福岡国際マラソン&壱岐・対馬郵便局めぐり(2012/12/1-5)
12月2日(日)、福岡国際マラソンに初めて出場。さらに月曜日から3日間かけて、自転車で壱岐・対馬の郵便局を訪問してきました。
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12月1日(土)、羽田から飛行機で福岡へ。レース前だというのに木曜日頃から風邪をひいてしまい、まだ治り切らず下痢気味の体での福岡入りです。空港で自転車を組み立てて福岡市内へ。
マラソンのゼッケン引換は夕方からなので、途中の郵便局をいろいろ写真に収めたり、長浜ラーメンを堪能したり。自分はそれほど好き好んでラーメンを食べに行くというたちではないのですが、長浜ラーメンの堅麺は非常に好きなので、今回の旅行中に何軒も堪能してしまいました(^^) さらには、まだ回転木馬が残る大濠公園のミスドで時間をつぶしたりしながら夕方を待ちます。
自転車で大濠公園を一周していると、明日のマラソンの効果かランナーの姿もたくさん。そうこうしているうちに16時を過ぎたので西鉄グランドホテルでゼッケンを受け取り今晩の宿へ。2週間前に申し込もうと思ったらマラソンの効果か福岡市内の宿はどこも満室だったので、今晩は新宮まで移動して旅館で1泊です。でもおかげでゆっくりくつろぐことができました(^-^)
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12月2日(日)マラソン当日。体のだるさなどは全く残っていませんが、まだ下痢気味なのがちょっと気になるところです・・・。とりあえず朝食を食べつつゆっくり準備。福岡国際マラソンは昼スタートなので、7時起きで十分に間に合うのが良いですね(^^) 荷物をまとめていざ大濠公園へ。
※前日撮影
天気は曇り、風はほとんどありません。少し肌寒いですがマラソンを走るには非常にいいコンディション。自分はともかくトップランナーはいい記録が期待できるのではないでしょうか。
更衣室でウェアに着替え。周りのほとんどの選手がランシャツ、ランパンの中、Tシャツとハーフパンツなのでちょっと浮いてます(笑) 歩いてスタート地点の大濠公園に移動し、細かく指定された整列場所に並んで号砲を待ちます。整列地点の脇に荷物預け(スタート直前まで着ていた防寒着などを預けるところ)があるのはさすが福岡国際ですね。12時10分、号砲が鳴っていざスタート!
毎回のフルマラソンと同じように、今回も最初は自然とペースが上がります。特に頑張っているつもりはありませんでしたが1km3分40秒ペースで進み、最初の周回で子供たちとハイタッチしながら公道へ。最初の5kmは18分22秒で通過しました。ずっとこのペースで行ければ、って無理な話ですが(笑)
福岡国際マラソンには5kmごとに厳しい関門があります。スタートからの30kmは5km19分30秒ペース(30km関門1時間57分)、そこからは5km20分00秒、20分30秒ペース(40km関門2時間37分30秒)、さらにゴール手前の競技場の入口にも関門があるという厳しい設定で、これに引っ掛からないために前半で十分に貯金を作っておきたいところ。とりあえず最初の5kmで1分08秒の貯金を確保しました。
幸い体調は気になることは無く順調に進んでいますが、5km〜10kmは18分52秒と早くも少しペースダウンしてきました。10kmあたりからは明らかに周りの選手の方が速くなり、自分が一人マイペース(?)で走っている脇を大小の集団がどんどんと抜かしていくという状態。10km〜15kmのラップが19分台に落ち、自分を抜かしていく選手のゼッケンが300番台から400番台、500番台・・・と増えていくのがよくわかりました。沿道で応援している人から見ても、きっとひとり調子が悪い人に見えたに違いありません。20kmまでの5kmは19分22秒。いよいよ関門ペースと同じくらいにまで落ちてしまいました。この時点で関門までの貯金は2分14秒。果たしてゴールできるか?
