21世紀ライヴレポ-ト 5






★ASIA来日公演(2014年6月20日 渋谷公会堂)

2007年から4回続いていたオリジナルメンバ-での来日!
前回の来日公演を最後に、イエスと自らのソロに専念したいからの理由で脱退してしまったスティ-ヴ・ハウ。
ハウが脱退してしまった寂しさはあったものの、いつまでウェットン、ダウンズ、そしてパ-マ-の揃った演奏が見れるかわからないので、とりあえず期待もせずに観に行った来日公演ですが、意外にも期待を大きく超えた元気いっぱいの演奏でした!

衰えを知らないウェットンのボ-カル。
いつ見ても、ファンを楽しませてくれるパ-マ-のドラムソロ。
イエスにおいてもそのサウンドを支えているダウンズ。
そして新人の若きギタリスト、サム・コ-ルソン。


やはり彼等の来日公演、見逃さなくて正解でした。

ASIAが結成された頃、まだ大学生だった私!
彼等の音楽もまた私の青春でした。

ギタ-のサム君はASIA結成当時はまだこの世に生まれていなかった!
そう考えると、ちょっと不思議な?そしてASIAというグル-プの歴史を感じます。





★Rick Wakeman(2014年7月1日 東京国際フォ-ラム ホ-ルC)

2008年、六本木でのライヴの時は6台のキ-ボ-ドに囲まれ、エレクトリックな演出をしてくれたウェイクマンですが、今回はグランドピアノ1台というシンプルなクラシックコンサ-トでした。
「Canon」の音楽に導かれて、ウェイクマンさんがステ-ジに登場です。

原曲を頭の中で描きながらウェイクマンのピアノを聴きました♪

やはりこの人はイエスの黄金期のメンバ-を何気に纏めてたんだなあと気付かされました!
そして、本来、この人はロックミュ-ジシャンではなく、クラシックピアニストなんだと!


クラシック曲のアレンジあり、デビット・ボウイやレノン&マッカ-トニ-の曲をアレンジしたり、イエスの名曲をピアノでアレンジしたり、勿論ソロ作品からと、曲は幅広かったです!
とてもト-クの好きな人で、英語の苦手な私は半分ぐらいしか分かりませんでしたが(;^_^A曲毎に楽しいト-クを挿み、会場の雰囲気を楽しくしてくれるマジシャンでした♪

東京公演は昨夜の1回だけでしたが、ウェイクマンの音楽だけでなく、人柄にも触れられて、とても心に沁みたライヴでした。。


ちょっと自信ないですが、私の記憶によると、セットリストは下記のとおりです。

[第1部]
Canon in D Major
Catherine of Aragon ~ Catherine Howard
Morning has broken
Journey To The Centre Of The Earth
The meeting / ABW&H
Merlin The Magician
[第2部]
Canario
Life on Mars ? / David Bowie
The Dance of a Thousand Lights
Arthur
And You and I ~ Wonderous Stories ~ And You and I / Yes
Eleanor Rigby / Lennon-McCartney
[アンコ-ル]
Gone But Not Forgotten




★(2014年8月23日 吉祥寺Silver Elephant) 
Steve Hackettのコピーバンド『ハゲット』
Genesisのコピ-バンド『復刻創世記』



Steve Hackettのコピーバンド『ハゲット』(前半)
Genesisのコピ-バンド『復刻創世記』(後半)

私にとって思い入れのあるスティ-ヴ・ハケット
彼のソロをコピ-するバンドと、彼が在籍していたジェネシスのコピ-バンドの両バンドを見てきました。
もうお腹一杯になって帰って来ました。
大満足(^^)

若干メンバ-チェンジのあったハゲットですが、相変わらず強面のギタ-さんが思いっきりプログレしてくれました!
まさかあの難解なギタ-プレ-の「Slogans」を演奏してくれるとは!!
この人、只者ではありません。

そして復刻創世記
前回のライヴは新メンバ-のお披露目的なところがありましたが、今回はその新メンバ-が更にバンドに溶け込み、白熱した演奏を披露してくれました。
リ-ダ-のやすおさん、またやってくれました(^^)

『ハゲット』セットリスト
01 Steppes
02 Ace of Wands
03 Slogans
04 The Air-Condetioned Nightmare
05 Shadows of the Hierophant
06 Clocks
07 Please Don't Touch
08 Jacuzzi
09 Hoping Love Will Last
10 Eruption: Tommy
11 Your Own Special Way
12 Every Day
[アンコ-ル]
13 Star of Sirius

『復刻創世記』セットリスト
[第1部]
01 Eleventh Earl of Mar
02 Firth of Fifth
03 Cinema Show
04 Dance on a Volcano
05 Endos
[第2部]
06 Dancing With the Moonlit Knight
07 Supper's Ready
[アンコ-ル]
08 It~Watcher Of The Skies
09 Knife



