21`06/12(土) -21:01- 先日、PS2「忍道 戒」をクリアしました。
と言う事で、今回は忍者になって様々な任務をこなす忍者アクションゲームです。 当時、CMを見て面白そうだと思ったけど、すぐに買う程でも無かったので、半額以下になったら買おうとリストにだけ入れておいて、Amazonのセールで新品が半額になっていたのを購入。 そのまま積んでいたものを、せっかく半額とは言え新品で勝ったゲームだから勿体無いと、ようやくプレイしました(^^; さて、内容の方ですが、戦国時代の架空の土地宇高多(うたかた)を舞台に、宇高多を治める一条家、隣国の赤目家、阿無璃他教の教祖貞女と言う三勢力が、宇高多の覇権を巡り対立。 忍者として裏の仕事を各勢力から請け負いながら、自らの失った過去を取り戻すべく、魂の欠片を集めて行きます。 最初は、ステルス系のゲームだと思っていたんですが、遊んでみると違いました。 一応、アイテムで敵を気絶させる事は出来ますが、他のステルスゲームのように無力化してどこかに隠すと言う事は出来ず、完全に無力化する手段はひとつだけ。 殺す事です。 そう、ステルスゲームと言うよりも、サイレントキルゲームと言った方が正しかった(^^; 気付かれずに背後を取れば、血祀(ちまつり)殺法で即死させられます。 血祀の為にステルスに徹するだけで、ステルス自体はそこまで重要では無い。 普通に戦って倒したり、一度逃げてこちらを見失った敵の背後を取って血祀、アイテムなどで気絶させて血祀と、結果的に敵を倒しさえすれば、口封じに成功した事になりステルス成立。 敵対してしまった勢力にバレないので、御蓮(信頼度)を下げずに済みます。 任務内容やステージはそこそこバリエーション豊富で、すぐに飽きが来る事はありません。 ただ、キャラの成長が命薬(体力上昇)、力薬(攻撃力上昇)によるものだけで、それぞれ5つある内の2つしか買えず、残りは調合で作らなければなりません。 その為に必要となる素材の量がかなり多く、結果的にキャラ育成の為に延々任務を熟し続けなければならない。 任務の難易度も様々で、敵の配置がいやらしいととてもじゃ無いが口封じもままならず、そもそも数が集まれば敵はかなり強いので、これは無理だなと諦める任務も多かった。 それならば熟せる任務だけ選べば良いんだけど、大名たちはちゃんと小まめに依頼を受けてやらないと、拗ねて御蓮が下がったり(^^; 三勢力の顔色を窺いながら遊ぶと、結構面倒です(^ω^; たまに、裏庭に蛮族や敵忍者がやって来て、撃退しないとアイテムを盗まれたりお金を半分失ったり。 最初の頃は弱いから良いんだけど、すぐにとても敵わないほど強くなって(特に敵忍者)、撃退が難しくなります。 俺は結局、蛮族が来たらアイテムを隠し棚から出して装備して、盗めないようにしてから出撃、即任務放棄(身を隠してやり過ごす)。 敵忍者が来たら所持金をほとんで使って、数十文しか失わないようにしてから出撃し、即任務放棄。 そうしてやり過ごしましたが、正直この襲撃は面倒臭いだけでした。 そんな感じで、任務を熟すのも冗長的で、襲撃が一々面倒臭くて、内容的には楽しいけどちょっとしんどかった。 だから、最初は1周クリアしたら終わろうと思っていたんですが、このゲーム、周回要素は色々充実しているんですよね。 アイテムや能力(体力、攻撃力)を引き継げるのはもちろん、隠し衣装や隠しエンディングなど周回要素が色々あって、しかもそれをタイトル画面から選択出来る秘密の巻で教えてくれます。 具体的に、何をどうすれば良いか判るので、試してみる気になりやすい。 自分は、さすがに隠しエンディングがあると明言されたら無視出来ず、結局2周目をスタート。 その2周目は、快適で楽しかったです。 結局、自力で5つ目の命薬、力薬は作れなかったものの、最初から4つ目までは適用済みだから、無駄に任務を繰り返す必要も無くさくさく進みました。 それに、内容そのものは面白いんですよ。 特に、最大の魅力は、バカゲー(誉め言葉)である事ですね(^^; 敵である喪巣忍者、元三つ子の双子姉妹、揚羽と薄羽は、関西弁で漫才みたいな掛け合いを披露してくれるし、毛伸衆の蛇蜻蛉と渦虫は典型的なお馬鹿キャラ。 