ハーフ地点を1時間20分09秒で通過。自己記録には全く及ばないタイムですが、それでも結構頑張っているつもりなのに・・・周りの皆さんは速い。やはり福岡国際マラソンはすごいです。25kmまでの5kmは19分28秒。国道3号線に入り、このあたりで一瞬ペースを上げてみたり(意識だけ?)もしましたが、結局それを持続することができずやはりペースは落ちる一方です。とはいえ周りの選手も徐々にペースが落ちてきたみたいで、ようやく自分のペースが周りの選手のペースとほぼ同じくらいという状況になりました。
国道3号線は往復コースなので、しばらくすると対向車線をトップランナーが走ってきました。さすがトップは素晴らしい走り。その後ろに堀端選手や藤原選手の姿も見えます。やはり堀端選手は大きい。体重があってもパワーで走ることができる、そんな走りを自分も目指したいものです。しばらくして川内選手の姿も。ちょっと苦しそうな走りでしたがここからの巻き返しに期待して「頑張れ!」と声を掛けました。
そんなことをしながらも本当は頑張らなければいけないのは自分の方で、ついに30kmまでの5kmは関門標準時刻よりも遅い19分48秒かかってしまいました。あと関門まで何分?とにかく数字だけが気になり、沿道の声援がほとんど耳に入りません。しかも後半はスポーツドリンクが切れて水だけになってるし・・・。皆さんドリンクは無駄にたくさん取ったりこぼしたりしないで下さいね(笑)
香椎の折り返し地点で折り返すと、すぐに反対車線に回収車の姿が・・・思ったより近い!これはいよいよまずいことになってきました。ここで何とか頑張らないと。思いもむなしく足はなかなか進まず、35kmまでの5kmは20分26秒かかっています。あと7km、あと皇居1周ちょっと、そう自分に言い聞かせながら足を進めます。コース上には走るのをやめて歩いてしまっている人もいますが、ここで一度でも歩いてしまうとおそらく完走は無理でしょう。遅いなりに足を進めなければ。都市高速をくぐって40km地点。この5kmは21分以上かかっています。「関門まであと1分!」という声が聞こえてきて、これにはさすがにかなり焦りました。最後の関門である競技場入口まではあと1.6kmくらいのはず。皇居の桜田門から竹橋までの距離、それくらいなら何とかなるはず、最後の最後、ここで踏ん張らなければ・・・
やがて大濠公園に突き当たり、ここを右折してから少し走って左折すればいよいよ競技場。最後の坂を登って、やっと競技場のゲートをくぐってトラックに入りました。間に合った・・・
そのまま競技場のトラックに倒れこみたい気分でしたが、とりあえずはゴールしてから。安堵感に包まれながら競技場のトラックを1周してゲートのところを再び通過した時にはゲートは既に閉まっていました(^^; そして最後の1/3周。なんとか走り切って、ついにゴール・・・。
タイムは2時間45分53秒と、自己記録には遠く及ばないタイム。走っている途中は体調の異変を感じることは全くなかったので、こんなに時間がかかったのは、風邪を引いたからというよりは純粋にトレーニング不足から来ているんだろうなと反省しきり。それでも関門に引っ掛からずに最後まで走り切れて、何はともあれ一安心・・・
【タイム】
18'22"-18'52"-19'10"-19'22"-19'28"-19'48"-20'26"-21'09"-9'16"=2°45'53"
・・・と、そんなこんなで福岡国際マラソンは終了。まずは空腹を満たすために再び長浜ラーメンを堪能し、明日郵便局めぐりをする壱岐に行くためのプランを練ります。今晩の博多発のフェリーで芦辺に行って宿泊することができるか、芦辺の旅館に電話してみたところ素泊まりOKとの返事。これで今晩は疲れた体を(とりあえず)休めることができそうです。
フェリーちくし
予定通り博多18:45発のフェリーに自転車を詰め込んで芦辺へ。日曜の夕方ということで壱岐から福岡に遊びに行った帰りと思われる多くの乗客がいましたが、2等船室は十分広く、場所の確保には全く問題ありませんでした。20:55に芦辺に到着し、芦辺集落にある奥野旅館で宿泊。集落で迷うのではないかと、わざわざ宿の方が道路沿いにまで出て迎えて下さいました(^o^) ゆっくりと風呂に温まり、明日の郵便局めぐりの計画を練ってから就寝。
今晩お世話になった奥野旅館(翌日撮影)
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12月3日(月)今日は壱岐の郵便局を訪問します。
壱岐島内には14局の郵便局があり、自転車ですべて訪問するとすればおそらく4時間はかかるでしょう。本当は可能なら郷ノ浦12:30発の高速船で対馬(厳原)まで移動してそのまま対馬の郵便局めぐりになだれ込みたいところですが、9時から3時間半で全局を回る自信はさすがに無いので、次の策として芦辺14:10発の高速船で博多に戻る(博多に15:15に到着し、残り時間は博多周辺で郵便局めぐり)というプランを立てました。これだと芦辺に大きな荷物を残しておくことができるというのも利点です。
