19`07/17(水) -21:27- 先日、Xbox 360「Risen2 Dark Waters」をクリアしました。
と言う事で、今回は「Risen2」ですが、長らく琴線に触れずにいました。 海賊は嫌いじゃ無いけど特別好きな訳でも無く、軽く調べた時には普通の大航海時代が舞台だとも思っていたので、スルーしていました。 ただ、未プレイのオープンワールド系アクションRPGの絶対数が少なくなって来た事で、再度箱○のソフトリスト全件チェックを行ったところ、実際の大航海時代では無くファンタジーの大航海時代っぽいと判り、もう少し詳しく調べてみると…… これ、「ARCANIA Gothc4(▲)」の会社が作ったゲームじゃんヽ(^∀^)ノ 言われてみれば、見た目の雰囲気良く似ているじゃん。 しかも、オープンワールド系アクションRPGじゃん。 って事で、早速購入、即プレイ(^^; ちなみに、1作目は日本語版が無く、有志による日本語化も途中で放置状態らしいので断念。 3の箱○版は海外でしか発売されておらず、今回はあくまで単発のゲームとしてプレイ。 1作目と2は、同じ主人公だし話も繋がっているので、本当は遊びたかったんですけどね。 では、まず内容説明。 神と同じ時代の存在であるタイタンと言う怪物たちは、1度は封印されていたものが復活し、人間世界を脅かしています。 主人公は、1作目で火のタイタンロードを倒した男。 名前は語られず、入力も出来ません。 1作目未プレイだから良く判らないけど、復活したタイタンロード同士が戦争をしているらしく、その余波で人間の帝国は滅亡寸前。 大陸の南端にある砦だけが、最後の拠点となっています。 そこから、南の新大陸に移住しようとしていて、大陸間にある数多の島々が舞台となります。 主人公は、審問団と言う権力側に所属していますが、マーラ打倒を目的に鉄ヒゲと接触する為、審問団をクビになった体で海賊になります。 途中で船長になり、そこからは船の行き先を自分で決められる様になります。 島が舞台なので地続きではありませんが、オープンワールド系のアクションRPGで、3人称視点。 剣と銃を武器に戦い、ブードゥーと言う魔法(呪術)も存在します。 栄光値(経験値)を溜めて、個別に能力値をレベルアップさせます。 能力値には剣、銃、頑健(防御系)、狡猾(盗賊系)、ブードゥーの5つがあり、それぞれの系統ごとにスキルがあります。 スキルの方は、お金を払って教えてもらいます。 さて、「ARCANIA」が傑作だっただけに期待値が高くなった今作、個人的には大好きです。 しかし、多分世間的に言えばクソゲー(※)かなぁ(^Д^; 理由は、完成度の低さ。 (※クソゲーとは、つまらないゲームの事では無く、素直に評価は出来ないが、無視出来無いほどの魅力を併せ持ったゲームの事) 実績を見ると、最初から追加コンテンツの分も表示されています。 てっきり、箱○版は最初から追加コンテンツ適応済みなのかと思いきや、そんな事はありません。 自分はネット非接続だし、多分すでに配信終了しているので、今現在追加コンテンツを適応する事は出来ない訳ですが、実績だけで無く追加コンテンツのアイテムの一部も、本編に登場してしまいます。 多分追加クエストの嵐岬とか言う島から流れて来た手紙入りの瓶とか、その時点で1番強いショットガンよりも強いショットガンの図面は買えるが、素材の片方であるショットガンの銃身は手に入らないとか(-ω-) 追加コンテンツ無しなら無しで良いんだけど、中途半端にデータだけ存在すると気になるわヽ(`Д´)ノ それから、戦闘バランスが大味です。 アクション性自体は「ARCANIA」と大差無い感じですが、アクションのほとんどが基本アクションでは無く、スキルとして覚えなければなりません。 その為、序盤は出来る事が限られており、とても単調。 スキル自体は色々あってバラエティに富んでいますが、攻撃力と防御力のバランスが悪く、結果使うスキルは限られて来ます。 このゲーム、防御力は上げてもほとんど違いが判ら無いくらいしかダメージ軽減効果が無く、剣(近接)攻撃よりも銃撃がめっさ痛い。 きっちりHPを全快にしておかないと、終盤でも敵の銃撃1発で即死しかねません(^^; そして、自分が使う場合でも、銃の方が1発の威力が高く、反撃を受けずに完封も出来ます。 サブウェポンとしてのピストルはチャージに20秒ほど掛かってしまいますが、メインウェポンのマスケット銃とショットガンなら2秒でチャージ終了。 