18`09/21(金) -22:09- 先頃、PS3がお亡くなりになりましたorz まぁ、いわゆるYLODと言うやつで、高温になる古いPS3がハンダ割れを起こして起動しなくなる故障です。 ウチには、ドライヤーがないので応急修理も出来ません(^^; で、普通ならば買い替えを考えるのですが、元々焼いたBD-Rの再生チェック用に、メイン機とは別のBDプレイヤーが必要で購入した物。 YLODの事は知っていたけど、BDプレイヤーとしてPS3もありじゃん?と変な発想で購入したから、購入時にYLODの事は失念したまま、安さだけで初期型から高級AV機能と下位互換をオミットした最初の廉価版を買っちゃいました(^Д^; そして、あんまりにも面倒臭いんで、もうBD-Rの再生チェックはしていません。 だからゲームでも遊ぶか、とようやくゲーム機として使い始めたばかりでしたw で、今遊んでいてディスクを飲み込まれたままなのがガンダムブレイカーで、ネット前提システムのゲームなので、セーブデータはコピー禁止らしい(-ω-) ガンダムブレイカーは、かなりの作業ゲー、運ゲーなので、正直続きからなら遊んでも良いけど、最初からやり直しなど御免被る。 つまり、仮に応急修理出来てもセーブデータがサルベージ出来ないなら、駿河屋で買取価格0円(!)のガンダムブレイカーのゲームディスクが回収出来るだけ(爆) 元々、ハードごと買いたくなるほどどうしても遊びたいゲームはPS3にはなかった事だし、幸いまだガンダムブレイカーしかソフトは持っていないし、ここは縁が無かったって事で、処分した上買い直さない事にします(^^; さようなら、PS3. 短い間だったけど、ありがとう。 てな訳で、最終ミッションまでは至らなかったけど、大将までは行っていたので、一応ガンダムブレイカーの感想をば(^∀^; このゲームは、「自分で作ったガンプラをデータ化し、VR空間で搭乗して遊ぶアクションゲーム」と言うのを表現したゲームです。 さすがに、家庭用ゲーム機で、本当にガンプラをデータ化してのVRアクションってのは無理なので(^^; アニメ、ガンダムビルドファイターズでは、何故かガンプラが実際に動いて戦う謎仕様でしたが、新作ガンダムビルドダイバーズでは元祖ガンプラビルダーズ(▲)同様データ化したガンプラでVR戦闘と言う仕様に戻りまして、それが面白そうだったもんでつい衝動的に始めました。 ですから、このゲームは大別して2つの大きな要素で成り立っています。 ガンプラ作りと、アクションゲームです。 取り敢えず、アクションゲームとしては及第点です。 ロックオン機能があるからエイムは簡単、防御と無敵時間ありの回避もあるので、攻防どちらも過不足なく遊べます。 突き詰めると、結局火力+回転率が肝なので、威力が高くコンボも可能な大剣か、圧倒的火力を遠距離から浴びせられるロングライフルだけで充分ですが、一応格闘射撃どちらも数種類用意されていて、ある程度好みの違いにも対応。 正直、火力不足に過ぎる格闘(拳法)以外なら、どれでもそれなりには強くなれます。 かなり雑魚がわんさか湧く系ですが、能力値次第だけど雑魚もそこそこ強く、棒立ち雑魚をなぎ倒すだけの爽快感のない無双系よりは面白い。 必殺技相当のEXアクションはリチャージ制なので、ガンガン使いまくれて派手に戦えます。 経験値による成長要素(OSレベルが上がるとより高いレベルのパーツが組めたり、オプション装備数が増える)があるので難易度は能力値準拠ですが、最終盤を除けばそこまで難しくないですね。 その分、コアなゲーマーがやり応えを感じるタイプではなく、あくまでも良くあるロボット系アクションゲームとしてより万人向けな仕上がりです。 で、アクション部分はそんな置きに行った結果平均点越えって感じで無問題なんですが、問題はガンプラ作りの部分。 