芦辺を最後に残して郵便局を回るため、今日の1局目は島北部の勝本郵便局にしました。港に面して建っている郵便局。ここから反時計回りに郵便局を訪問していきます。
勝本郵便局(9:00)
自転車で郵便局めぐりをする場合に気になるのは天気ですが、今日は日中は持ってくれそうということで一安心。9時に貯金を済ませ、さっそく次の壱岐国分郵便局に向かいます。一旦内陸に入るのでいきなり坂の洗礼を受けますが、まだ開始早々、ここで疲れたとは言ってられません。坂の上り下りを何度か繰り返して、島のほぼ中央部にある壱岐国分郵便局に到着。
壱岐国分郵便局(9:29)
島中央部にあるため、一筆書きとはいかずどうしても回り道になってしまいますが、コース設定上これは仕方ありません。続いて島の西側の湯ノ本温泉のある集落へ。この道は下り基調なので楽。
湯本郵便局(9:40)
温泉街というよりは普通の港集落のような場所に郵便局があります。ここからはまた坂の上り下り。壱岐はまだ坂が少ない方かと予想していたのですがとんでもないです(^^;
沿岸部から坂を登って沼津集落に入り、沼津小学校の脇を通り過ぎても沼津郵便局が見当たらず。これはおかしいと思い地図を確認したところ、小学校より手前側に脇道があってそこに郵便局がある様子。戻ってみると確かにありました。
沼津郵便局(9:59)
局員さんに「何で回っているのですか」と聞かれ「自転車です」と答えると驚かれるのは毎度のことです(笑)
沼津からは島南部の郷ノ浦方面に進路をとります。郷ノ浦地区には郵便局が幾つかあって、まずは北の方にある柳田簡易郵便局へ。道を走っていると「柳田簡易郵便局」と書かれた看板が見えたのですが、どこに簡易局があるのかわからずうろついてしまいました(^^; 正解は看板のふもとにある家から少し奥に入った別の家です(笑)
柳田簡易郵便局(10:11)
続いて、少し南にある古城団地の中にある古城簡易郵便局へ。ここも団地の入口が登りです。こういう短い登りも意外と疲れるのね・・・
古城簡易郵便局(10:21)
古城簡易郵便局から一番近いのは郷ノ浦郵便局ですが、郷ノ浦から西に飛び出た半島にある渡良郵便局にも行かないといけないので、先にそちらを訪問します。郷ノ浦の市街地の北側をかすめるようにして西に向かうと、ここからはまた登り坂・・・。「郵便局はきっと沿岸部にあるから帰りも登らないといけないのか・・・」と思っていたら、渡良郵便局は意外と高い場所にあったのでそういう意味では少し助かりました。
渡良郵便局(10:39)
来た道を途中まで戻り、続いては壱岐市街(郷ノ浦)へ。郵便局を訪問する前に壱岐市役所を訪問し、売店で買ったホットドッグで栄養補給しながら住民票を無事にゲットしました。住民票取得は職員が不慣れで時間がかかることがあるのですが、壱岐・対馬は1島1市なのでそれぞれ1か所だけでOK。
続けて市街地にある郷ノ浦郵便局を訪問します。「島の集配局」の雰囲気をこの局舎でも感じました。それが何なのか自分でも説明が難しいのですが(笑)
郷ノ浦郵便局(11:14)
このあたりは壱岐の中心地と言っていい場所で店もたくさんあります。ちなみにダイエーはなぜか郷ノ浦ではなく芦辺にあります。
郷ノ浦からさらに南東へ。坂を登って下ったあと、結構な坂を登った高い場所に初山郵便局があります。
初山郵便局。隣には初山小学校(11:35)
ここから北に向かい国道382号線へ。志原簡易郵便局は商店に併設(今は閉じている?)で、この建物で何十年も営業しているとのこと。局員さんは「古い建物で恥ずかしい」とおっしゃっていましたが、とんでもない、いい雰囲気の局です(^^)
志原簡易郵便局。局名表示もいい感じ(11:56)
志原からは国道382号線を東へ向かい、印通寺港の近くにある石田郵便局へ。
石田郵便局(12:12)
時刻は正午を回りました。天気もいいし、14時10分の芦辺発高速船には十分に間に合うようなので気分的に余裕があります。次の八幡浦簡易郵便局に向かう途中には歴史資料館があって(さすがに資料館を見てくる時間は無いのでパスしました)、その近くには高床式倉庫などの古代遺跡のモニュメントがありました。壱岐は朝鮮から日本に向かう際の重要な中継地、「一支国」で知られる歴史の国です。
さらに、八幡浦の近くにはこんなお地蔵さんも。
腹に穴が開いた地蔵があるので「はらほげ地蔵」と呼ばれているそうです。これが壱岐で自分が訪れた唯一の観光名所(笑)
そして八幡浦簡易郵便局を訪問。
八幡浦簡易郵便局(12:48)
やはり島には猫が似合いますね =^_^=
そろそろ壱岐島内14局の完訪が近くなってきました。簡単な坂の上り下りを経て、13局目は昨晩の宿の近くにある芦辺郵便局。
芦辺郵便局(13:13)
郵便局を訪問したあと旅館で大きな荷物を回収し、芦辺港に移動した後、港からもそう遠くない市街地にある壱岐瀬戸郵便局を訪問。
壱岐瀬戸郵便局。日本郵便の赤い看板もあります。(13:42)
これにて壱岐島内14局を無事に完訪しました。
自転車を急いで畳み、とりあえず腹を満たそうとコアラのマーチを買って高速船ヴィーナスに乗船。
高速船ヴィーナス
