分布 |
国内: |
本州(関東以南)、四国、九州。 平地~山地にかけて汎く分布する。島嶼では伊豆諸島、対馬、種子島、沖永良部島、沖縄本島、久米島、慶良間諸島、大東諸島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く棲息するが産地はやや局地的。 |
国外: |
台湾、中国大陸(華中~華南)、東南アジアに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。♂♀共にすべて長翅。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。一般に♀は♂よりはるかに大きい。また♂の触角は♀より長い。 |
生態 |
環境: |
草上性。イネ科草本の繁茂する草原、林縁、荒蕪地など。明るく開けた環境で、ショウリョウバッタよりも湿った環境を好む。 |
発生: |
年1回。8月~10月上旬に見られる。 |
越冬: |
卵。 |
行動: |
昼行性。♂♀ともに活動はあまり活発でない。好んで草の茎などにとまり、危険を感じるとくるりとすばやく反対側に回る習性がある。 |
食 性 |
食植性/葉。イネ科草本が中心。 |
類似種: |
- |
保 護: |
千葉県:D、千葉市:C、神奈川県:V、埼玉県:NT2(大宮台地/NT1)、群馬県:CR+EN。 |
その他: |
かつては「キチキチバッタ」と呼ばれていたが、ショウリョウバッタとは異なり発音しないので改名されたという。個体数は多くない。 |
天敵 |
捕獲: |
オオカマキリ、チョウセンカマキリなどの大型カマキリ類、造網性クモ類、徘徊性クモ類。幼虫は このほかにサシガメ類。 |
寄生: |
アナバチ科のキアシハナダカバチモドキ(Stizus pulcherrimus (F.Smith1856))、ジガバチ科のヌカダカバチ(Tachysphex nigricolor nigricolor (Dalla Torre))が知られる。 |