冬のセミナーCD半額キャンペーン、ペット銘柄、手書きのチャート、
武田薬品工業の株価が割安な理由、新春セミナーのテーマを決めました、
儲けたお金の半分はマーケットから引き上げろ、2001年から2004年までの日経平均株価、
景気局面と経済統計、有終の美を飾ってこそ成功者
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ショートコラム(2009年12月)
■有終の美を飾ってこそ成功者(2009年12月30日) |
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今読んでいる『脱アマ相場師列伝』のはじがきに興味深いことが書いてありました。 『私は株で200万ドル儲けた』の著者、ニコラス・ダーバスについてです。晩年、ロンドンの下町で落ちぶれた姿が目撃されたのを最後に消息不明になったとか。 リバモアも自殺していますし、一時的な大成功を収めても、長続きしないケースがほとんどです。 最近では、日本中が投資ブームに沸いた2005年末にも「小金持ち」となった個人投資家が次々と表れました。ところが、大半のカリスマ投資家はすでにネット上から姿を消しています。 さえないパフォーマンスの年もありますし、一時的なスランプに陥ることもあります。でも、有終の美を飾ることができれば、それでいいのではないでしょうか。 |
■景気局面と経済統計(2009年12月26日) |
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「第2回 個別銘柄研究会」のテキストから面白いグラフが出てきました。FFレートとISM製造業景況指数を組み合わせたものです。 グラフより、だいたいの景気局面を判断することができます(数字はグラフ上では丸付き数字)。 1.回復期 2007年は景気循環株から資金を引き上げる時期であったことも分かったはずです。 このように、複数の指標を組合せ、時系列で追っていけば「おおまかには、この辺りかな」という判断ができます。毎月の発表に一喜一憂せず、大きな流れを見るようにしてください。 |
■2001年から2004年までの日経平均株価(2009年12月22日) |
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下のチャートは、2001年から2004年までの日経平均株価です。 2000年にITバブルが崩壊してから、株価は3年あまりも下げ続けました。下げの途中では「もう底打ちだ」とぬか喜びさせられる局面が何度かあったものです。 2001年は、春先のリバウンドで底打ちの気配を感じました。ところが、秋口にまさかの「1万円割れ」を起こします。 翌2002年の年明けにも、日経平均は再び1万円を切ったものの、その後に急騰します。このときは、誰しもが「今度こそ戻る」と期待したものです。しかしながら、その後、株価は非情にも1万円を大きく割り込みます。 2003年になっても株価は下げ止まりません。4月に7千円台で、やっと大底をつけます。11月には、またまた1万円を割り、ヒヤッとさせられる場面もあったのです。 今が、2002年末に相当するのか、2003年末なのかは、過ぎ去ってみないとわかりません。ただ、経験則からは「下げ相場は思っている以上に長い」といえます。そして「下げ相場を乗り切った後の果実は、予想以上に大きい」ことも事実です。 |
■儲けたお金の半分はマーケットから引き上げろ(2009年12月18日) |
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実際に儲けている投資家の著書には、学者や市場関係者の本とはまったく違うアドバイスがのっていることがあります。 リバモアとダーバスは「儲けたお金の半分はマーケットから引き上げろ」と口を揃えています。立花氏の著書にも「5千万円を越した分は国債と定期預金、それに定額預金にしました」という記述があります。 強気相場の後には、ほぼ間違いなく弱気相場がやってきますから、これは理にかなっています。 もし、多くの個人投資家が2005年末にこのアドバイスを聞き入れておれば、2006年以降に大火傷を負わなかったかもしれません。そういう私も、株本の印税をつぎ込んでしまったのですが(苦笑)。 昨日、今までの儲けを計算したみたところ、まだ3千万円近く残っていました。先人のアドバイスに従い、半分を現金化すべきかどうか思案しています。 |
■新春セミナーのテーマを決めました(2009年12月16日) |
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新春セミナーのテーマを決めました。昨年の割安成長株セミナーに続いて、成長株について取り上げることにします。 今回は、内容的にも一歩踏み込み、成長化投資の落とし穴や成長株と間違いやすい景気循環株との違いについても取り上げることにしました。 ミニ実習では、みなさんに「2010年の有望銘柄」を発表してもらおうと思っています。 ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 ご注意:一部でケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■武田薬品工業の株価が割安な理由(2009年12月15日) |
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久しぶりに、個別銘柄の話題といきましょう。先日のバリュー投資演習セミナーで取り上げた武田薬品工業についてです。 同社は、スクリーニングにも引っ掛かるようになりました。株価3,710円(12/15終値)に対するバリュエーションは次のとおりです。
株価は、2003年安値より値下がりして、1998年の水準まで戻っています。 問題は「なぜ、ここまで割安か」です。売られている理由を把握せず、安易に飛びつけば、痛い目にあうかもしれません。 そのためには、収益構造を確認しておく必要があります。下図は、武田の売上高に占める主力商品の割合ですが、4つの大型薬で7割を占めています。 ところが、4つの大型薬とも相次いで特許切れになります。米国では、特許切れになればジェネリック医薬品に切り替わるため、売上が激減するのは目に見えています。
収益の落ち込みをカバーできるような大型新薬の開発は進んでいません。マーケットでは、このような状況を見越して売られているのです(それでも、逆張り的に買い向かうかどうかは各投資家の判断になります)。 ちなみに、会社四季報には「配当は極力維持」とのコメントが掲載されました。裏を返せば「確約はできない」ということです。 |
■手書きのチャート(2009年12月10日) |
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林輝太郎氏の本(株式成功実践論など)には「チャートは大きなグラフ用紙に手書きするよう」書いてあります。 「物は試し」ということで700mm×1000mmのグラフ用紙に10年間の月足(ローソク足)を描いてみたところ、とても見やすく、重宝しています。 この作業をもっと早く行っていれば、2008年10月の雪崩相場を買い向かうような愚は犯さなかったはずです。グラフ用紙の中で、1か月に100mmも下がる相場は、まさに「落ちるナイフ」そのものだからです。 PC上のチャートでは、このような相場でも小さくデフォルメされてしまいます。リアルな恐怖感が伝わってきません。 難点は手間の掛かることですが、ちょっとずつ揃えていこうと思います。少なくとも、ウォッチ銘柄については常備したいです。 |
■ペット銘柄(2009年12月7日) |
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『私は株で200万ドル儲けた』に興味深いことが書いてありました。 初心者時代、著者のニコラス・ダーバスが最も損をしたのは「ペット銘柄」だったそうです。愛着を持ち、明けても暮れてもその長所を数え上げているうち、損失額が膨れ上がっていきました。 多くの個人投資家も「ペット銘柄」を飼っています。オフ会にて、自分のペットをけなされ(懸念材料を示され)、顔を真っ赤にして怒った人を知っています。 やがて、懸念は的中しました。聞く耳を持たなかった彼はどうしているのでしょうか。 |
■冬のセミナーCD半額キャンペーン(2009年12月2日) |
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マーケットでは、割安な銘柄が増えてきました。個人的には、今年3月に次ぐ投資チャンス再来だと思っています。 そんな中、今年もセミナーCD半額キャンペーンを行います。ぜひとも、この機会をご活用くださいませ! 期間は本日より12月末まで、対象となるのは次のCDです。 購入を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。
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by 角山智