21世紀ライヴレポ-ト 7






★シナプス・ライヴ ふたりぼっち
  (2016年6月4日 吉祥寺シルバ-エレファント)


吉祥寺のシルエレにて、ゴブリンコピ-バンド・シナプスを観てきました。
諸事情により、ドラムレス!
今回だけ、リズムは打ち込みにより、ベ-ス(清原さん)&キ-ボ-ド(岸田さん)によるふたりぼっちによるステ-ジでした。
が、しかし。
ふたりだけというハンディ-?なんてみじんも感じられず、フォ-カスの隠れた名曲「JANIS」を演奏する等、ふたりだからこそレアな曲も聴けてとても素晴らしかったです。
相変わらず、清原さんの語りは何気に笑いのツボを心得てる話で、聴いてる我々も愉快になり、その語り(曲の合間)の最中の岸田さんはというと、必死?になってキ-ボ-ドのチュ-ニングをするという清原さんの岸田さんに対する気遣いも感じられて微笑ましいです(^^)

次回のライヴは新加入のドラムスの初お披露目ということで、とても楽しみです。




★シナプス・ライヴ(2016年7月23日 四ツ谷アウトブレイク)
精力的にライヴ活動を行なうゴブリントリビュ-トバンドのシナプス!
前回諸事情に正式ドラマ-がいなかったこともあり、テンポ守君という打ち込みにより「ふたりぼっち」のライヴを行なったシナプスでしたが、今回はしっかりしたリズムをキ-プする素晴らしいドラマ-が新加入し、これまた素晴らしいライヴパフォ-マンスを披露してくれました。
毎回言うようですが、ELPでもない、UKでもない、ゴブリンを敢えてギタ-レスのトリオで再現してしまう彼等の物凄さには、オリジナリティ-を感じます♪




★ヤン・アッカ-マン来日公演(2016年10月28日 BIllboard Tokyo 六本木)
1974年、私が11歳の時にフォ-カスのメンバ-として初来日してくれたアッカ-マンさん。
それから32年が経った2006年、ソロで来日し、六本木のスイ-トベイジルでライヴパフォ-マンスを披露してくれたアッカ-マンさん。
そして更に10年が経ち、今回やはり六本木のBillborad Tokyo で演奏してくれました。
この暮れで御年70歳になるとはとても思えないエネルギ-とギタ-への情熱は衰えを知りません。
約1時間15分という短めのステ-ジでしたが、ソロを中心にスピ-ディ-な曲やバラ-ド調の曲を演奏し、観客を魅了していました。
そう! 観に来てた観客もフォ-カス時代からファンだと思われる御年を迎えられてるだろう方々ばかりでした(^^)
最後はフォ-カスナンバ-をメドレ-で演奏し、ファンサ-ビスです!

ブル-スか!
ロックか!?
アッカ-マンさんのギタ-はジャンルを超えた大人の音楽でした。


今回は私の兄とやはり70年代のフォ-カス来日公演を目撃された友達と一緒にライヴを楽しみました。
会場では、やはりプログレファンのお仲間に何人も会えて、とても和やかな雰囲気でした。


また来日してくれないでしょうか!?
今から期待せずにはいられません。



★浪漫座 & 復刻創世記 IN 大阪(2016年11月5日 Live at 心斎橋 SOMA)

関西のプログレッシヴグル-プ浪漫座とジェネシス・トリビュ-トバンド復刻創世記の共演です。
復刻創世記は今回3回目となる関西遠征!
今回もあの重いハモンドオルガンやメロトロン他大量の機材を東京から運ぶという気合の入れようです。


先ずは浪漫座
正直、何の予備知識もなく彼等のステ-ジを観ることとなった私でしたが、正直その音楽性に驚かされました!
まるでスティ-ヴ・ハケットを思わすようなリ-ダ-のギタ-中嶋一晃さんを中心に、天使の衣装に身をまとったフル-トの千秋久子さん、7台のキ-ボ-ドを操ってた前田里知さん、ベ-スの浜田勝徳さん、そしてドラムスの村中まろん暁生さんが見事な演奏を繰り広げ、途中からふくよかな女性ヴォ-カルの月本美香さんが登場します。
正直、月本美香さんのヴォ-カルには驚かされました!
良い声してる!
上手い!
本職の方にそんな言い方をするのは大変失礼でしたが、正直ビックリしました!
月本さんのボ-カルがまた浪漫座のサウンドにとけ込んでいました。
曲の合間に時々語りを入れる中嶋さんがプログレ(ジェネシスやらELPやらイエスやらetc)のお話を関西弁で語ってくれたのが凄く仄々して、東京のライヴではなかなか味わえない和やかなライヴでした。

