8月23日(日) “綾子さんを偲ぶ席で、寄付の贈呈を受ける栄誉 平和を願う遺志は受け継ぎます”

  今日は大きな事を二つお知らせいたします。



 23日(日)は12時30分より森田会長の店「スキヤキ」(中二階は被爆者平和協会の事務所です)にて、森田会長の奥様・綾子様を偲ぶ会を執り行いました。

≪写真≫ 綾子様の遺影です

 このような場所にはいつも森田会長と並んで座って居られたお姿を思いだし、飾ってある写真を見ながら本当にもう居られないのだと悲しくなりました。


 また同日の同時刻から、同じ会場にて、「パウロ小林財団」から私たち「ブラジル被爆者平和協会」への寄付金の贈呈式が行われました。

 パウロ小林財団は、昨年12月サンパウロ市で同財団が主催した六本木合唱団の演奏会の純益金を、日系の社会福祉に貢献している10の団体に寄付しています。
 財団は、その中の一団体として、このほど私たち被爆者平和協会を選んでくださいました。

 贈呈式にはパウロ小林財団の理事長ビトル小林氏が出席してくださり、「ブラジル被爆者平和協会」が選考された理由について、

・ 永年にわたりブラジルに移住した被爆者の援護活動を続ける中で、ブラジル医学界と日本の医学界の橋渡しをしていること。

・ 長崎の高校生が始めた「高校生一万人署名活動」に賛同し、長崎から高校生を招きブラジルの高校生と協力して「核兵器のない平和な世界」のために、ブラジルでの署名活動をひろげていること。また2007年にはブラジルから2名の高校生平和大使を、ブラジルで集めた署名をもってスイスの国連本部に派遣したこと。

・ 学校や団体などに被爆証言を行い、二度と被爆者が出ないように訴え続けていること。

―― など、近年 これらの活性化した社会的貢献が認められた


と説明してくださいました。

 贈呈を受けるにあたり、森田会長は、
「本日、頂いた寄付金はブラジルの青少年平和活動の為に有効に使わして頂きます」
と喜びを話していました。

≪写真≫ 被爆者の人達と。前列・中央はビトル小林理事長です


 「綾子様を偲ぶ会」「寄付贈呈式」は、被爆者をはじめ多くの関係者を集めて、約100人ほどの出席でとり行いました。

 このお話は、『サンパウロ新聞』『ニッケイ新聞』にも、写真と共にお知らせいたしました。

(渡辺 淳子)

← 8月21日 へ戻る          8月31日 に進む →