こちらは、置きに行って大失敗ですorz ビルダーレベルと言うのがあって、拾ったランナーをいくつも作って経験値を稼ぎレベルアップし、より精度の高いパーツを作製出来る様になって行きます。 一応、キットを購入する事も出来ますが、ミッション中に頭、体、腕、足、バックパックの内3つ以上(だったかな?)拾わないと購入可能にならないし、武器は含まずHGキットのみ。 最終盤ではHGの10ッ星でも心許無いのでMGが必要だし、攻撃力は武器次第。 結局、必要なパーツは拾って集めなければなりません。 そして、ザクII倒すとザクIIのランナーを落とす、とは限りません。 ある程度敵のレベルなどで落とすランナーの質は変わるでしょうが、基本ランダム。 落とすランナーが判明しているのはレアランナーの類ですが、まぁまず出ない(^^; 完全な運ゲーです(-ω-) つまり、ビルドダイバーズみたいに好きなキットを使って自分が組みたいガンプラを組む事は出来ず、パーツを作製する部分もプレイヤーが関与出来ずビルダーレベルと運次第。 これ、ランダムにパーツを拾って自作ロボットを作る、良くあるタイプのシステムに過ぎず、全然ガンプラ作りが再現されていません(-'-) まぁ、シリーズ1作目だから置きに行くのは仕方ないのかも知れませんが、正直ここがこのゲームの肝のはずなので、駄目の駄目駄目です。 さらに、OSレベルは何とか上限である30まで行きましたが、その時点でビルダーレベルは23でした。 拾えるランナーの数が圧倒的に少なく、レベルアップの為には膨大な時間が必要となります。 ボス戦の1つである対アプサラスなら、1回ゲーム内時間1分弱、実時間(ロード等で)5分弱で回せますが、それを10回繰り返して大体3万前後の経験値。 結局Lv.25手前で終了しましたが、その時点でのNEXT経験値が90万弱です(- -) 予想以上の作業ゲーでした。 デッキ内容を事前に知る事が出来るTCGのコンピューターゲーム版でいつも思うんですが、こっちはもう組みたいデッキ内容のアテがある。 カード集めじゃなくて、練り上げたデッキをさっさと試したいんや。 それと同じで、ランダムに拾ったパーツで作る継ぎ接ぎガンプラじゃなくて、あれやこれやと自分で格好良いと思える組み合わせを試したいんや。 ゲーム序盤で不自由なのは仕方ないとして、ある程度進んだら自由に組み合わせ出来なきゃ楽しめないだろう。 ランダムにパーツを拾う運ゲーである事、使いたいパーツの精度を上げる為に膨大な単純作業を繰り返さざるを得ない作業ゲーである事。 これらシステム面の失敗の所為で、アクション部分はそれなりに楽しいのに、残念な仕上がりになっています。 と言った感じで、悪くはないけど期待のハードルの下を潜り抜けて行ったこのゲーム(^^; 不自由ながらも、自作ガンプラそのものには愛着あったし、データさえ無事なら全ミッションクリアまでは遊んだでしょうね。 運ゲーなのは逆に好きな人もいるだろうし、置きに行っただけあって大きく外してもいない惜しいゲームでした。 最後まで遊べたら多分3ッ星付けたと思うので、決してつまらないゲームではないと思います。 ガンプラ系ゲームとしての価値は低いけど、色んなガンダムシリーズごちゃ混ぜ系アクションゲームとしては、ガンダムブレイカーシリーズは充分価値ありじゃないですかね。 多分、続編、新作はもっと改善されているでしょうし、興味があったら手を出してみても良いと思いますよ。 ……ま、PS3とさよならしてPS4にも用のない俺には、もう関係無いけど(爆) (ブログの方に頂いたコメント(▲)) 18`09/06(木) -21:48- BD+DVDを購入し、DVDで「レディ・プレイヤー1」を観ました。