テクニカルな剣用のスキルを覚えて駆使するより、素直にライフル買って走り回りながら銃撃すれば楽勝です(^ω^) あと、特徴的なのが、スキルもお金を払って習う点です。 装備やアイテムもお金で買い、スキルもお金を払って覚えねばならず、序盤はお金に困ります。 進行上不可欠なスキルも例外では無く、とにかく序盤は何を買って何を覚えるのか厳選しなければなりません。 スキルの無い序盤の戦闘は単調で、金策にも困り果てる。 人によっては、そんな序盤で詰んだり投げたりしかねません(^^; ですが、実際にはそんなに困りません。 このゲーム独自の売買システムに気付けば、そこまで貧し無いからです。 その独自システムとは、売った物を売った値段で買い戻せるシステムです。 ……え、珍しく無いですって?(^^; いえいえ、オープンワールド系では定番のこのシステム、売った値段で買い戻せるのは、その売買の間だけ。 1度商取引を終了すれば、ゲームによっては在庫からも消えるし、在庫が残っていても販売価格に改定されます。 でも、このゲームの場合、ずっと在庫が保持されて、ずっと売った値段で買い戻せます。 つまり、流れない質屋なのです。 だから、その時点では要らないアイテム、後で何かに使えそうだから取っておきたいアイテムを、取り敢えず売っ払っちゃって無問題。 宝石や金塊などは素材アイテムとして使用出来ますが、それらを素材として錬成したり出来るのはある程度強くなってから。 序盤はどんどん売っちゃいます。 それで装備も揃うし、スキルも覚えられる。 売ったアイテムが必要になる頃には、もっとお金も稼げる様になっている。 と言う寸法です。 戦闘バランスの悪さにしろ、金策がシビアな事にしろ、このゲーム独自の遊び方さえ解れば面白さを阻害しません。 お宝集めて、栄光値溜めて成長させて、新装備やスキルで強くして行くのが、とても楽しい。 でもその事に、最初は気付けない様な内容なので、クソゲー呼ばわりされても仕方無し(^ω^; 他に、「ARCANIA」と違うのが、日本語ローカライズ。 「ARCANIA」も英語音声日本語字幕ですが、感想を読み返してみると、ゲーム本編の字幕は読みやすかった様子。 しかし、「Rise2」の字幕は、かなりフォントサイズが小さくて読みづらいです。 そして、エンディングの最後、多分主人公とパティが会話をしているんですが、画像も無ければ字幕も無いorz きっとエスプリの効いた粋な会話が繰り広げられて、ニヤリとさせられて終劇、って感じだろうに、何言ってんのか解ら無ぇよ(^Д^; センスの良い作品だと思っているので、ちゃんと最後まで堪能したかったっス。 そんな訳で、途中の選択肢で、審問団と手を組むと様々な銃器が買えて銃のスキルも学べる様になる反面ブードゥーは習えず、先住民と手を組むと強い銃器は売ってもらえずピストルのスキルしか学べず反面ブードゥーが習えるので、1周目先住民、2周目審問団と手を組み都合2周プレイしたくらい気に入った今作。 ちなみに、銃メインの審問団の方が楽で、搦め手であるブードゥーメインの先住民の方が楽しい。 「ARCANIA」との違いはいくつもあって、普通のファンタジーである「ARCANIA」の方が世界観は好みで、システムの完成度も「ARCANIA」の方が高い。 オープンワールド系の割りに、特に移動に関して自由度が低いのが両作とも欠点ではあるが、島が舞台な分「Rise2」の方が説得力はある。 RPGには珍しく、「ARCANIA」は1度倒した敵が復活する事は無いが、探索が好きな自分にはそれが良かった(獲得出来る経験値にも不足は無いし)。 「Risen2」も同路線なのだが、島を移ると元の配置より数こそ少ないものの、敵が再配置される仕様。 鍵開けが成長したり猿を入手したりして再来訪する機会もあるので、結構再配置される敵が邪魔だった。 雰囲気自体はそっくりなほどの両作だが、細部はかなり違っていて、やはり「ARCANIA」の方が上だと思う。 個人的にも、客観的にも。 「ARCANIA」は傑作で「Risen2」はクソゲーだけど、間違い無くどちらも面白いです(^Д^; 自分は是非にとおすすめしたいし、個人的な評価だから高得点付けちゃう(笑) 目先の色々で簡単に投げたりせず、味わい深いゲームに根気良く付き合える御仁は、どうぞお試してあれヽ(`Д´)ノ (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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