最高にカッコいいロックナンバー ベスト10  (作成中)

第1位   ROCK AND ROLL/LED ZEPPELIN  LED ZEPPELINW

他に何があるというのか。カッコ良さのツボを全て押さえた曲。ジョン・ボーナムの雷ドラミングで始まり、ジミー・ペイジの流れるようなリフ、イアン・スチュワートの絶妙なタイミングで入るピアノ、そしてロバート・プラントがシャウトする、「久しくロックしてねぇな、久しく放浪してねぇな」と。ツェッペリンは以後、これに似たような曲を作っていない。以上のものを作れないと判断したジミー・ペイジは潔くて良い。

第2位   PAINT IT,BLACK/THE ROLLING STONES AFTERMATH(U・S.Ver)

「黒くぬれ」。ROCK AND ROLLが明なら、こちらは暗。誰にでも時折思う、何もかも黒く塗りたい気分を表現した曲。ここでもミック・ジャガーのボーカルが際立つ。当時の流行であったラーガ・ロックを意識したこの曲が、時代を超えてしまうと誰が予想したか。猛練習したというブライアンのシタールが病みつきになる。66年の発表であるが、イントロからエンドまで、今でも抜群のカッコ良さを誇る曲。

第3位   HOLIDAY/GREEN DAY  AMERICAN IDIOT

「マイノリティ」の100倍カッコ良い。しかし、90年代のグリーンデイがあってこそのアメリカンイディオットだと思う。このアルバムで、以前のファンはだいぶ離れたと聞くが、個人的にはジョー・ストラマーの魂を引き継いだパンクロックの最高傑作であると思う。21世紀発表の全ロックアルバムの中ではNO,1ではなかろうか。名盤の匂いがプンプンする。

第4位   PARANOID/BLACK SABBATH  PARANOID

初期のサバスの曲の中ではメロディアスで、らしくない違和感を感じるかもしれない。これをシングルカットして、売れてしまったために、以降、少なからずも本来のサバスサウンドの弊害になったのは事実。しかし、ストレートでキャッチー、しかも何気にサバス色もしっかりと出ているため、未だにバンドの代表曲であり、ロック史上でも名曲の部類に入る。やはりライブバージョンが格好良く、ボーカルは本家のオジー・オズボーン、技巧派のロニー・ジェイムス・ディオ、2人のライブ盤が出ているので、どちらもお薦め。

(ロックソングベスト20の曲からは除きます)

第5位   MONEY/PINK FLOYD THE DARKSIDE OF THE MOON

ウルトラモンスターアルバム「狂気」に収められている名曲。レジスターの効果音から繋がり、ロジャー・ウォータースの印象深いベースが終始淡々と流れ、ソロではギルモアのギターがギンギンのロックナンバー。ストレートで格好良さの基本が詰まった曲。フロイドはプログレバンドなる故に、この曲はやや浮いている。本人達の意思を無視したシングル化と予期せぬアルバムの驚愕セールスで、メンバーはシド・バレットが襲われた退廃感を共有してしまい、それは次作「炎」で歌われる。音楽性もそうであるが、非常に深く、ある意味、イっちゃってるバンドである。

第6位   WHITE LIGHT/WHITE HEAT /THE VELVET UNDERGROUND

WHITE LIGHT/WHITE HEAT

ガレージロックの雄、ルー・リードのノイジーロックンロール。ヴェルヴェットといえばバナナジャケットの1stが有名であるが、2枚目の本作の方が完成されていると思う。ニコはいないけど。そのオープニングナンバーで、デビッド・ボウイもカバーしました。なんだか適当な感じのする曲であるが、聴き込む程に格好良さが分かってくるセンス抜群全開ナンバー。

第7位   HIGHWAY STAR/DEEP PURPLE  LIVE IN JAPAN

絶対ライブバージョン。これを聴いたらスタジオ版はどうも・・・。ロックライブアルバムとしては、本作を越えるアルバムには出会っていない。武道館でのライブイメージが強いが、実は大阪何とかホールでの収録。6トラックだけで録ったのは本当なのですかね。脂の乗り切ったメンバー、特にリッチー・ブラックモアのギタープレイは必聴。