ぷろぐれ祭2 秋場所(2014年10月18日 両国Sunrize)

両国(両国Sunrize)にてイエスのトリビュ-トバンドSPYESとジェネシスのトリビュ-トバンド復刻創世記のコンサ-トを観て来ました。

第1部 SPYES-スパイズ (YES tribute)
01 Yours Is No Disgrace
02 Heart of The Sunrise
03 Long Distance Runaround~Fish~I've Seen All Good People
04 Gates of Delirium
05 Starship Trooper
[アンコ-ル]
06 Six Wives of Henry VIII~Roundabout

第1部のスパイズさん
復刻のヤスオさんから話は聞いていましたが、まさか「Gates of Delirium」を演奏してくれるとは!
最近、歳のせいか?涙もろくなったようで?最終章"Soon"ではギタ-さんのスライドに合わせてボ-カルさんが歌うと、自然と涙が流れてきました(ToT)
とても感動しました(^^)
彼等も結成して4年ぐらいですが、勿論結成当時から演奏力は凄かったですが、観に行く度に更に物凄くなってます!!

約30分の復刻さんステ-ジ準備



第2部 復刻創世記(GENESIS tribute)
01 Eleventh Earl of Mar
02 One for the Vine
03 Cinema Show
04 Horizons
05 Dancing With the Moonlit Knight
06 Supper's Ready
07 Drum Duet~Endos
[アンコ-ル]
08 Lamb Dies Down on Broadway~Musical Box

第2部の復刻創世記さん
今回もやすおさんやってくれました(;^_^A
コスチュ-ムを見るだけで曲名がわかってしまう「Dancing With the Moonlit Knight」やツインドラムが凄まじい「Cinema Show」等や、曲の合間のやすおさんの語りはとても楽しかったです♪




★イエス来日公演(2014年11月25日 Tokyo Dome City Hall)


正直なところ、かなり演奏も衰えてるだろうなあ?と不安を抱えながら観に行ったのですが、前回の来日公演よりも数段良かったです!

まあ『危機』と『こわれもの』の完全再現ということもあり、メンバ-も気合入ってたと思いますが。

オ-プニングでいきなりの「危機」
これには驚いた!
本当にレコ-ドと同じ曲順での演奏です(;^_^A
ダウンズさんもパイプオルガン?ソロで頑張ってました。
続く「And You And I」と「Siberian Khatru」
ちょっとだけ注文つけるとすれば、ライヴでの曲順は「Siberian Khatru」~「And You And I」~「Close To The Edge」でもよかったんじゃないのかなあ!?なんて思っちゃいました。
でも、素晴らしい演奏でした!

ニュ-アルバムから2曲ほど演奏した後はハウ先生がギタ-を持ち替えて『こわれもの』から「ラウンドアバウト」
『危機』と同じく『こわれもの』もレコ-ドと同じ曲順での演奏です。

ダウンズさんの「Cans and Brahms」の完全コピ-
ちょっと笑えたなあ(^^)
ウェイクマンさんがこれを聴いたらどう思われるだろう?
(;^_^A

「We Have Heaven」の流れからそのまま「South Side of the Sky」に。
私個人としては、今回のライヴ、この「South Side of the Sky」の演奏が一番心に沁みました♪
2003年の来日時、この曲でのハウ&ウェイクマンの演奏が思い起こされました。

アラン君にはちょっと無理があったか?
「Five Per Cent for Nothing」
(;^_^A
ブラッフォ-ド先生ならもっと違う叩き方をしてたんだけど。
まあ、ブラッフォ-ド先生もこの曲はライヴで演奏するつもりで作ったんじゃないと思いますが!?

「Long Distance Runaround」の流れからそのままスクワイア校長先生の「Fish」
近年の「Fish」の中でもかなりテンション高い白熱した演奏でした!
やはりスクワイアさんはドデカくカッコ良いですねv(^^)

お次はハウ先生のアコ-スティックナンバ-「Mood for a Day」
これは私個人だけが感じてることかもしれませんが、1990年のABW&H来日時よりも更に素晴らしい演奏だったと思います♪
やはりハウ先生最高。

最後はハウ先生&スクワイア校長が大活躍する「Heart of the Sunrise」
スクワイアさんのベ-スソロ時に、別のフレ-ズでハウさんのギタ-が徐々に入り込んで来るあのアンサンブルの見事なこと!
前回の来日公演時から新加入したジョン・デイヴィソン君のボ-カルも、段々とイエスマンらしくなって来たような気がしました♪

アンコ-ル1曲目はハウ先生のマンドリンから始まる「I've Seen All Good People」
で、2曲目は誰しもが「Starship Trooper」を期待してたのでは??
が、虚しいことに私の苦手な「Owner of a Lonely Heart 」が演奏されてしまい、ちょっとだけガッカリしてしまいました(;^_^A

