をあげなければいけません。そういう社長のいる会社を探がし出して来て、その会社の社長さんの真似をすればいいのです。

あなたにたったそれだけの根気と辛抱強さがありますか。株が下がってあわてふためく人にそんなことができるわけがありませんよ。

今後、私がやりたいのは「この社長に投資したい」という会社を数社見つけ、次の弱気相場で思い切った買いを入れて、長期的に保有することです。

そのために会社四季報を通読する、企業のIRページで資料を閲覧する、社長の経歴を調べる、必要であれば店舗などの現地視察を行うという地道な調査を繰り返しています。

株を買ってからはもちろんですけど、株を買う前にも根気と辛抱強さが必要です。


■マイクロキャップ(2017年7月8日)

ハワード・マークスの著書『投資で一番大切な20の教え』より引用します。

資産運用の世界でキャリアを積み重ねてきた私にとって大きな転換点になったのは、「市場の効率性という概念には妥当性があるから、どちらかというと非効率な市場、つまり努力とスキルが一番報われるであろう場所に的を絞るべきだ」と思い至ったときである。

現に、著書の創業したオークツリー・キャピタルはディストレスト・デット(不良債権)やハイ・イールド債で成功を収めました。

では、私たち個人投資家にとって、努力とスキルが一番報われる場所はどこでしょうか?

それは、時価総額300億円未満のマイクロキャップ(超小型株)です。アナリストがほとんどフォローせず、機関投資家の投資対象になりにくいマイクロキャップは、株価形成が非効率になりがちです。ここに労力を集中させれば、株価のミスプライシングを発見できる可能性も高いといえます。

7月のバリュー投資塾では、私自身の得意分野でもあるマイクロキャップへの投資について取り上げます。

ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

7月のテーマは「マイクロキャップ」です
日時・場所

2017年7月22日(土) 10:30〜16:50 東京・大井町 きゅりあん

2017年7月29日(土) 10:30〜16:50 大阪・天満橋 エル・おおさか

人数

少人数制(10名様程度まで)

受講料

銀行振込 25,920円 当日現金 28,000円

3日前までのキャンセルは返金いたします。それ以後のキャンセルは次回以降の受講に振替させていただきます。

内容

マイクロキャップ(超小型株)への投資について解説します。

テキスト
概要

第1部 投資対象としてのマイクロキャップ
1−1 マイクロキャップとは
1−2 マイクロキャップの特徴
1−3 マイクロキャップのリターン
1−4 マイクロキャップのリスク
1−5 ベンジャミン・グレアムの金言

第2部 マイクロキャップの選び方
2−1 会社四季報通読
2−2 スクリーニング
2−3 株式投信月報・運用報告書

第3部 マイクロキャップの売買
3−1 不人気を買い、人気を売る
3−2 保ち合い上放れ
3−3 上昇トレンドの押し目
3−4 出来高を伴う急騰
3−5 売りの枯れた局面での逆張り

第4部 マイクロキャップの銘柄分析
4−1 サービス業A社
4−2 不動産業B社
4−3 不動産業C社
4−4 製造業D社
4−5 サービス業E社
4−6 小売業F社
4−7 製造業G社


■株の儲けは我慢料(2017年7月4日)

株というものは、安値を待っているときに限り、そう簡単に下がらないものです。さんざん待たされ、やっと指値が通ります。

ところが、嬉々としていたのも束の間、今度は下げ止まりません。買った途端、含み損に苦しめられ、買値に戻るまで針のむしろに座らされ続けます。

このように年がら年中、我慢を強いられるのが投資家の宿命です。

株の儲けは我慢料とはよく言ったものですが、おそらく一番高い我慢量を払っているのはバリュー投資家でしょう。道理で同業者も少ないはずです。


■断捨離と損切り(2017年7月3日)

雑然としている部屋の中をスッキリさせるべく、断捨離を実践中です。しかし、持ち物をなかなか処分できずに困っています。もう活用することはないと分かっていても、次の類を思い切って捨てられません。

●昔、定期購読していた雑誌
●かつて趣味にしていた模型(未完成)や工具
●学生時代に撮影した写真
●社員旅行などの写真
●音楽やゲームのCD

どうやら人間は、いったん保有したものを手放したくないという、悲しい性を持っているようです。ゆえに、断捨離と損切りには共通点があります。

●断捨離と損切りができなければ、ガラクタに囲まれて生活せざるを得ない
●慣れれば容易に実行できる。だが、習慣にするまでが難しい

とにかく、少しずつでも、保有している価値のない物品をなくしていこうと思っています。モノには保管コストがかかることを忘れないようにしたいです。



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