コウゾハマキモドキ

楮葉巻擬蛾 (ハマキモドキガ科)


林縁のヤマグワの葉上で休息する個体
千葉市緑区
コウゾハマキモドキ (ハマキモドキガ科)
Choreutis hyligenes  (Butler ,1879)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調と斑紋に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園など。
発生: 年2回。5月~10月に見られる。
越冬: 成虫
行動: 昼行性。活動は比較的活発。下草の葉上などに後部をやや持ち上げた姿勢でとまり、円や「8」字を描くように機敏に走り回る。訪花性は強く、多くの花に集まる。
食性 幼虫: 食植性/クワ科ヒメコウゾツルコウゾヤマグワクワなど。
成虫: 食植性/花蜜。ハルジオン、ヒメジョオン、ヨメナ類など多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。カバスジハマキモドキとも呼ばれる。
天敵 捕獲: カマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類 、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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