と言う事で、色んなゲームがオマージュされていると言う話だったので興味を持ったこの映画。 最初に聞いた時には、レディ・プレイヤー1のレディを「女性」だと思っていたくらい、内容を知りませんでした(^^; 実際には、「用意は良いか、野郎ども」みたいな意味かな? さて、内容の方ですが、荒廃した近未来において、理想的なVR空間を提供するOASISと言うゲームがあり、人々はそこでもう1つの生活を営んでいると言う世界観。 OASISをプラットフォームに、DOOMと言うステージではFPSを遊べたり、他のステージではレースゲームが遊べたり、サーフィンしたり映画観たりホールで踊ったりレトロゲームを遊んだり、と何でも出来る。 触感を再現するボディスーツを別途購入すると、フィードバックされた衝撃や刺激を再現してくれるので、アダルトコンテンツも完備(^^; 金銭のやり取りも普通にしている様子だから、世界中の人々がOASISに夢中。 つまり、OASISの運営権利と亡くなったハリデーの資産は莫大で、皆目の色を変えて争奪戦を繰り広げています。 主人公ウェイドは、父母を亡くし伯母の家で養われている青年で、不幸せな現実から逃避しOASISに没頭している。 ハリデーの事を尊敬していて、エッグ探しが始まってからOASIS内に作られたミュージアムに入り浸り、ハリデーの事なら何でも知っているマニア。 そんなウェイドだから、ある時最初のレースの攻略法に気付く。 そして、遺産の鍵を手にした最初のプレイヤーとなる。 それにより、一躍有名人となったウェイドは、始めはヒーローになった事で浮かれるが、OASISの実権を握りたがっているIOIがウェイドを見過ごすはずはなかった。 OASISで知り合った魅力的な女性、サマンサの現実世界での境遇を知り、ウェイド自身も命を狙われるに至り、いつしかOASISをIOIから守るレジスタンスとして戦って行く事に。 ってな感じのアクション・エンターテインメントです。 ここで、エンターテインメントとしてとても面白かった、と前置きした上で、色々突っ込もうと思います(^^; このOASISと言うゲーム、一度死ぬと全てリセットされます。 それまで集めたアイテム、アバター、お金などを失って、死んだら最初からやり直し。 もちろん、普通に会話したり買い物したり散策する分には死なないでしょうが、ゲームの多くは簡単に死ぬじゃん(^ω^; その度毎に、最初からやり直し。 課金して手に入れた物もおじゃん。 しかも、PK、つまり、プレイヤーがプレイヤーを殺せます。 そして、その場に持ち物やお金を落として死ぬので、強盗が成立します。 ……こんなんで、誰がやるの?(^^; いくら世界が荒廃し、現実世界よりもOASISの方が理想的とは言え、リアルマネーも動く環境でPK強盗当たり前。 苦労して色々揃えても、ちょっとしたミスで死ねばリセット。 DOOM惑星なんて、まんまVR・DOOMな訳ですが、DOOMで死ぬのなんて普通じゃん。 面白そうなゲームを遊んだらリセット、知人に会いにログインしただけでPKされてリセット。 これ、世界的なネットビジネスとして、成立しないでしょ(^Д^; もちろん、現実的に考えれば、この仕様でも「体力が0になった瞬間にホームに帰還して死を回避出来るアミュレット」500円、とか導入すれば、むしろビジネスとしてはありです。 しかし、主人公を殺してレースから脱落させよう、と言う悪役がウェイドたちを襲う動機など、映画の脚本、演出上の都合で導入出来ません(^^; 映画の演出上の理由として、死んだらリセットされなくてはならず、PK強盗も出来なきゃいけない訳です。 それから、VR空間と同じ動作をしているところを、現実世界から見る演出も、映画的な映像の為に導入されています。 実際には、ボディスーツではなくVRゴーグルだけで遊べる訳ですから、プレイヤーが歩いた分だけキャラが歩くと言った、モビルトレースシステムみたいなものじゃありません。 