其之陸拾陸　大猿②

大猿はホントに謎が多すぎる・・・。

今回は、大猿化したサイヤ人が、通常時に戻るには？という謎である。

まず、作中で出てきた、大猿化から通常時へ戻るシーンを並べてみよう

・シッポを切る
・月を消す

実は、おおまかには、この二つだけなのである。

単純明快なのだが、ここで思う謎は、悟空や悟飯ではなく、ベジータらが
まだ、フリーザ一味だったころのこと。

ベジータら、サイヤ人は、フリーザら宇宙人に、惑星を売っていた。

商品は「惑星」ということになる。

そして、星を売るには、まず、星を仕入れなければならない。

その星を仕入れるためサイヤ人は、宇宙中の星を攻めて、制圧していた。

売る星は、環境が良かったり、美しければ、高い値で売れるらしい。

そして、高く売るためには、その星々を極力、破壊しないようにしていたと思う。
　

しかし、宇宙は広い。中には、手ごわい宇宙人もいたはず。

そこで、戦闘民族というサイヤ人特有の大猿化を必要とすることもあった。

というより、悟空のような、下級戦士でも大猿に変身すれば、楽に制圧できる

と地球に送り込まれたわけだから、このようなケースは多々、あると思われる。

そして、いざ、大猿化し、制圧したあとのサイヤ人は、

ベジータの「パワーボール」のように限られたサイヤ人だけに

人為的に月を作り出せるらしいのだが、

しかし、限られたサイヤ人、いわく、ベジータレベルのサイヤ人は、

ベジータは惑星ベジータから名をもらうほどの超エリートだし、

ましてや、王子なのだ。

ナメック星人のように、はっきりと、戦闘タイプ、頭脳タイプと、分かれているのならば

問題はないのだが、サイヤ人は単に戦闘民族なだけであり、特殊な能力はない。

上記で述べたように惑星、制圧後の大猿サイヤ人が、通常時に戻る方法、

「シッポを切る」は、例えば、制圧後、また、違う星に攻めることになる。

そのとき、シッポがないという事実は、かなりマイナス要素だと思う。

シッポが生えるまで、休むというのも考えられるが、作中から見るにシッポが再生するには

最低でも一年は要している。となると、一年も休むということはないと思われる。

この一年は、大猿化しなくても制圧できる星を攻めるといった具合になるのであろうか。

そして、「月を消す」だが、惑星の価値が高ければ高いほど、売値も高くなる

ということから、制圧した星の月を消すというのも、

最後にあがるのが、月（満月）じゃなくなる、朝まで、待って、

自然に変身が解けるということが考えられるが、宇宙には様々な星がある。

地球のような星では、この方法は有効であるのだが、

例えば、ヤコンの住む星、闇の暗黒星などでは、そういうわけにもいかなくなる。

こういった星の場合で、通常時に戻るには、必ず「パワーボール」を作れる

サイヤ人を同行するということなのだろうか。

検証すれば、するほど、新たなる謎が浮かび、わからないのだ。

精神と時の部屋②
　精神と時の部屋を体験した悟空についての謎
　