1月1日(金) “皆さまからの暖かいご支援にも関わらず、また一から書類作成を?…”
謹賀新年
昨年は我々のために多くの方々から暖かい御支援を頂きました。
ブラジル在住被爆者一同、心からお礼申し上げます。
今年も、よろしく御願い致します。
現在行われている国家賠償裁判で、大阪、長崎の裁判所では、韓国の被爆者が12月18日、2010年1月18日にそれぞれ和解するとの事が発表されています。
ところが、廣島の裁判所に最初に提訴したブラジルの被爆者は、今まで裁判所に提出した書類では駄目とかで、また新しく各個人の説明書?みたいな書類を作らなければいけないとか。
そのことで、1月31日に担当弁護士がブラジルに説明に来られるとの連絡がありました。
今まで広島県が巡回医師団の時、隔年おきに健康診断を受けた方々の名簿をもっておられたので、それを参考にしてください、と裁判所に話しました。
すると、広島県ではそれをもう処理してそのような書類は無いと言われたのです。
やむなくブラジルにあるコピーをお送り致しましたが、それが認められなくて、各自がブラジル政府発行の身分証明書のコピーを被爆者から提出してもらい、廣島の裁判所あてに届けています。
年老いた被爆者に国はまだ何を求めるのでしょうか?
ブラジルに住んでいる。ただこの事で未だに現地治療も受けられず苦しめられています。
2010年にはこれらのことがすべて解決して老後を安心して暮らせるように願って止みません。
2010年1月元旦
(盆子原 国彦)