お次は復刻創世記
あの大量な機材を大阪に持ってくるだけでも大変なのに、あの演奏のパワ-はどこから!?
今回の私は完全なる追っかけ(;^_^A
大阪まで復刻さんを追っかけてしまいました。
が、しかし!
聞くところによると、私だけでなく九州や全国各地からわざわざ復刻さんのライヴを観に来てるファンがいるというではあ~~~~りませんか!
で、今回のライヴは東京での美味しいところを演奏しつつ、プラスアルファ-の内容になっていました。
今回、ギタ-の松田さんの衣装は『Seconds Out』時のスティ-ヴ・ハケットと同じ衣装という中島さんの説明がありました(^^)
オ-プニングは「Squonk」でした。
コンサ-ト中盤で既に「Supper’s Ready」を演奏♪
でもこれで終わりではありません。
これからまだまだ続くのです。
定番となる「In The Cage Medley」~「Los Endos」と一気に駆け抜け、アンコ-ルでは浪漫座のギタ-中嶋さんとフル-トの千秋さんが特別出演し、「Firth of Fifth」を♪
中嶋さんの泣きのギタ-に会場のファンは本当に涙したことでしょう(ToT)

で、これで終わりではありません。
ここまでは第1部(;^_^A
ここからが第2部です。
「Watcher of The Skies」「The Musical Box」と演奏され、それでまだまだ終わりではありませんよ!
アルバム『Foxtrot』『Nursery Cryme』から狐の女性とクリケット持った少女が飛び出し、ステ-ジに何故かあらわれました!

最後の最後にとどめの「The Knife」
2時間半ぐらいのファン大サ-ビスの内容でした。
今回の浪漫座さんと復刻創世記さんの共演は大成功でした。
大阪まで来て本当に良かったあ~~~~~~~~~~

復刻創世記さんのDVDまでいただいちゃって、やすおさん本当にありがとうございました。
m(_ _)m



★イエス来日公演(2016年11月29日 Bunkamura オーチャードホール)

28日(月)は『イエスソングス』29日(火)は『ドラマ』のジャケットをデザインしたクリアファイルをもらってワクワクしました(^^)。

コンサ-ト(メンバ-の演奏)が始まる前に、『ト-マト』から「オンワ-ド」の曲が流れ、ステージ後方に昨年亡くなったクリス・スクワイアの写真が次々に映し出されました。
ステ-ジ中央には、スクワイアが生前愛用してたベ-スギタ-・リッケンバッカ-が飾られていた。
写真の投影が終わると、観客席からは自然に拍手が起き、会場全体にスクワイアに対する想いが伝わってきました。

多分、本当に泣いてる観客もいたと思う(ToT)

いよいよイエスのメンバーが登場です。

今回のツア-はホワイトさんの体調が万全でないため、顔がちょっと若かりし頃のキ-ス・エマ-ソンさんに似てる(私個人が勝手にそう思っているだけ)ジェイ・シェレンさんが代役を務めてました。

1曲目はアルバム『ドラマ』の冒頭を飾っていた「マシン・メシア」。

ハウ先生とシャーウッドは束の間の休憩?でダウンズとデイヴィソンによる「白い車」

そして、「光陰矢の如し」と『ドラマ』からのナンバーが続きます。

続いてはハウ先生がマンドリンを抱え、「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」。

そして、カッコいいナンバ-「パーペチュアル・チェンジ」。

どちらも『サード・アルバム』からです。

そして『危機』からのナンバー「同志」では、ハウ先生のギターがウイ~~~~~ンと唸ります。
カッコいい!