各大名もおかしな性格をしているし、各陣営が新しい武器や奥義を覚えて大名に披露する時に、投げた球が大名の頭に当たったり、振った刀が大名を斬ってしまったり(^Д^; 主人公は、一度熊になったりしますw 殺して殺して殺しまくる殺伐としたゲームなんですが、かなり間抜けな雰囲気を醸し出しているので、素晴らしいB級作品に仕上がっています(褒めています)ヽ(^∀^)ノ と言う訳で、成長システムがいまいちな事もあり、特に1周目は冗長的でしたが、内容自体は充分面白いし、結局2周遊んだくらいなので好きです。 作品の持つ雰囲気だけなら、かなり好きです。 まぁ、傑作と言うよりかは佳作、秀作と言ったところでしょうか。 思い切りやり込みたくなるほど面白とまでは言えず。 取り敢えず、興味を覚えた向きには、充分おすすめ。 (ブログの方に頂いたコメント(▲))
21`06/04(金) -20:52- 先日、PS「エピカ・ステラ」をクリアしました。
と言う事で、今回は一部で隠れた傑作と評価の声がある、SRPG「エピカ・ステラ」です。 どこかで面白いと書いてあったので、いつか買おうとリストアップしていました。 先日、Amazonでケースのひび割れを考慮した「可」出品が1000円を切っていたので、状態を確認した後に購入。 せっかくなので、すぐに遊んでみました。 クリア後に確認したんですが、ネット上の感想を見ると、遊び尽くすには攻略本必須なゲームのようで。 攻略本片手にやり込む人には隠れた名作と言う話ですが、自分は自力攻略が基本なので、色々と惜しいゲームでした。 さて、詳しい内容ですが、システム的には地味ながら堅実な作りで、AP(アクションポイント/行動順)とTP(疲労度)による戦術的な面白味のあるSRPG。 世界観としては、ロボットものだけど銃器の類は出て来ないファンタジー系なので、人が乗る巨大ゴーレムと言った方が正しい感じ。 キャラクターやアニメ、シナリオは平凡で、特に良くも悪くも無い。 PSソフトとしては、他に類を見ないほど読み込みは快適。 総合的に、派手さは無いけど面白かったんですが、序盤から味方がやられるの前提なバランスで、かなり難易度は高め。 ただ、味方がやられてもペナルティ(修理費や離脱)が無いので、囮や捨て石戦術で対処するバランスなんだと思います。 中盤はこちらも強くなっているので普通に戦えるんですが、最終面、及びその1面前の難易度は、べらぼうに高かったorz 途中セーブが可能だから、ソフトリセット→ロードを繰り返して敵の攻撃を避けまくらないと、とてもクリア不可能でした。 敵が強過ぎて増援が多過ぎるので、楽しいよりしんどさが勝ります。 主人公がラスボスに止めを刺す戦闘のみ、特別な演出の戦闘アニメになるのは面白かった。 喋ってくれないからセリフを読むのが忙しいけど、3D表現のロボット同士が何合も斬り結ぶ演出は、とても格好良かった。 そのお陰で、クリア後感は悪く無かった。 ただ、一本道シナリオにしか思えないほど選択肢が判りづらく、クリア後ネットで調べるまでマルチシナリオ、マルチエンディングだとは思わなかった(^^; スキル獲得の条件などもゲーム内では明かされず、攻略本必須と言うのも頷ける内容。 自力で遊ぶ場合、地味で堅実だがバランスが悪い、残念なゲームと言わざるを得ませんね。 それなりの魅力は感じましたが、ソフト+攻略本のセットで無ければ、傑作とは程遠いと思いました。 と言う訳で、ある程度面白いけどバランスが悪くしんどくて、もう1周遊ぶ気にはなれなかったので1周で終了。 派手さは無いが出来は悪く無く、個人的には結構好みではある。 だけど、分岐の条件が判りづらく、選択肢すら出て来なかったりするし、実はわざわざ成長させる必要の無い能力値(WEP(ウェポン)は武器任せでおけ)まであるようで、攻略に必要なデータをネタバレした上で無いと楽しめない…… 昔は、俺も攻略本買って完璧プレイとかやった事もあったけど、今では自力攻略する達成感の虜なので、合いませんでした(^^; ただ、つまりはそう言う遊び方が好きな人には合うと言う事で、まったく駄目なゲームではありません。 その辺を判った上でなら、充分遊ぶ価値あり。 個人的には残念、と言う事で(^ω^;
|