船は時刻通り15時15分に博多港に到着。再び自転車を組み立てて、残りの時間は博多港から自転車で回れるところを順次訪問しました。
博多港郵便局
博多栄町郵便局
箱崎ふ頭郵便局
博多奈良郵便局、博多呉服郵便局、博多港郵便局、博多千代郵便局、博多栄町郵便局、吉塚郵便局、福岡県庁内郵便局、博多馬出郵便局、箱崎郵便局、福岡筥松郵便局、箱崎松原郵便局、箱崎ふ頭郵便局と順に訪問したところで17時となりました。福岡県庁内郵便局は建物の外に「〒」マークのサインがありますが、入口は建物の中にあって「庁内郵便局」とだけ書かれています。
あとは福岡東郵便局(ゆうちょ銀行福岡東店)、福岡中央郵便局を訪問。壱岐島内の郵便局と合わせて本日は計28局を訪問することができました。
今日はこれから夜行フェリーで対馬に渡ります。まだ時間があるので、まずは三たび長浜に繰り出して長浜ラーメンを堪能。そして博多港から歩いて行ける距離にある銭湯「大春湯」で汗を洗い流してきました。
大春湯(営業時間が終わってから撮ったので暗いです)
銭湯を出ると外はいきなりすごい雨!銭湯の番台さんにビニール傘を頂いて博多港に戻ってきました。
博多港0:10発のフェリーで厳原へ。この時間にはもう雨は止んでいます。いよいよ明日から2日間は対馬の郵便局を自転車で回る予定ですが、果たして2日で全部回れるか?かなり厳しそう・・・
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12月4日(火)早朝、フェリーは厳原に到着。そのまま7時まで船内で休むことができるということで、外に出ても寒いだけなのでぐっすりと7時まで船内で横になっていました。
厳原港
今日から2日間は自転車で対馬を郵便局めぐり。対馬は南北が大きく2つの島に分かれていて、それらを結ぶ道は1本の国道のみ(正確には渡船もありますが本数が少ない)という地形。本当に単純化すると、○─○ ←こんな円周&直線上に郵便局が37局分布している、という感じです。そして何といっても坂がきつそう!地図を見ているだけでも、道がグネグネしていて激坂が控えているのが一目瞭然・・・
2日目は対馬空港19:10発の飛行機に乗るというのが絶対条件ですが、島北部からこの時間に間に合うように空港に向かうバスが無いので、2日目は厳原〜空港あたりのどこかで締めるのが必然になります。そのほかにも「1日目のスタート前に厳原か空港に大きな荷物を預ける」「バスの時刻」「渡船の時刻」「簡易局は16時までに訪問」そして「できるだけ効率的で坂を通らない(≒内陸を横切らない)ルート」などなど様々な事情を踏まえて、どのように回るか色々と悩んだ結果、以下のようなプランを立ててみました。
・1日目は厳原から空港に移動して、空港で大きな荷物を預けたあと、島中部の大船越郵便局からスタートして北部(上対馬)の郵便局を順次訪問
・訪問できるところまで訪問して、そのまま一泊
・2日目は北部の残りの郵便局を訪問した後、バスか何かで厳原まで移動し、そこから南部(下対馬)の郵便局を回れるだけ回る
というわけで、まずは厳原から自転車で空港まで移動。さすがにこの道はメインルートなので坂はひどくはありません。空港のロッカーに大きな荷物を預け、通帳、貴重品、雨具、パンク修理キットなど最低限の荷物だけ背負って、いよいよ2日間の郵便局めぐりスタート!まずは1局目の大船越郵便局へ。島の郵便局よろしく、狭い路地に面しています。
大船越郵便局(9:00)
大船越郵便局に到着すると、いきなり局舎にハングルが書かれていてちょっとびっくり。対馬は位置的に韓国に近い島なんだということを実感します。こちらの郵便局は「おおふなこし郵逓局」とハングルで書かれていますが、対馬には局名もハングルで掲示されている局と「郵逓局」とだけハングルで書かれている局の両方があります。
国道382号線を北上し、観光名所にもなっている万関橋を渡って小船越郵便局へ。メインの国道ですがいきなり坂の上り下りが結構あり、距離もそれなりにあって移動に30分かかってしまいました。これでは対馬全局どころか、30局も行けないのでは・・・いきなり先が思いやられます。
小船越郵便局(9:32)
次に訪問する鴨居瀬郵便局へは、国道382号線から東に突き出た半島を純粋に往復することになり、移動という意味ではこの往復は完全に遊びの時間。島はこうした地形も多いので大変です。しかも海沿いの小船越から同じく海沿いの鴨居瀬に行くまで、尾根伝いに延びる道路を通るのでまたまた坂道。尾根から急坂を下って鴨居瀬集落に入ると、集落の最奥に郵便局がありました。
鴨居瀬郵便局(9:48)
急坂を下ってきたということは、帰りは急坂を上るということです(笑)国道382号線まで戻ってきて再び国道を北上。峠に作られたトンネルを通過して下って賀谷集落へ。こうしてトンネルが貫通している所は、トンネルの高さまで坂を登ればよいのでまだ助かります。
賀谷簡易郵便局(10:18)
本日初めての簡易郵便局。かわいい建物ですね(^^)
