ツヅリガ

綴蛾 (メイガ科)


燈火に飛来した♂
2005/6/3 千葉市緑区
ツヅリガ (メイガ科 ツヅリガ亜科)
Paralipsa gularis  (Zeller ,1877)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地、特に人の居住域が中心。北海道~石垣までのほぼすべての周辺島嶼で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: アジア~欧州。ユーラシア大陸のほぼ全域に棲息する広域分布種
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 異型。♀は♂より翅形が幅広く、前翅中室端部の黒色斑紋が♂より大きい。
生態 環境: ほとんどの場合は家屋内。野外で見かけることは稀。
発生: 年1回。5月~6月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。燈火に飛来することもある。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/貯蔵穀物。コメ、ムギ類、マメ類などの貯蔵穀物を食害する。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 貯穀害虫のうち、もっとも著名な種のひとつ。主として人家や倉庫内で多く得られ、人為的に分布を広げたものと考えられる。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類、徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。

メイン