惜別・南崎郵便局 西伊豆郵便局めぐり(04-06-18) 画像が見にくいくせに多いですがご了承下さい。

 伊豆半島の最南端の南崎郵便局が廃止になるということで、急遽訪問してきました。

 朝一番の東海道本線、そして伊豆急行に乗って、8時に伊豆急下田に到着。

 下田市内の郵便局は既訪なので、お隣の南伊豆町に入ります。廃止される南崎郵便局もこの町にあります。まずは少し内陸にある南上郵便局へ。

 それにしても今日は天気が良く、暑くなりそうです。とうてい梅雨の最中とは思えない・・・

 集配局の下賀茂局のあとは、そう遠くない所にある別の集配局、竹麻郵便局です。

 ここが南崎郵便局の受持局。ということで南崎郵便局について少しお話を伺ったところ、廃止後の簡易局の設置は予定していないということ。さらに1990年に廃止になった三坂郵便局についても伺うと、職員さんが地図を持ち出して詳しく説明してくださいました。ありがとうございます。

 ここから道は海岸沿い。石廊崎方面に走っていきます。なにやら岩が見えてきました・・・が石廊崎とはあんまり関係なかったようです^^;とりあえず画像だけ;

 まもなく今日の最大の目的地、南崎郵便局に到着しました。

  

 あまり大きくない集落の中の郵便局に、職員さんが二人。貯金や風景印など色々面倒なことを快く引き受けてくださり、さらにお茶まで頂いてしまいました。そしてお話を伺うと、廃止という報を聞いて直接こちらに来たのは自分が初めてだそうですが、郵頼は既にかなり来ているとのこと。これからは最終訪問が目的のお客さんが増えて、ちょっと忙しくなりそう、そんな話をしばらくしていました。

 郵便局、そして局員さんにお別れを告げ、海岸線沿いを西行していきます。まもなく石廊崎(の入口の駐車場)に到着。

 ここから石廊崎へは自転車では行けないようなので、ここで引き返します。

 これは駐車場近くの高台の様子。ここは大地震が来て津波が起こったときのための避難所で、映っているのは危険を知らせるスピーカーと鐘です。

 さらに西に行き坂道を上り下りすると、中木(仲木)という集落があります。竹麻郵便局の職員さんの話ではここに三坂郵便局の跡があるとのこと。行ってみると、確かに郵便局の建物が残っていました。

  

 壁には「三坂郵便局」の文字がはがされた跡もあります。漁港も人が少なく、なんだかちょっと寂しげ。

 気を取り直して郵便局めぐりに復帰。ここからは基本的に伊豆半島西海岸の国道を北上していくことになります。まずは妻良簡易局。

 ここは数年前に特定局から簡易局に降格した郵便局ですが、近くには旧局舎も残っています。現在の簡易局は公共施設の中にある小さな窓口です。

 続いて子浦局を訪問し、南伊豆町から松崎町に抜けていきます・・・が、この道のりがなかなかきつい!高低差のあるアップダウンはかなり厳しく、自転車ではかなり疲れます。この先の西海岸の道はずっとこんな調子でした・・・

 それでもなんとか三浦簡易局に到着。入口が異様に狭いです。

 角がとんがっていてなんだか面白い局舎ですね。そして局内には、自分と同じように郵便局めぐりをしておられる方がおられました。車での郵便局めぐりです。いいなー。(もちろんチャリめぐにはチャリめぐの面白さがありますが、はっきり言ってこの日の道のりは並じゃなくきつかったです)

 三浦簡易局からは狭い道を一山越えて岩科局へ。そして松崎、中川の各局を訪問しました。↓は中川局です。

 次の訪問局は、海岸線を一度離れて10km弱ほど内陸に入ったところにあります。道は上りですが思ったほどきつくなかったのが救いでした。

 途中にあった採石場も通過してしばらく行くと集落に入ります。その中には郵便局の旧局舎(西伊豆大沢里郵便局)もあって、そこから見上げた所にやまびこ簡易局がありした。

 小学生が田舎に宿泊体験する施設に併設されています。それにしても高い。

 再び海岸線まで戻り、またアップダウンのある道をヒーヒー言いながら北上していきます。仁科、田子、安良里、宇久須(↓写真?)の各局を順に訪問して、今日の(時間内の)郵便局めぐりは終了となりました。

 郵便局めぐりは終わったのですが、駅まで戻るために相変わらず海岸線の道を上り下りしていきます。

 土肥恋人岬簡易局。これは目立ちますねー

 やっとのことで旧土肥町中心部(今は伊豆市です)にある土肥局に到着。でもまだまだ先は長いんです・・・
 ここからの選択肢は2つ。山を越えて修善寺に抜けるか、さらに海岸沿いを行って三島まで行くか。山越えは標高差400mくらいはありそうなので、結局このまま海岸沿いを行くことにしました。ところがこの道もまた上り下りが激しく、やっとのことで150mくらい上ったかと思えばそこからいきなり海抜2mまで下り、そしてまた上って峠越え・・・。三島までの距離は約50km。東京まで戻る列車の終電の時刻も近づいてきます。さらには今日一日水分を多量に取ったために、途中で何度か吐きそうになったり。はっきり言って今回のこの行程は地獄でした。

 やっとのことで三島駅に辿り着いたときにはもうクタクタ、風が吹けば倒れそうな状態でした。郵便局めぐりを終えた後にこんなに大変な思いをしたのは初めてです。あぐー・・・