次の塩浜簡易郵便局まで、海沿いに道があれば楽なのに・・・念のため局員さんにも聞いてみましたが当然そんな道はなく、国道沿いの塩浦集落から塩浜集落まではまたまた激しい峠越え。この道は勾配もきつく、道路をジグザグに横切りながら少しずつ登っていきました。
塩浜簡易郵便局(10:42)
塩浜からさっき通った峠道を塩浦まで戻ります。ここ塩浦は対馬北部(上対馬)の南端にあたり、ここから時計回りと反時計回りのどちらかを選ぶことになります。明日バスに乗る可能性を考えると、ここは反時計回りで北上しておいた方がいいかな、ということで反時計回りを選択。県道39号線に入って北上していきます。ここでもトンネルをいくつか通過。対馬北部はトンネルがけっこう貫通しているのでまだ助かります。話によると南部はひどいらしい・・・
曽郵便局(11:08)
県道がカーブするところの突き当たりにある曽郵便局。ひらがなで「そ」。読みが1文字の郵便局は確か全国でここだけだったような気がします。今から思えば欧文印でももらっておけばよかったかな。
さらに東岸を北上。別の県道とT字で突き当たり、右に折れると佐賀集落に入ります。県道沿いに対馬佐賀郵便局を発見。
対馬佐賀郵便局(11:27)
対馬佐賀郵便局で(それとも曽郵便局だったかな?)「次の志多賀郵便局はわかりにくい場所にある」というアドバイスを受け、再びトンネル越えをしながら志多賀集落へ。集落に入ると港の手前で細い路地があったので、「わかりにくい場所ということはこの路地かな」と推測して入ってみると、左手に志多賀郵便局を発見!これは確かにわかりにくいです。
志多賀郵便局(11:47)
郵便局を出て県道に戻ろうとしたら、ちょうど郵便車が狭い路地に入ってくるところでした。
ここまで3時間弱で8局訪問。このペースだと今日の訪問局数は20局くらいでしょうか。あまり深く考えても仕方ないので、とにかく目の前の坂を一つ一つクリアし次の郵便局を目指すことに全力を注ぎます。東岸をゆく県道は再び坂とトンネル。同じようなシチュエーションが続いています。このあたりはツシマヤマネコがよく出没する地域らしく、沿道にはヤマネコ注意の道路標識も。
ヤマネコとびだし注意。絵がなんだか抽象画みたい
続いて小鹿郵便局へ。
小鹿郵便局(12:11)
小鹿郵便局から次の一重簡易郵便局までは、距離が3kmほどとやや短く、トンネルが長い(=坂の部分が短い)ため比較的楽です。
一重郵便局(12:24)
こちらの建物もなかなかいい感じ(^^)
東岸の道はまだまだ続きます。もう一度長いトンネルを通過して琴(きん)という集落へ。県道から港の方に入っていくと琴郵便局があります。
琴郵便局(12:40)
訪問した郵便局では貯金のほかに風景印があれば葉書に押印しています。こちらの郵便局には風景印は無いとのことですが、局員さん曰く、琴集落には樹齢日本一という大イチョウがあって(これも局員さんの話ですが、日本で二番目という説もあるらしい)、「大イチョウを風景印にしてもいいと思っているんですけど・・・」とのこと。郵便局を出て県道沿いを行くと立派な大イチョウがありました。
琴郵便局の次は舟志簡易郵便局を目指します。地図を見ると、琴集落から先は対馬東岸沿いを外れて内陸部を10km弱ほど行くようで、道がグネグネと描かれています。「これはひどい峠越えがありそうだ」と覚悟しながら進んでいくと、思ったよりも勾配がゆるくてちょっと拍子抜け。この道は紅葉の季節は非常に景色が良いらしく名所にもなっているようです。今日は通過する車はほんの数台しかありませんでしたが、緩い登りで案外走りやすい道を行き、途中からは下りになって快適に走ることができました。30分ほど走って舟志に到着。
舟志簡易郵便局(13:11)
この佇まい、個人的にかなり好みです(^-^)
舟志からさらに北上し、ようやく13時半、厳原から80kmほど離れた対馬北部の玄関、比田勝に到着しました。久々に大きな集落に入ったせいか、郵便局がなかなか見つからず(^^; お腹もかなりすいていたのでスーパーでメンチカツと寿司を購入し、そのついでに店員さんに比田勝郵便局の場所を聞いてようやく郵便局に辿りつきました。比田勝港から少し離れた奥まった場所にあります。
比田勝郵便局(13:44)
郵便局で貯金した後、時間ロスになるとはわかっていてもガス欠で体に力が入らなくなることは避けたいので、局前で寿司とメンチカツをパクつきました。これで元気回復、今日はとにかくあと3時間頑張ろう。
対馬の一番北側をぐるっと走る県道182号線に入り、続いて泉簡易郵便局へ。民家の1階部分が郵便局になってます。
泉簡易郵便局(14:07)
さらに県道を進むと、「韓国展望所→」という標識を発見。南の方の郵便局で「今日は晴れてるから韓国の街並みがきれいに見えると思う」と言われていたので、これはちょっと見に行きたいなと思っていたのですが、展望所までが結構きつい坂になってそうだったので、「展望所から見なくても道中どこかから見えるだろう」と考えて途中で引き返しました。(が、結局どこからも見ませんでした。やっぱり行っとけばよかったかな・・・)
鰐浦郵便局(14:35)
鰐浦郵便局は港のある鰐浦集落から少し内陸側、県道のトンネルを出た所にあります。ここ鰐浦集落はヒトツバタゴという植物で有名らしいですが気にせず通過してしまいました(^^;