次回、もし来日してくれるのなら、『海洋地形学の物語』の完全再現なんていうのも有りなのでは(^^)

[Close To The Edge Album]
01、Close To The Edge
02、And You And I
03、Siberian Khatru
[Heaven & Earth Album(New Album)]
04、Believe Again
05、The Game
[Fragile Album]
06、Roundabout
07、Cans and Brahms
08、We Have Heaven
09、South Side of the Sky
10、Five Per Cent for Nothing
11、Long Distance Runaround
12、Fish
13、Mood for a Day
14、Heart of the Sunrise
[アンコ-ル]
15、I've Seen All Good People
16、Owner of a Lonely Heart




★GARDEN WALL / Genesis Tribute Band(2015年4月4日 下北沢CAVE-BE)

今までも『Lamb Lies Down On Broadway』や『Foxtrot』等、Genesisの名盤の数々を完全再現してきた彼等ですが、今回はGenesisのアルバム『Nursery Cryme』からの全曲+アルファ-。
ご本家でももしかしたら演奏されなかったかもしれない?曲までも聴けて大感激です(^^)
友達と観に行った席も最前列から見れてとてもラッキ-でした。

やはり私はジェネシス良いですねえ♪
次回は何を演奏してくれるのか!?
今から楽しみですo(^-^)o

[第1部]
01 Return of the Giant Hogweed
02 Fountain of Salmacis
03 Harold the Barrel
04 Harlequin
05 For Absent Friends
06 Blood On The Rooftops
07 Unquiet Slumbers For The Sleepers...
08 ...In That Quiet Earth
09 Afterglow
10 Squonk
[第2部]
11 Firth Of Fifth
12 Seven Stones
13 Supper's Ready
14 Musical Box
[アンコ-ル]
15 Knife



★シナプス / ゴブリン・トリビュート(2015年5月23日 四ツ谷アウトブレイク) 
『20世紀のレガロス』

キ-ボ-ド&ベ-ス&ドラムというベ-シスト清原さん率いるシナプスが一番手として登場しました。
ゴブリンのトリビュ-トではありましたが、トリオ編成という最少ユニットでカバ-し、ELPともUKとも違う彼等のオリジナリティ-を感じる素晴らしいステ-ジでした!
シナプスも昨年秋に結成されたばかりのバンドで、私自身、彼等のステ-ジを観るのは初めてでしたが、ん~~~~~~~~~予想を遥かに超えたテクニックと演出でした。
v(^^)



★ヨ-ロピアン・ロック・コレクション(2015年9月5日 吉祥寺シルバ-エレファント)


今回は知り合い3人が各々のグル-プで同時参加するということもあり、日程的にも時間的にもちょっと厳しかったのですが、何とか間に合い観に行くことができました。

今回はヨ-ロピアン・ロック・コレクション


酒井&MEW(Openning Act:German系 Cover?)...
1番手はプリミティブな楽器群にエフェクト等を駆使し、瞑想的なサウンドを聴かせてくれた『酒井&MEW』
15~20分ぐらいの短めな演奏でしたが、私の聴く限りでは、クリムゾンの「太陽と戦慄パ-ト1」それもジェミ-・ミュア-のサウンドにかなり影響されているのでは?と思ってしまいました。


Synapse(as Goblin,and more)
  Yoshiko Kishida / Keyboards & Flute
  Yuichi Kiyohara / Bass guitar & Pedal Keyboard
  Hidetoshi Kinoshita / Drums & Percussion
2番手はゴブリンをキ-ボ-ド・ベ-ス・ドラムというトリオでカバ-するバンド『シナプス』
彼等のバンドを見るのは今回で2回目。
オドロオドロしい音楽を、トリオというユニットでこれまた抜群の演奏力とコンビネ-ションで、聴く者をその世界に引き込んでいきます!
リ-ダ-格の清原さんのベ-スは、時にはリ-ドベ-スのように音を刻み、まるで故ジョン・エントウィッスルやクリス・スクワイアのようなワイルドで迫力のある音を聴かせてくれます。
シナプスのサンウドを支えるキ-ボ-ドのYoshikoさんは、かなりクラシックの教養がある方と思われ、フル-トの演奏も披露してくれました。
シナプスのドラムさんのセット、個人的には凄くセンスを感じ、また抜群に上手いと感じます。
トリオだからこそ、勿論一人一人の演奏力が要求される訳ですが、素晴らしい音楽を聴かせてもらいました。

邪笑(European & Progressive Rock Cover)
  邪笑1号 / Keyboards
  邪笑2号 / Drums
3番手はピアノとドラムでプログレッシヴロックを弾き倒す秘密結社プログレサ-カス楽団『邪笑』。
白いお面で顔を隠し、何だか怪しげな雰囲気が漂う中、演奏が始まります。
クラシックをベ-スに演奏は進んでいきますが、中でもこの2人によるELPの「タルカス」の演奏には驚きました!
最少ユニットですが、抜群の演奏力で聴く者を圧倒し、そしてニタニタと笑わせてくれます(^_^A