お次は『こわれもの』から「燃える朝焼け」
シャーウッドさんはスクワイアの音やフレ-ズをかなり意識してコピ-してる感じがしました。

これで第1部は終了。

ステ-ジ後方にも「20分で席に戻るように」とのメッセ-ジがカウントされてて、観客にとってあれはとても親切でした(^^)

第2部は、『海洋地形学の物語』から「神の啓示」と「儀式」の完全再現。

突如、デイヴィソンの呪文の様なボ-カルが歌われ「神の啓示」が始まりました。
どよめく会場!
ハウ先生はいつでもいつの時代でも同じギタ-の音で演奏してくれるのがとても嬉しいです。
メンバ-の演奏と同時に、私の頭の中でも小学生の頃から聴いてきたこの曲のフレ-ズを追っかけていました。
完璧に再現している!

「神の啓示」が終わると、次はハウ先生のアコースティック・コ-ナ-。
「Leaves Of Green」。
『海洋地形学の物語』の「古代文明」の一節で、実は私個人、ハウ先生のアコ-スティックナンバ-では一番好きな曲です。
もう感激(ToT)

そして「儀式」
この曲でもシャーウッドさんのベ-スはスクワイアのそれを思い起こさせる完全コピ-で、しかしスクワイアさんに対する敬意からか決してアクション等派手にならず多少そこは抑えながら?の名演でした。
そして曲の後半、まるで鬼太鼓座のような雰囲気となる演出。
ドラムソロでとうとう現れましたアラン・ホワイトさん。
デイヴィソンとシェレンが加わり、3人での儀式です。
最後、ハウ先生のギタ-が段々フェイドアウトし、曲は静かに終わります。
渋い終り方だあ~~~~~~
観客はみな立ち上がり、大拍手です!

アンコールは『こわれもの』から「ラウンドアバウト」。
そして曲が終わるかと思ったら、切れ目なくハウ先生のギタ-は続き、『サード・アルバム』から「スターシップ・トゥルーパー」。

色々な意見があるかもしれません。
あ~~~~~~ここにジョン・アンダ-ソンがいたらなあ~~~
あ~~~~~~ここにリック・ウェイクマンがいたらなあ~~~
あ~~~~~~ここにクリス・スクワイアがいたんだよなあ~~

でも、今でもハウ先生がイエスにいて、今いるメンバ-で70年代の楽曲を完全再現してくれればファンは大満足なのです。
そして、私も今回のステ-ジを観て来てとても感動しました♪

第一部
Machine Messiah
White Car
Tempus Fugit
Your Move/I’ve Seen All Good People
Perpetual Change
And You And I 
Heart Of Sunrise 

第二部
The Revealing Science of God 
Leaves Of Green 
Ritual 

アンコール
Roundabout
Starship Trooper            




★ARW来日公演(2017年4月19日 Bunkamura オーチャードホール)


 ジョン・アンダーソン(Vo)
 トレヴァー・ラビン(G)
 リック・ウェイクマン(Key)
 ルイ・モリノIII(Ds)
 イアン・ホーナル(B)

ご本家YESの来日公演の5か月後、そのかつてYESに在籍していた中心人物達がARWというプロジェクトとして来日してくれました。

ご本家の方がいい
ARWの方がいい
いろんな意見があるかもしれませんが、公平な立場のファンとして、今はハウ先生率いるグループとアンダーソン&ウェイクマンが中心となったグループ
両グループがそれぞれ違った立場で違ったアレンジによってイエスの楽曲を演奏してくれる2つの歓びを感じてます(^.^)

で、今回のコンサート
上記のとおり公平な立場のファンといいつつも、やはりアンダーソンだなあ♪やはりウェイクマンだなあ♪と思ったのであります(^^ゞ

確かに若かりし頃に比べれば声の衰えはあるのかもしれませんが、あのハスキーな高音がアンダーソンの魅力だと私は思っています
72歳という年齢を考えると、この歳で天使のような声を出せるなんて奇跡

そしてウェイクマン。
数年前の国際フォーラムでのピアノコンサートも素晴らしかったですが、マントを羽織り、ミニムーグを含む10台のキーボードを自在に操るウェイクマンはカッコいい