南下して国道382号線に合流。上対馬の国道382号線はどちらかというと沿岸ではなく山沿いを通るので、この道も相変わらず坂があります。トンネルを一つ越えて佐須奈集落に到着。佐須奈郵便局は局名がコンクリートに彫られているのが印象的です。
佐須奈郵便局(15:10)
次の目的地は佐護郵便局。引き続き国道を南下し、坂越えをして佐護集落に入ります。国道382号線はこのあたりは山の中を走っていて、佐護郵便局へは国道から2kmほど脇道を往復しないといけません。上対馬の西側ではこのように、背稜を走る国道(いわば背骨)から肋骨のように突き出た脇道を行ったところに郵便局があるというところが幾つかあり、単純に往復しないといけなかったりするので(しかも坂)気分的にも結構きついです・・・。
さいわい、国道から佐護郵便局までの道は、距離は2kmありますが勾配はほとんど無いので助かりました。というわけで佐護郵便局到着。
佐護郵便局(15:42)
再び国道に戻り、次は伊奈郵便局を目指します。伊奈郵便局は国道から大きく西に外れた沿岸にあり、地図を見ると中山口というところから峠越えの?細い道が2本ほどある様子。この道を通らないと大幅に回り道になってしまうようなので当然こちらの道を選択しましたが、中山口の交叉点を曲がったところで「この先通行止」の看板が。ん、これはまずいかも?でも自転車だったら何とか通れるかも?などと楽観的に考えてさらに進むと、2本あるうちのより細い道に「←伊奈方面迂回路」という看板が立っていたので一安心、こちらの道を進むことにしました。迂回路があるならあると事前に書いてくれればいいのに(^^;
この「より細い道」も結構な坂越えでしたが、道自体はきちんと整備されており、峠を過ぎた後は快調に下って伊奈郵便局に無事到着。
伊奈郵便局(16:29)
時刻は16時半。17時までにあと1局は問題なく訪問できると思いますが、もう1局はさすがに厳しいか。とりあえず次の郵便局を目指して沿岸を走る道を進みます。この道はトンネルが数本掘られていて助かりました。
国道382号線まで再び戻り、仁田集落にある仁田郵便局を訪問。エメラルドグリーンに塗られた局舎が印象的です。
仁田郵便局(16:46)
仁田郵便局の南にある鹿見郵便局(こちらも国道から3km以上離れた場所にある)へダイレクトにアクセスする道が無いことを局員さんに念のため確認し、17時までに鹿見郵便局に行くことは不可能と悟りましたが、とりあえず引き続き鹿見郵便局に向かってみることにしました。
国道382号線は再び激坂を登ります。数km走ってやっと頂上のトンネルに到着し、トンネルをくぐると鹿見集落との分岐点。この分岐から沿岸部の鹿見集落まではお決まりの下り坂です(笑)17時を優に回って鹿見郵便局に到着。
鹿見郵便局(17:13)
こちらの郵便局は日本郵便の赤い標識があり集配センター併設のようです。というわけで集配センターのスタッフさん経由で局の方にお願いしたところ、ATM貯金した通帳に局名印を押してくださいました(^o^)
これはもしかすると、次の峯郵便局も集配センター併設局だったらATMが18時まで稼働しているのではないかという期待が湧いてきました。いずれにしても今晩の宿は三根(峯)集落で探すことになりそうなので、まずは三根に向かいます。既に日が落ちて暗くなっています。県道でもなんでもない道ですが、この道中では対向車がけっこうありました。皆さん仕事を終えて家に戻られるところでしょうか。18時前に三根に到着。
峯郵便局(17:48)※写真は翌日撮影
予想通り!こちらの郵便局も集配センター併設で、ATMが18時まで稼働していました。というわけでATM貯金して集配センターの方に取り次いで頂き、こちらも局名印をゲット!(^o^)/ これで明日の行程をさらにショートカットできます。
・・・というわけで本日は大船越郵便局から峯郵便局まで、対馬北部を中心に21局を訪問することができました。
さて、今晩の宿泊場所を探さないといけません。峯郵便局の目の前にある交番で、集落には2軒ほど宿があるとの情報をゲット。さっそくそのうちの1軒にお邪魔してみたところ、宿泊OK、しかも夕食をこれから作ってくださるとのこと!素晴らしい〜!
本日お世話になった大橋旅館
疲れているときの風呂とコタツは最高ですね!しかも料理も非常に豪華。刺身やサザエのほか、対馬のB級グルメ「とんちゃん焼き」(豚の炒め物)なども頂いて、ご飯を何杯もお替わりしてしまいました。宿には他に工事関係で宿泊されている方がいて、その方の弟さんが何と福岡国際マラソンを走ったことがあるということで、マラソン談義にも盛り上がりました(^^)
コタツがあるとつい寝たくなってしまいますが、明日の計画をしっかり練っておかなければならないので、暫く地図やバス時刻表とにらめっこ。それにしても気になるのは明日の天気、どうやら昼頃から雨になりそうとのこと・・・。できるだけ降り出しが遅くなってほしい(できれば夕方まで降らないでほしい)ものですが、こればかりは天に任せるしかありません・・・
