スパイダーマン捕獲計画(1)

 

強いスパイダー感覚に呼び込まれて、スパイダーマンは都心のハイテク高層ビルに向かった。

そしてスルスルと張り付くように外壁を上る、青く薄いライクラが足が動くたびに少しずつ

たくましい大臀筋の谷間にくい込んでいく。感覚に導かれて、30階の侵入口から室内に

飛び込んだ。そこには机もイスもなにもなく、ガランとした十畳ほどの空間だけだった。

「おかしい、ここはなんだ」

 スパイダーマンがつぶやいた瞬間、その部屋の内側に新たに壁が落ちた。スパイダーマン

は完全にその立方体の中に閉じこめられた。

「しまった。罠か」

 囲まれた壁にスパイダーキックをくれるがビクともしない。壁を登って弱い部分を調べ

ようとすると、一瞬とりつけそうになってもすぐ滑り落ちてしまう。ジャンプして天井にも

張り付こうとするが、あっという間に床に落ちてしまう。何度も繰り返しても結果はおなじ

だった。スパイダーマンの全身から汗がにじみ、体を被った赤と青のライクラを皮膚に

吸着させた。

「なんだこの壁は・・・これならどうだ」

 スパイダーストリング、スパイダーネットを放出しても壁は全く受け付けない。

「ハハハハ、スパイダーマン驚いたか。この部屋の壁は特殊加工してあるのさ。どんなことを

してもお前にはとりつけないのだ。」

 モンスター教授の声が壁の奥からしみ出すように響いた。

「なに、その声はモンスター教授だな。俺をどうするつもりだ。」

「慌てることはない今にわかる。お前をたっぷりいたぶるためにここに呼んだのだからな。」

 その声が終わらぬ内に1本の金属製のアームが壁から伸び始めた。そしていきなり凄い

速さでスパイダーマンに向かって来る。

「これくらいのもの」

 スパイダーマンは軽々とそのアームを避けた。するとアームはまるで目があるように

スパイダーマンを追跡する。スパイダーマンの素早い動きは直前にアームの攻撃を交わした。

「これはまず小手調べだよ、スパイダーマン。」

 モンスター教授の声と共に残った3面の壁からも同じアームが延び、スパイダーマンの

体に突進した。

「何本あってもこんなもの同じだ。」

 4本の攻撃を軽快にかわし、壁に取り付いた瞬間、床に滑り落ちるスパイダーマン。

「しまった・・・」

 その一瞬のスキに1本のアームの一撃が、スパイダーマンのみぞおちに入った。

「うぐっっっ」

 強烈な突きに後ろに飛ばされ、壁に叩きつけられた。床に倒れたスパイダーマンに

3本のアームが突進する。床を転がり逃げるスパイダーマン。だが二撃をかわして体制を

立て直すのは早かった。そして4本のアームを手繰るようにかわしていった。

 だが、徐々に手足の動きが悪くなっていくのに気づいた。

「おかしい、これは・・・」

「気が付いたかな、スパイダーマン。この部屋の壁や床の特殊加工はすべるだけじゃないの

だよ。皮膚浸透の筋弛緩剤が塗られているんだ。たっぷり動いてくれたので浸透も早い。

もう手足は動かなくなる。フフフフハハハハ。」

「なに、うううっっ」

 スパイダーマンの体は立ったままの状態で急に動きを止めた。小刻みに全身の筋肉が

痙攣を始め、指1本動かせなくなった。と同時にスパイダーマンの左右にあったアームの

先が割れリングが現れたかと思うと、その両腕を拘束して左右に引っ張った。真後ろの

アームもリングを出し、後ろから頭を押さえる。そして空中に吊り上げた。スパイダーマン

の体が浮き上がると、床から新たなアームが2本出て、その足首を同じように拘束する。

 一瞬のうちに空中に大の字磔にされたスパイダーマン。割れた腹筋が青いライクラ越し

に数えてくれといわんばかりに浮き出ている。力を失った上腕部の盛り上がりもただ

光沢のあるタイツ地を引き立たせているだけだった。

「本番はこれからだ、スパイダーマン。天国と地獄のどちらかを選ぶことになる。お前

しだいでな。」

「くそ、いったいどうするつもりだ・・・」

 スパイダーマン言葉が終わらない内、スパイダーマンの正面に1本残ったアームが、ゆっくり

近づいた。そしてその先からベルトのようなリングを出し、スパイダーマンの腰に装着した。

「これは・・・」

 腰に装着されたリングから黒い生き物のような線が2本出、ゆっくりスパイダーマンの腹筋

の上をはっていく。そして赤い蜘蛛の巣模様のライクラを突き破らんばかりの

スパイダーマンの乳首を見つけると、先が吸盤の様につぶれそして吸い付くように張り付いた。

「うぁっっ、これは・・・」

 さらにリングのバックから、青いライクラがくい込んだ大臀筋の谷間に、同じ黒い線が

本侵入していく。そして二つの鶏卵大の玉の下に達すると先が割れ、股間の青いライクラが

支えきれないほどの「モノ」をコックリングのように挟み込み、持ち上げる。

「何をするんだ、くそっ、放せ。」

 スパイダーマンは叫ぶが、アームの拘束だけでなくその体にたっぷり染み込んだ弛緩剤の

為に声を出すので精一杯だった。コックリング状の線の元からさらに枝分かれして、さらに

1本の先が玉を包んだ青いライクラの上をはい、ペニスに向かう。上を向けて収納された

それはまだ成長前だったが、それだけでも青いタイツ地を突き破りそうな大きさだった。

 そのペニスに密着して延びた線は一瞬にして筒状になり、青いライクラごとスパイダーマンの

ものを包み込んだ。

「仕上げはこれだよ、スパイダーマン。ハハハハ」

モンスター教授の声と共に褌の様に尻の谷間に入り込んでいた、線の途中からまた枝分かれ

した細いものがスパイダーマンのアヌスを隠したライクラ地を簡単に刺し抜けて、

スパイダーマンには感覚のないままピンクのひだの中に入っていく。そしてスパイダーマンの

前立腺付近に達したところで、徐々に大きくなっていった。

「うぁ・・・何をした、なにっ・・・・うぐっっうううう」

 突然の刺激だが、硬直した体はのたうつこともできない。ピンクのひだ部分のライクラも

ジリジリ裂けていった。

「さあ、これで準備は終わった。いよいよだぞ、スパイダーマン、フフフフフ」

 モンスター教授の笑い声が部屋に響いた。