個人的に感じたのはサポートメンバーのドラマーさん。
この人のドラミングはホワイトというよりもブラッフォードに近いプレーでした
正直、凄い巧い

今回の公演はサポートのドラムソロこそありましたが、ラビンのギターソロもなしウェイクマンのキーボードソロもなしでしたが、その分メンバー全員で70年代80年代の楽曲を1曲でも多くファンが聴けたというのも嬉しかったです

実は80年代の90125メンバー時のアルバムは個人的にはあまり好みではなかったのですが(^^ゞウェイクマンが弾いてると何故か許せてしまいます
オリジナルにはないウェイクマンなりのアレンジが施され、こんな私でも聴けてしまうのだ
デスコ音楽もウェイクマンのマジックにかかると不思議とプログレになってしまいます
さすが音の魔術師v(^^)

「ロンリーハート」ではラビンとショルダーキーボードを抱えたウェイクマンがステージを下りて観客席まで来てくれるなんていうサービスまでしてくれて素晴らしいコンサートでした(^.^)

もうARWとしてのプロジェクトは見れないかもしれませんが(スタジオアルバムの構想があるらしい)このコンサートも私の記憶に深く残る素晴らしいステージでした

Cinema
Perpetual Change
Hold On
I’ve Seen All Good People
Drum Solo
Lift Me Up
And You and I
Rhythm of Love
Heart of the Sunrise
Changes
The Meeting
Awaken
Owner of a Lonely Heart

Encore:
Roundabout




★鍵盤プログレサミット(2017年6月24日 吉祥寺シルバ-エレファント)


吉祥寺シルバ-エレファントでの『鍵盤プログレサミット』と題する企画です♪
ギタ-レスのキ-ボ-ドトリオが3バンド出演しました。

トップバ-タ-はトリオでゴブリンを再現するシナプス!

清原さんの演奏が再び観れて本当に嬉しかったです♪
「再び演奏するんだ」というご自身の気持ちが奇跡に近い「回復」という結果をもたらしたのでしょう。
間近でそのプレ-を拝見すると岸田さんのキ-ボ-ドはやはりカッコいいです。

そして今回はニュ-ドラマ-の初出演です。

アンコ-ルでは岸田さんのフル-トをフィ-チャ-したフォ-カスナンバ-「JANIS」まで演奏してくれて本当に感激しました(^^)

終了後はMOORI&清原さんの脳卒中ト-ク?

「体調と戦慄」

「塩分がどうのこうの!?」
「毎日食べてたラ-メンも週2日にした!」
etc
会場の笑いを誘っていましたが、当時のお二人の気持ちはかなり凹んでいたと思われます。
2番手は京都の爆音オルガントリオうしみつどき。
キ-ボ-ドトリオということはエマ-ソンか?
というよりも、ディ-プパ-プルのジョンロ-ドになりきっていました(;^_^A

ん?
そしてキ-ボ-ドの方の髪形に違和感が??

迫力ある演奏だけでなく、とにかくお話が面白い♪
さすが関西の方々です(^^)

演奏も終わり「皆さんありがとうございました。」と脱帽?いや!ズラを脱いで一礼し、更に会場の笑いを誘いました。
あ!しまった! しゃべっちゃった(;^_^A

最後はシンセロックトリオMOORI

このバンドもシナプスさんと同じく女性キ-ボ-ド奏者ですが、ベ-スの人も時々シンセを弾きます!

音が分厚くちょっとWakeman with Wakeman のようなギタ-レスのラッシュのような♪
アレンジがとてもカッコよかったですv(^^)

昔から個人的にキ-ボ-ドトリオというバンドが大好きだったので、今回の『鍵盤プログレサミット』本当に楽しく聴かせていただきました(^o^)



★星川バンド シン・桜内 ROCK FESTIVAL(2017年7月22日 元住吉POWERS2)

久し振りに星川さんのギター聴きました
数年前のフォ-キャストとしての演奏以来でしょうか!
やはりこの人のギター良いですね(^^)
ドラムも元フォーキャストさんのメンバーさんでした
ヤンアッカーマンもフォーカスを放れても長年ピエールさんという名ドラマーと音楽関係を続けていたわけだし、何か通じるものを感じました
四人囃子の曲をトリオで演奏されてました。
素晴らしい(^^)v