対象 |
項目 |
注釈 |
配点 |
色 |
集中力、又は澄み具合 |
清く鮮やかに充実した黄金色。 |
5/5 |
香り |
集中力 |
”インパクト”が若干薄いか。 |
4/5 |
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持続性 |
やや短い。 |
4/5 |
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熟成度 |
心地良く熟れたまとまりが見事。 |
4/5 |
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カテゴリー別完成度 |
”ヴェスパイオーラ種”最高レベルのパフォーマンス。 |
5/5 |
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バランス |
輝いた色合い、豊かなテイストと裏腹に青い香りが漂う。 |
9/10 |
テイスト |
集中力 |
鮮烈に広がる充実した内容。 |
5/5 |
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持続性 |
見事に広がりながら続く。 |
5/5 |
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熟成度 |
しっかりとした酸味の残留具合が最高。 |
5/5 |
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カテゴリー別完成度 |
集中し、パワフルな印象が稀なまとまりを見せてくれる。 |
5/5 |
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ボディ |
充分な油分に繊細な感触が心地良い。 |
9/10 |
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後味 |
”ワイン本来”の醍醐味が見事に感じられる。 |
10/10 |
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バランス |
印象的な熟しながらも青い果実系の酸味と、軽いカビ臭が招く存在感、ダイナミックなボディのマッチが最高。 |
10/10 |
総合 |
バランス |
全体の調和が実に巧みな一本。 |
9/10 |
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質と価格のバランス |
375ml瓶”約48ユーロ”と高価だが、その出来栄えや希少価値を考慮すると妥当。 |
4/5 |
結果 |
コメント |
今回は、イタリア・デザート・ワイン史に”伝説的”に輝く銘”貴腐”ワイン「アチニノービリ」の登場。ブレガンツエ地区独特の古典的品種”ヴェスパイオーラ”種中心に仕上げられる一本だが、そのダイナミックに語り付ける印象の強さや、十二分にエレガントな仕上がり、パワフルに長々と続きゆく心地良い後味など、テイスト関連の採点においては”ほぼ”完璧。薄く個性に欠けた”香り”におけるマイナス点が残念なところだが、コレは品種の存在を考慮すると意外と当然。1400本という数の少なさのために見つけるのはそう簡単でないですが、もし出合った際には飛びついてすら頂きたい位お薦めできる数少ないワインのうちの一本。 |
93/100 |