キーボードの部屋         2010年2月16日更新 

ALPSキースイッチ関連資料

ALPSスイッチの構造に関しては、Qwerters Clinic内 ALPSメカニカルスイッチ概要が詳しいです。


※注意

軸の色が同色であればある程度同じようなキータッチと思われるのですが、製造時期、生産国、製品になったときのキャビネットの設計等によってキータッチが微妙に違っています。

■ キースイッチ分解

■ 特性比較

軸の色 タクタイル クリック音 最大値 g 平均値 g
緑 無 無 50 41
黄 無 無 55 43
青 有 有 62 45
オレンジ 有 無 55 41
黒 有 無 65 53
白 有 有 65 50
ピンク 有 無 未測定 未測定
クリーム 有 無 65 52
クリーム ゴム有 有 無 55 45

体感的にタッチが軽いのは、緑とオレンジ

1.5〜2.0mmの急激な変化がタクタイル

3.5mm付近の急激な上昇が 「底突き感」 というやつです。

 ■ コイルバネ 単品での特性、寸法  作成中 誤差あり

軸色  線径   直径   長さ 
緑 0.223 3.13 11.0
黄 0.221 3.11 10.8
青 0.195 3.13 11.5
オレンジ 0.192 3.15 11.2
黒 0.195 3.17 11.4
白 0.192 3.17 11.5
ピンク 未測定 未測定 未測定
白 ゴム付 未測定 未測定 未測定
クリーム 未測定 未測定 未測定
クリーム ゴム付 未測定 未測定 未測定
青 (特殊) 未測定 未測定 未測定
FILCOに使われてた物 未測定 未測定 未測定

意外に緑軸スイッチのバネ荷重が重いが、スイッチになったときの特性は、

+タクタイル、クリック音を演出する板バネ + スイッチを押す板バネの特性も加わる。

(下の項参照)

(Mitsutoyo NO.293-421N デジタルマイクロメータ使用)

■ ALPSスイッチの 各バネの特性

スイッチユニットのバネが付いた状態、外した状態を比較して各バネの特性を計算してみました。

■ ALPSオレンジ軸  (クリック音 タクタイルタイプ)

■ ALPS 黄色軸  (リニアタイプ)

スイッチを押す板バネは10g程度押し圧に影響してるようです。

■ 緑軸


タクタイルを演出する板バネは入っていない。

キーを打ったときの底つき感がはっきりしているので打った感覚がわかりやすい。

(明確な底突き感のあるキーボードは、キーを強く打つ人は指先をいためるかもしれないので注意。)


キーの動きはスムーズ。

キーの角を押さえても引っかかるようなことは無い。

押し込み重さのピークが 2.2mm前後。

ピーク以後はほんの少し軽くなり押し込み重さが弱まる。

そのためストロークが黄色軸などより短く感じられる。

上キャビネットに穴が開いてる。

LED付きのスイッチと上キャビネットを共有したと思われる。


LED付スイッチ

奥行きの狭いバージョンの緑軸スイッチ

■ 黄軸



タクタイルを演出する板バネは入っていない。

緑軸のスイッチと比べると微妙だが反発力の強さが感じられる。

キーを打ったときの底つき感がはっきりしているので打った感覚がわかりやすい。

キーの動きはスムーズ。

キーの角を押さえても引っかかるようなことは無い。

写真のように穴が開いててますが、スイッチ機構とは部屋が仕切られてるのでスイッチ部へゴミが入ったりはしません。

■ 青軸

■ オレンジ軸


ストロークの上から1.5mm程度降りた位置で弱いタクタイルがある。 (クリック音は無し)

押し込んだ位置で明確な底付き感がる。


緑軸と同じようにバネの残響音がかすかに響く。

キーの動きはとてもスムーズ。

キーの角を押さえてもひっかかるようなことは無い。

■ クリーム軸


ストロークの上から1.5mm程度押した位置でタクタイルがある。 (クリック音はほとんど無し)

タクタイルの位置が最大値なのでタクタイルを越えるとすっと軽くなる感じ。

キーの動きがとてもスムーズ。

キーの角を押さえてもひっかかるようなことは無い。

■ クリーム軸 消音ゴム入り

ストロークの上から1.5mm程度降りた位置でタクタイルがある (クリック音はほとんど無し)

軸に消音ゴムが入った静音タイプなので、底つき時とスイッチを離した時の音が小さく押さえられている。

キーの動きはとてもスムーズ。

キーの角を押さえてもひっかかるようなことは無い。

■ 黒軸


ストロークの上から1.5mm程度押した位置で弱いタクタイルがある。

クリック音はほとんど無し。


タクタイルを出してる板ばねの曲げ角が黒色軸スイッチのほうが多少大きいようだ。 (誤差の範囲かも...)

■ 白軸


明確な歯切れの良いクリック音、弱いタクタイルがストロークの中間付近にある。

押し込んだ位置でもがたつきが無い。

スイッチの製造国、ロットによりバラツキがあると思われる。

■ 白軸 消音ゴム入り


■ ピンク軸


2002年9月28日ページ作成