まぁ、VRキャラと同じ動作をついプレイヤーがしてしまう、って事はあるでしょうけど(^^; とにかく、戦場で乱戦している人たちを、VRなしで見るとただ暴れているだけに見えて滑稽、と言う演出の為に、キャラ操作をする際にプレイヤーがアクションをする絵面になっています。 さらに、世界的規模のはずですが、ウェイドを始め主要人物全てが同じ都市にいます(^ω^; もちろん、よし応援に行くぞ、だがアフリカにいるから少し時間が掛かる(爆) とか、今から倒しに行くぞ、本拠地はロシアだから現地集合な(核爆) なんて事では、映画として成立しませんからね(^^; かと言って、電脳コイル(▲)やソウル ハッカーズ(▲)みたいに、ある地方都市で実験都市としてOASISが展開されている。 と言う程度の規模じゃ、血眼になって遺産争奪レースが展開される説得力がないし。 そう言った、演出優先のおかしな設定が散見されますが、それはエンターテインメントとしてより面白くする為です。 この辺は、それを理解してスルーするのが作法(^Д^; 自分は、週刊少年ジャンプで育ったので、スルースキルはそれなりに鍛えられていますw いや、気になるから、突っ込まずにいられない訳だけど(^ω^; それから、各種オマージュについて。 色んな作品が登場するので、サブカル好きには嬉しいかも。 自分が直ぐ思い返せるのは、ストリートファイターII、HALO、DOOM、機動戦士ガンダム、ゴジラ、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ターミネーター2、シャイニング、アイアン・ジャイアント(観た事ないけど)。 他にも、すぐ思い出せない、気付かない、細々としたオマージュはたくさんありそう。 ……そう、ちょっと全般薄味(^^; 例えば、ストIIからは、レース開始間際にリュウの後ろ姿が見えたり、ウェイドが波動拳を使うだけ(サマーソルトキックは、衝撃波がないタイプなのでストIIではないと思う)。 どうせ使うなら、どこかで誰かにスクリュー・パイルドライバーを使って欲しかった(^∀^; 次は、ガンダム。 ガンダマニアな自分に言わせて貰えば、RX-78-2の最大の特徴って、戦艦の主砲クラスのビーム兵器を初めて携行火器として標準装備した事だと思います。 しかし、RX-78-2に変身したキャラが侍アバターなので、いきなりビームサーベルで特攻噛まします(-ω-) 構図はガンダムvs.メカゴジラなんですが、そこは遠距離からビームライフルで狙撃して、メカゴジラはメカゴジラで撃破された後もう一度敵が別の何かに乗り変えて、そこでエネルギー切れしたライフル投げ捨ててからの特攻だろ。 とまぁ、ファンだからこそ納得の行かない使われ方。 それは、もしかしたら他の作品も同じかも。 つまり、サブカル好きには嬉しい「かも」としたのは、オマージュされたのは良いけどそんな使い方かいっ! って、突っ込みたくなる使われ方なので、むしろコアファンには嬉しくないかも(^^; と言って、ライト層には元ネタ自体が不明だし、つまり、あんまりオマージュがこの作品の面白さには繋がっていないかも知れないなぁ、と(^ω^; もちろん、自分も知らない、気付かないオマージュはある訳だから、オマージュなしでも面白いエンターテインメントではあるのだけれど。 と言う訳で、色々突っ込みましたが、前述した通りエンターテインメントとしては面白いです。 細かい事を気にしないで楽しむ娯楽映画として、充分傑作です。 それは、やはり設定よりも演出を優先したからこそで、こだわりのないライト層であればある程気にせず楽しめるでしょう。 俺みたいなひねくれ者は、突っ込むのも楽しみのひとつやし(^Д^;
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