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やっと見つけた。 見知らぬ君と 「ポートガス・D・エース。」 彼女、は目の前にいる男、エースの名前を呼んだ。 エースは彼女の方を振り向いた。 「やっと見つけた。」 彼女はキッと睨みつけて、呟いた。 「知らねェーなー。」 林檎を齧りながら、の見せた写真を見てエースは言った。 それにはさっきよりも不機嫌そうに眉を寄せた。 「そんなはずない。こいつは白髭海賊団の二番隊にいた男だ。」 「知らねェーものは知らねェーよ、お嬢ちゃん。」 写真を見せながら食い下がるに、エースはヘラヘラと笑った。 それには更に眉を寄せた。 「お嬢ちゃんじゃない!私は・だ。」 「ちゃんね。で、そいつが何かしたのか?」 食べきった林檎の芯をポイと捨てながらエースはを見た。 その顔は相変わらず笑顔だったが、少しだけ変化したのをは気付かなかった。 「……妹を殺した。」 は唇を噛み締めながら呟いた。 それにエースは小さく息を吐いて、の頭をポンポンと叩いた。 そんなエースをは睨み上げ、バッと少しの距離を置いた。 「お前は白髭海賊団の二番隊隊長なんだろう?」 エースを睨みつけたままは言った。 その手にはしっかりと剣が握られている。 警戒心むき出したのに、エースは首に掛けていた帽子を被ると、近くの木箱に座った。 「あぁ、白髭海賊団、二番隊隊長だ。でも、今はちょっと用が合って隊とは離れて行動してるんだよね。」 「用事?何だそれ?」 「ちょっと追ってる奴がいるんだ。ちゃんと一緒で、人探し中さ。」 エースは人のいい笑顔をに向けた。 それには剣の構えは解いたけれど、動かずにエースをじっと見つめた。 の思っていたエースという人物と、今目の前にいるエースと言う人物が違っていたことに戸惑っていた。 「じゃぁ、ホントにこいつのことは知らないのか?」 はもう一度写真をエースに見せた。 エースは首を振った。 「悪いけど、ホントに知らねぇーよ。」 エースはの顔を見て言うと、立ち上がっての方に近付き、さっきと同じように頭をポンポンと叩いた。 は肩を落としながら、今度は逃げずに受け入れ、俯いたまま呟く。 「手掛かりなしか…。」 「…そいつを見つけてどうするつもりだ?」 エースは俯いてしまったの頭をポンポンと撫でながら聞いた。 それを聞いたはスッと顔を上げて、どことも付かない空間を睨みつけた。 「謝らせたいんだ。妹に…。」 「敵討ちってわけじゃねェーのか?」 「それも考えたけど、妹はそんなこと望んでないだろうから。でも、このままじゃいけないと思ってね。」 はそういうと、さっき放りながら剣の鞘を拾って手に持っていた剣を納めた。 の小柄な体格に似合わない随分大きな刀だ。 それをは軽がると持ち、背中に背負った。 「随分似合わない刀だな。」 「父の形見。父は海賊だった。」 そういうと、荷物も拾った。 そして、くるりとエースに背を向けた。 「迷惑かけた。もう合うこともないと思うけど、お互い探し人が見つかるといいな。」 はエースに背を向けたままそういうと、スタスタと町の中心部の方に歩き出した。 エースはその背を見てしばらく考えた後、ニッと口元に笑みを浮かべた。 「一緒に行かねェーか?」 エースはの背に声を掛けた。 はすぐにその言葉に驚いて、振り向いた。 「何言ってんだよ。冗談を聞いてる暇なんだけど。」 「冗談じゃねェーさ。同じ人探し中なら、一緒に言っても別に構わねェーだろ?」 「そうだけど……。でも…海賊と一緒に行動するのは…。」 は困惑したような顔で視線を彷徨わせた。 そんなにエースは近付いて、目の前まで来ると、くいっと帽子を指で押し上げてに笑顔を見せた。 「女の一人旅は危ないぜ。それに、俺一緒に行くなら、船代ただ。」 ニッと笑って言うエースに、は船代ただの部分で反応をして、一瞬考えたが、すぐに顔を上げてエースを見返した。 「行く!」 「そう来なくちゃな。まっ、よろしくな。」 ニカッと笑って手を差し出すエースに、もその手を取りながらニッと笑顔を返した。 見知らぬ奴と旅をすることになった。 でも…まぁー楽しそうな予感がした。 END-→ |
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++++++++++ エース夢〜。 エースがつかめない感じですけど…。 これからなんか一緒に旅するみたいです(ぇ) |