Banco della Musica Itariana(as Banco Del Mutuo Soccorso)
  Vocal / へなんちょこ・で・やかも as Francdesco di Giacomo
  Key / ヴィッチョリーノ・脳天気 as Vittorio Nocenti
  Guitar / ツルミノ・弾いてルーゼ as Rodolfo Maltese
  Drums / ピエール類似・アンドローニ as Pierluigi Calderoni
  Bass / チッチョリーナ・デルマッパ as Tiziano Ricci
最後はバンコ・トリビュ-ト・バンド『Banco della Musica Itariana』
ボ-カルのへなんちょこ・で・やかも?さんは暴露してしまうと『復刻創世記』のガブリエル&コリンズのやすおさん(;^_^A
来月、本業?の復刻創世記ライヴを予定しているにもかかわらず、並行してバンコのライヴでも精力的に活動してました。
が、しかし。
やすおさんが演奏の合間に語り出すと、やはり場内は『復刻』さんの雰囲気になってました。
その場のライヴの雰囲気を盛り上げるのは、やすおさんの天性の才能なのかもしれません♪
*最後、やすおさんの帽子が脱げてしまったのですが、やはりあのロン毛は復刻さん使用時のカブリエル特注鬘でした(;^_^A
実は私、バンコ自体は殆ど聴いたことがなかったのですが、今回のライヴを聴き、やすおさんお勧めのバンコのファ-ストを是非聴いてみたくなりました。

約4時間にわたる4バンドのライヴ
内容の濃い演奏を観させてもらって、本当に楽しかったです(^-^)



★復刻創世記結成20周年記念ライヴ
  (2015年10月10日 吉祥寺シルバ-エレファント)

結成して20年になるジェネシス・トリビュ-トバンド
復刻創世記
今回は一夜限りのスペシャルバ-ジョンやスペシャルゲストというサ-ビスもファンのために用意されていました。


先ずはじめに、リ-ダ-格の中島氏が登場!
結成に纏わる経緯を説明後、一人一人メンバ-を登場させ、普段しゃべる機会のなかったメンバ-の素顔に触れられるという微笑ましい趣向でした。

もう一人のドラマ-
ビル・チェスタ-役の源中功氏
15年連れ添う理解ある奥様の愛もあり、常に中島氏をサポ-トし、復刻を支えて来たドラマ-です。

マイク役の田原氏
中島氏いわく「メンバ-にしてしまった後に、ジェネシスを好きにさせてしまった!」ということですが(;^_^A田原氏いわく「ジェネシスが一番好きです」との返事が(^^)
復刻さんと並行してBeef Purple (パープルトリビュート)でも活動し、歌舞伎町「Crawdaddy Club」などでも活躍中。

トニ-役の岩崎(イワノフ)よしあき氏
たまたま見かけたネットのメンバー募集を見て連絡し、面接時に「私、当時のトニ-使用楽器を全部持ってます!」で一発採用させたという物凄いお方!
実際に、復刻コンサ-ト時もあの伝説のメロトロンを会場に持ち込んでしまうという根性の入れようである。

スティ-ヴ役の松田敦氏
2013年Steve Hackett の Live 後、中島氏に川崎でナンパさせたギタリストで、Garden Wall という Genesis Copy バンドでも活躍中。

「この曲を今度演奏してもらいたい」とのファン投票一位を獲得した80年代の曲「Duke's Travel~Duke's End」や、アンコ-ル時にはマイクのペンによる「Your Own Special Way」をSoy Sistersさんとのスペシャル共演で、Invisible Touch Tour 時のバ-ジョンで再現したりと、今回観に来たファンはとても幸せでした♪

今年12月、また同じ会場シルエレさんで再びステ-ジに立つという復刻創世記。
再会を今から楽しみにしてます(^^)

↓ やすおさんのところからセットリストいただきました。
第1部
01.Dance On A Volcano
02.Fountain Of Salmacis
03.Squonk
04.One For The Vine
05.Supper's Ready
第1.5部
06.Return Of The Giant Hogweed
07.The Musical Box
1.75部
イワノフさんのビンテージキーボード講座
08.Guide Vocal
第2部
09.Duke's Travel~Duke's End
10.In The Cage Medley
11.Afterglow
12.Drum Duet
13.Los Endos
アンコール
14.Your Own Special Way(with Soy Sisters)
15.It~Watcher of The Skies
16.The Knife

コンサ-ト終了後、観に来たファン全員に、復刻さんオリジナルの袋をいただきました。
復刻創世記さん
ありがとうございました♪