長野市内郵便局めぐり(04-08-23,24) 郵便局自体の画像が少なくて臨場感が出にくいですがご了承下さい。

 長野県内の郵便局はこれまでに200局くらい訪問しているのですが、そのほとんどは〒39地域(安曇〜中信〜南信。松本、諏訪、飯田など)で、〒38地域(北信〜東信)の既訪局はわずかに1局。そこで今回は〒38のテコ入れを図ろうと、2日連続で長野市内の郵便局を回ってきました。

 東京から「ムーンライト信州」で旅立ちます。この日はちょうどオリンピックの女子マラソンがあったので、電車の中でラジオを聴いて野口みずきの金メダルを喜んでいました。というわけで翌朝は当然寝不足。4時半ごろに松本で列車を降りて、長野方面の始発列車が発車するまで2時間ほど待ちます。その間は今日の郵便局めぐりのコースを決めたり、移転した◎0418松本を見に行ったり。

以前は◎0418松本は松本駅近くにあったのですが、
最近移転して駅からちょっとだけ遠くなりました。

 そして始発列車で長野へ移動します。姨捨駅の他にさらもう一ヶ所でスイッチバックして、ちょっと得した気分になりました。長野駅に7時40分頃に到着、早速自転車を組み立てていると、何やらポツポツと・・・やっぱり天気予報通り今日は雨の様子。自転車をを組み立て終えて足早に今日の1局目の上ヶ屋簡易局に向かいますが、長野市の市街地を離れるやいなやみるみる高度を上げていき、これがまた辛いのなんの・・・しかもあっという間に雨は本降りになり、気分はもうかなりブルーです。

 どれだけカーブして坂を上ったでしょうか、やっとのことで山奥の上ヶ屋簡易局に到着。時間はちょうど9時、ここまで結構かかりました。でも簡易局ってやっぱりいいですね。

 続いては来た道を逆に下っていきます。晴れていればスピードが出せるんですが、雨なので路面もブレーキも滑りやすく、ソロリソロリとしか下れないのが非常にもどかしいです。しばらく下って、上りの時に確認していた芋井局に到着。

芋井郵便局。ここもまだまだ十分山奥です。

 雨の中で道中を急ぐ気にもなれないので、しばらく局員さんと話をしていました。エコー葉書が4種類もあったので購入したり、「信濃の国」の手拭いを頂いたり。でも結局は雨の中を再び出発することにしました。またソロソロと下っていきます。

 ここからは長野市の市街地に戻るので、ややダイジェスト気味になりますがご了承下さい。
 さっき上った坂を下って間もなくの所に「牛に引かれて」の善光寺がありますが、その参道に善光寺郵便局があります。木を基調とした局舎で、善光寺に来た観光客が気軽に寄り道できるような雰囲気があるのがいいです。でも自分は貯金をしただけでさっさと局を後にしてしまいました。こういうところが郵便局めぐりの悲しい性ですね・・・

 嬉しいことに雨もやんできました。市街地北部の特定局を数局回り、続いては長野宇木簡易局。向かいにはジャスコ、そして◎0123長野北があります(こちらの訪問は後回しにしました)。長野市内にはこの局のように、市街地にも簡易局が多くあるので、東京都内の郵便局めぐりに何となく飽きている人にとっても楽しく郵便局めぐりが出来ると思います(←これは勝手な想像ですが^^;;)。

 農協受託の上松簡易局、団地の中の北部簡易局や若槻団地簡局易などを訪問しながら進路を東にとり、やがて千曲川の近くの長沼局に到着。局の隣りにはりんご畑があり、ゴム印もりんごがフューチャーされています。また局近くの国道18号線には「←長野でいっちゃんの長沼郵便局」と書かれた小さな標識もあるので、歴史の古い郵便局なのかもしれません。
 今度は南下して柳原、朝陽駅前簡易、朝陽、尾張部簡易の各局を訪問。このあたりは長野オリンピックの時に分室が設置された場所でもあります。
左は柳原郵便局でしょうか?忘れました・・・
右は尾張部簡易局。