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12月5日(水)、天気はどんよりと曇っています。まだ雨が降っていないのでよかったというべきか・・・。
昨日の晩に色々と検討した結果、今日はまず初めに島北部で残っている3局(小綱、水崎、豊玉)を訪問し、間に合えば豊玉(仁位)9:58発の路線バスに乗って厳原市街まで移動し、そこからは島南部を時計回りに回れるところまで回る(鶏知郵便局まで回ることができれば対馬全局訪問達成)、というプランで行くことにしました。
懸案は3つ。1つは仁位9:58の路線バスに間に合うかどうか。小綱→水崎→豊玉は15km以上ありそうで、バスに乗せるとなると自転車の分解もしないといけないので時間的にかなりシビアです。2つ目は単純に、17時までに対馬南部の郵便局を回り切ることができるか。もしも回り切れなかった場合でも、対馬空港19:10発の飛行機に間に合うように戻ってこれるかどうか。そして3点目は何といっても雨・・・
まったく不安ばかりの対馬2日目ですが、一晩お世話になった大橋旅館さんにお礼を言って、まずは本日最初の小綱郵便局へ移動。こちらの局は、20年ほど前?に近くの奴加岳郵便局が移転して誕生した局ということで、その旧・奴加岳郵便局も見てきました。それらしき建物の前にポストが立っているので何となく想像はつきますが、建物の雰囲気とポスト以外には全く旧局の痕跡が無かったので、近くに住んでおられる方に伺ってみたところ、やはりこちらの建物が旧局ということで間違いないようです。
旧・奴加岳郵便局
小綱郵便局に戻り9時の開局を待ちます。今日は特に時間が無いので、9時ちょっと前に開けて下さることを密かに期待していましたが、時間通り9時開局でした(^^;
小綱郵便局(9:00)
さっそく貯金を済ませ、急いで自転車に乗り込みます。旧・奴加岳郵便局の前を再び通過すると予想通り道は坂道に。最初の坂はすぐに終わりましたが、佐保集落から水崎集落まで往復する道がこれまた坂!しかもこちらは登りの距離がけっこう長くて難儀しました。しかも登りきったら下り。ということは帰りも坂だ・・・。とりあえず坂を下って左手にある水崎郵便局に到着。
水崎郵便局(9:28)
ここまで30分近くかかってしまいました。これは本当にバスに間に合わないかも?間に合わなかったら豊玉から厳原までタクシーを使おうかな、などと考えながら窓口で貯金。風景印は置いていないということで、この時ばかりはちょっと安心してしまいました(風景印だけで数分かかってしまうことがあるので^^;)
そそくさと局を出て写真を撮って、すぐに自転車に乗り込んで再び坂を登り下り。佐保から仁位まではトンネルが数本掘られていますが、まだ未完成のトンネルもあってこの部分は細い道を峠越え。峠越えとトンネルの両方を走ると、本当にトンネルの有難味がわかります。(本当は全部トンネルだと一番嬉しいのですが。)
何とか頑張って9:50過ぎに豊玉郵便局に到着。
豊玉郵便局(9:53)
こちらも風景印が無いということで、この時ばかりは本当に良かったと思いました(笑) 急いで仁位バス停まで移動すると、ちょうど比田勝からやってきたバスが到着したところ。バスはこちらで3分間トイレ休憩することになっているので、その時間中に急いで自転車を分解して輪行袋に入れ、何とかバスの時刻に間に合いました・・・
バスに揺られながら厳原へ。バスに乗っている約1時間は束の間の休憩時間です。降りたらまた勝負再開だな・・・
厳原の市街地の少し北にある小浦バス停で下車し、自転車を再び組み立ててさっそく厳原小浦簡易郵便局を訪問。
厳原小浦簡易郵便局(11:06)
さらに南下して市街地に入り、国道の裏の路地にある厳原宮谷郵便局へ。
厳原宮谷郵便局(11:16)
住民票をゲットするために対馬市役所も訪問しました。
対馬市役所
住民票を発行する待ち時間に近くの厳原郵便局を訪問して、できるだけタイムロスを抑えます。
厳原郵便局(11:27)
住民票も無事に手に入れて、厳原市街の一番南にある厳原久田簡易郵便局へ。このあたりまでは普通の市街地の郵便局と同じように局間距離が短いので楽です。
厳原久田簡易郵便局(11:44)
厳原久田簡易郵便局の近くにスーパーがあったので、この先の激坂に備えて食べ物でエネルギー補給。何を食べたか忘れてしまいましたが、結構がっつりと食べてむせたのは覚えてます(笑)
そして、ここで食事をしている最中に、空からポツポツと雨粒が・・・。ついに来てしまったか・・・
雨で道路が濡れると非常に滑りやすくなるので自転車のスピードを出せなくなる上に、下り坂ではブレーキが利きにくくなるし、タイヤで水が撥ねてザックにしぶきが掛かるし、とにかく良いことがありません。これはできるだけ早く、行けるところまで行くしかない・・・
厳原久田簡易郵便局から次の厳原久和簡易郵便局までの道は、地図で見る限り今回のコースの中でも屈指の難所のようで、どうやら標高300mくらいまで自転車で登らないといけないようなので覚悟はしていましたが、いざ登り始めるとやっぱりきつい!そして長い!