 尾張部簡易局はエメラルドの局舎が印象的でした。続いては集配普通局の長野東郵便局。ここでは郵便局の職員の応対についてなどのアンケート用紙を頂きましたが、一回限りの旅の者がこのアンケートに答えるのはちょっと難しそうです(^^;
 再び長野駅の近くに戻ってきますが、長野駅から1kmほどしか離れていない所にも簡易局があります(長野居町簡易局)。そしてその次に訪問したのは長野七瀬局。入ってまずびっくりしました。木の枝などを使ったオブジェ、絵手紙や絵手紙風の手拭いなどの室内装飾があり、香りがたいてあったり、ソファーにゆっくりと座ってお茶が飲めるようになっていたり。さらにはゴム印も、複数行にわたるものが何種類もありました。長野駅のすぐ近くなので興味のある方はぜひ行ってみて下さい。

 続いては郵政局内分室から改称した長野中央郵便局栗田分室を訪問。ここで一時閉鎖中の日詰簡易局の事を伺ってみると、実は営業再開しているとのこと。再開のことは知らなかったので、聞いてみてよかったです。
 ゴム印を2色のはんこで押してくださる上高田簡易局、再開した日詰簡易局、広い道沿いに横向きに入口がある三陽簡易局、ゴム印にエムウェーブが描かれている屋島簡易局と訪問していきましたが、日詰簡易局に気を取られて古牧局の訪問を忘れてしまい、16時以降に改めて訪問する羽目となりました。

 それはともかく、屋島簡易局からは犀川をなめるようにしてふたたび西行します。卸団地の中にある長野アークス簡易局も独特ですが、母袋簡易局は何といっても局舎が奇抜です;

丸ポストが目立つ目立つ!

 さらに安茂里駅周辺の局を回ったあと、この日最後の簡易局となった小柴見簡易局を予定通り16時前に訪問。あとは長野市街の中心部にある7つの特定局と、後回しにしていた古牧局、さらには長野中央郵便局も訪問してこの日の郵便局めぐりを終えました。

長野中央局のポストです。

 この日は予定のコースを完遂して、訪問局数は57局(自分至上3位)。コースを立てたときには「一日に57局も回れるわけないだろうなー」と半ば軽く構えていたので、この結果は自分でも驚きでした。長野市は郵便局密度が高く、しかも簡易局が多い!大きな魅力です。

 もう時間が遅くなったので、善光寺参りやクリスタル知事室の見物などもせず、とりあえず◎0123長野北、◎0466長野駅前に行った後、長野駅目の前の「長野ステーションホテル」で500円でお風呂に入ってきました。本当はこの日はユースホステルあたりに止まりたかったんですが、このあたりにユースはどうやらないようなので、結局は松本駅まで電車で移動して軒下で駅寝することに。もうすぐ9月ということで登山人もほとんどおらず、しかもちょっと寒めでしたが、それ以上に眠かったのでわりと深く眠ることが出来ました。ということで明日に続きます。

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 8月24日になりました。この日も前日と同じ列車の同じ席で長野市内へ向かいましたが、この日は途中の篠ノ井駅で下車しました。なんとか雨は降っていないようなので、また自転車を組み立てて西の山がちな方向へ走り出します。

篠ノ井駅西口近くの五明簡易局の朝の風景。
残念ながら営業時間中に訪問することは出来ませんでした。

 すぐに上り坂になりますが、まだ朝一番なので疲れも無く比較的スイスイ登れます。お客さんの入りがやや心配な茶臼山動物園の脇も通り抜けてさらに登っていくと、ちょうど峠にあたるところに信里簡易局がありました。

信里簡易局は農協などと同じ建物に入っています。

 向かいの学校からは子供たちの元気なあいさつが聞こえてきます。結構早く到着したのでこの辺りをぶらぶらしたんですが、あまり見るところもありませんでした。暇なので派出所にお邪魔したり^^;;
 9時になったので早速貯金。局員さんは自分と名字が近い方でした(小ネタですが)。そして小学校の脇にある小道をくねくねと抜けていって次の局に向かいます。ゴルフ場の脇をしばらく走り、やがて坂を下って信更局。そして山の中を縫って走る国道19号に出て更府・七二会の両局を訪問した後は、再び山の中に入ってぐんぐん高度を上げていきます。しばらく行くと山の中の大きめの集落に出て、その中に市場簡易局もありました。農協受託で、長野市内で唯一の貯金非扱局です。