スカイラインという感じ
ここはとにかくひたすら頑張りました(笑)ようやく県道192号線との境にあるトンネル入口の分岐まで登りきり、ここからはやっと平坦&下りになりました。幸い雨はポツポツとしている以上に強くなる気配はなく、道が濡れるほどの勢いはありません。雨が本降りにならないうちに先を急がないと。
久和入口から久和集落へは細い下り道。これを下り切ったところに商店併設の厳原久和簡易郵便局がありました。
厳原久和簡易郵便局(12:34)
貯金ついでに商店でスポーツドリンクも購入。店にはこちらの家の子供さん?もいて、出発時に見送りを受けました(^^)
先ほどの区間が今日一番きついところのようですが、対馬南部はまだまだ難所が続きます。次の浅藻郵便局までの道も10km近くあるうえに坂を登ったり下ったり。やっぱり対馬南部は対馬北部よりもきついな・・・
浅藻集落の中の結構わかりづらい場所に浅藻郵便局を発見。港までは下らず、坂の途中の脇道を入ったところにあります。
浅藻郵便局(13:12)
郵便局のさらに奥には「浅藻小学校」という表示のある空き地がありました。意外と狭い敷地ですがここに校舎が建っていたのでしょうか。今は建物は無く遊具とトイレだけがあります。
浅藻郵便局から次の豆酘郵便局までは比較的距離が短く、坂もそれほどではないので助かりました。雨もいつの間にか止んでいます(まだどんよりと曇ってますが)。
豆酘郵便局(13:32)
難読です。ハングルとローマ字がヒント
またお腹が減ってきたので何か食べ物は無いかと探したのですが、商店を見つけられないまま集落を後にしてしまいました。ここからは再び激坂!勾配はこれまでの坂と同じくらいかもしれませんが、おなかが空いているとさらにきついです・・・。しかもこの区間はまたしても長い!一度峠越えをして瀬という集落まで降りてきた後、再び峠越えをしないといけません。その先の久根浜集落からさらに少し内陸に入ったところにある久根田舎簡易郵便局にやっと到着。
久根田舎簡易郵便局(14:11)
局員さんに「頑張って」と応援を受け、局の近くにある商店ではメロンパンを買って食べていたところお茶まで出して頂き、これでちょっと元気が湧いてきました。あと3時間弱、この調子で、このまま雨が降らなかったら残り5局何とかクリアできるのではないか、という期待を抱きながら次の局に向けて移動開始。
久根田舎から県道はU字に大回りしているので、ここはショートカットする道を選択。その分、坂はきついです(笑)ここは気力でクリアして県道に再び合流し、最高地点からは緩やかに下って次の集落へ。この途中にある椎根という集落は石屋根で有名だということを後で知りましたが、走っている途中はとにかく先を急いでいたので屋根まで気が回りませんでした(^^; 椎根から少し走って小茂田に到着。
小茂田郵便局(14:54)
さらに、2kmほど内陸にある下原簡易郵便局を訪問しました。この区間は単純な往復ですが、そういう局の配置なので仕方ありません(笑)
下原簡易郵便局(15:04)
今回の郵便局めぐりでは最後の簡易郵便局となります。完全に民家に入っていくような感覚。
これでいよいよ残りはあと3局となりましたが距離はまだまだ残っています。いったん小茂田郵便局のあるところまで戻り、再び県道24号線を北上。この道もまたぐねぐねと峠越え・・・本当に、果てしなく坂ばかりです。久根田舎で食べたメロンパンが体の中で燃えてエネルギーになっているイメージを想像しながら自転車を漕いでました(笑)
登ったあとは下って海沿いの阿連という集落を通過し、再び登って今度はトンネルを越えて今里へ。目指す尾崎郵便局は、この今里集落からまた県道を離れて2kmほど往復しないといけません。
尾崎郵便局(15:52)
尾崎郵便局はまさに港に面した郵便局。東日本大震災以降、海に面した郵便局を見るとどうしても津波が心配になってしまいます(.. )
下原簡易局から距離が長かったこともあり、意外と時間がかかっていつの間にか16時前になってしまいました。あと1時間で2局訪問できるか?急いで2kmの道を県道まで戻り、再び数度の峠越え。最後の最後まで本当に気が抜けません。時間が気になりつつも、久根田舎で食べたメロンパンの効果が切れてきたのか、ちょっとガス欠気味な感じがしてきたのが心配。
やっと洲藻という集落までたどり着き、ここで再び県道から分かれて竹敷集落のある方向へ。相変わらず距離があります・・・。やっと竹敷集落に辿りつき、集落に入ったところに商店があったので急いで入ってドーナツを購入。その足で郵便局を訪問しました。
竹敷郵便局(16:46)
これで残りは鶏知郵便局だけですが、いよいよ時間が無くなってきた!とにかくエネルギーが欲しいのでドーナツを2個急いで食べ、すぐに自転車に乗り込んで全速力で移動。細かいアップダウンが何度かありますがここで疲れたとは言ってられません。県道24号線に合流し少し坂を登ると、やっと鶏知集落が見えた!郵便局はどこだ・・・あった!
急いで自転車を駐車場にすべり込ませて局内へ。時刻は16時59分30秒、何とか間に合った!
鶏知郵便局(17:00)
これで今日は対馬南部の郵便局を中心に16局を訪問。2日間で、対馬島内の37局を自転車で全局完訪できました\(^0^)/ それにしても疲れた・・・
鶏知は空港からすぐ近くなので、ここからの移動は非常に楽です。それよりも何よりもまずはお腹が減っているので、スーパーで惣菜をたくさん買い込み、その足でそのまま対馬空港に移動。空港のロッカーに預けていた大きな荷物を回収し、これにて19:10発の帰りの飛行機にも無事に乗れることが確定しました。
と、ここで外はいきなり雨風雷がすごいことに(°▽°; 道中で雨に降られなくて、本当にラッキーでした!
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というわけで、福岡国際マラソンのついでに(?)壱岐と対馬の郵便局を訪問。マラソンのほうはかなり不満の残る走りになってしまいましたが、郵便局めぐりは壱岐・対馬の全局を含む65局を訪問することができ、久々に会心の郵便局めぐりとなりました(^-^)