 市場簡易局から次の小田切局まであたりが、この日回った中でも一番標高が高い区間。市場局からしばらくはさらに高度を上げていくのですが、進路の先のほうのかなり高い位置にこれから通る道が見え、それだけで非常に疲れます。かなり走ってやっと滝屋という最も高いところにある集落まで辿り着くと、そこからは遙か眼下に篠ノ井や千曲市の平野部が見渡せました。こんな高さまで上ってきたのか、そしてまた今からこの高さを下るのか(無駄だなー)という思いが去来します。ここからは下りで、しばらく行くと小田切局に到着。山間部によくある特定局といった面持ちでした。

 ここからは川中島町まで一気に下りますが、カーブが多いのでそんなにスピードは出せません。それでも登りに比べれば遙かに楽。やがて平野部に戻って、小市簡易局に到着しました。

小市簡易局。やっと過酷な山道の上り下りから解放されました。

 ここからは平野部なのでやはりダイジェストでお送りします。
 川中島駅前局、中氷鉋簡易局、三本柳局と訪問した後、腹が減っては戦が出来ないので西友で昼御飯を調達しました。さらに青木島局、更北局そしてホワイトリングの近くにある真島簡易局を訪問した後は、今回の訪問で初めて千曲川の右岸に渡って若穂、保科、若穂団地簡易、川田の各局を回ります。
 若穂団地簡易局はそろばん塾も経営していて、また局員さんの趣味ということもあって局内はさながら「そろばん博物館」。江戸時代に使われた2+5玉のものをはじめとする様々な時代のそろばん、2mくらいある長ーいそろばん、世界各国で集めたそろばん関係の品々、そろばんの大きな木彫りなど、局内は狭いながらもその収蔵品は並じゃないですよ!

 続いて寺尾郵便局に向かって走り出したところで、心配していた雨がとうとう降ってきました。なんとか寺尾局まで辿り着いた後10分くらい局内で待機しましたが、なかなか止む気配が無いので仕方なく雨の中を傘を差しながらノロノロ走り出しました。続いては佐久間象山や大本営で有名な松代にある松代局。中に入ってみると、「エコール・ド・松代」の小型印があるとの事だったので風景印と両方押してもらいます。大本営跡などを見てみたい気持ちはやまやまなのですがやっぱり今日もパスして郵便局めぐりを続行。豊栄局を往復した後は再び千曲川を渡って旧篠ノ井市域に戻ってきました。(なお岩野簡易局は一時閉鎖中との事だったので、コースが遠回りになるということもあって今回は訪問しませんでした。)雨も止んで一安心。

 東福寺簡易局はタバコ屋さんも兼ねていて、「今日も元気だたばこがうまい」なんて文字も見えます。犀南簡易局、小島田局と訪問した後、御厨簡易局に向かいましたがこれがなかなか見つからず。時刻はもう15時40分頃なのでかなり焦りましたが、ここはまず広い道沿いの大きな長野南局を訪問して御厨局の場所を尋ね、なんとか16時前に訪問することが出来ました。

御厨簡易局。道に迷ったのは、地図には書かれていた道が
実際には通行できなかったためだったもよう。

 16時を過ぎたので、篠ノ井駅のまわりにある3つの簡易局は結局訪問できませんでした。◎1254長野稲里、それに篠ノ井駅前にある特定局の篠ノ井郵便局を訪問したところで今日の郵便局めぐりは終了。東京まで戻る最終電車の時刻を気にしながら自転車をたたみ、篠ノ井駅から徒歩2分のところにある銭湯で汗を流します。

銭湯「丸十温泉」。もちろん銭湯です。

 そして篠ノ井駅の近くにある西友で夕食を購入・・・しようと思ったら西友が跡形も無く消えていたので、コンビニとパン屋さんで色々と買って電車に乗り込みました。

 2日間の郵便局めぐりで、回った郵便局はすべて長野市内。市内にある91局の郵便局(一時閉鎖中の局を除く)のうち83局を訪問することが出来ました。でも出来ることなら全部回りたかったなあ・・・って無理ですね(^^;;