70年代のEL&P♪




FROM THE OFFICIAL ELP GLOBAL WEB SITE




現在活動停止状態のEL&Pであるが、私はYESと同じぐらいの時期に彼等を知り、そして影響されて来た!
本当の意味で彼等の全盛期というものは、'70年〜'74年ぐらいだっただろうか?
それでも当時はム−グシンセサイザ−というとんでもない化物の様な電子機械をステ−ジに落ち込み、派手なアクションで観客を沸かせたキ−ス.エマ−ソン♪
腹の底から湧き出て来る図太い声でバラ−ド調に歌い上げるグレッグ.レイク♪
メンバ−の中では最年少ではあったが、大変な努力家のようで、莫大な練習量でトップドラマ−になったカ−ル.パ−マ♪
最小ユニット! しかも当時としては珍しいギタ−レスというバンドがとても新鮮に思えた。

そんな彼等を生で目撃したのは、再結成後の'92年'96年の来日公演だった!
さすがに全盛期の勢いはなかったかもしれないが、彼等3人が集まり演奏し、そしてアンコ−ルの"RONDO"でキ−ス.エマ−ソンが"トッカ−タとフ−ガ"の逆さ奏法をやってくれただけでも観客は感動したのだv(^o^)v
'96年の来日公演でたまたま私が見に行った日、ちょっとしたハプニングがあった!
アンコ−ルの"RONDO"で肝心のハモンドL100が音が出なくなってしまった(ToT)
エマ−ソンが悩んでいる間、ベ−スのレイクとドラムのパ−マはその間ずっと演奏し続けた。
エマ−ソンはああでもない?こうでもない?と悩んだ末、グランドピアノによじ登り、ピアノの上にセットしてあったキ−ボ−ドで、観客が見たがっていた逆さ奏法をやってくれたのでした(^-^)
この人のファンサ−ビスには頭が下がりました。

現在は3人バラバラにソロワ−クをしてるようですが、いつしかまた3人が集まり、そしてアルバムをリリ−ス&来日公演を実現してくれることを願います♪


今更私が紹介するまでもないですが、70年代の凄かった時期の彼等のアルバムをご紹介します!



 EL&P
1 The Barbarian
2 Take a Pebble
3 Knife-Edge
4 The Three Fates
5 Tank
6 Lucky Man

彼等のデビュ−アルバムであり、サウンドはハモンドオルガンとピアノが中心でシンセサイザ−はまだまだ控え目である。
アルバム中に3人の各々のソロがフュ−チャ−されているところが彼等のプロフィ−ル(自己紹介)的なものを感じる。
意外にもオ−プニングの"THE BARBARIAN"が私のお気に入りである(^^)v



 TARKUS
1 Tarkus
2 Jeremy Bender
3 Bitches Crystal
4 The Only Way
5 Infinite Space
6 A Time And A Place
7 Are You Ready Eddy ?

タルカスという怪物が次々と世界を破壊し、最後に人面ライオン?のようなマンティコアと対決し、目に怪我をし海に逃げるという物語。
当時はアナログ盤A面を丸々組曲として収録されている!
B面は小曲集だが、これがなかなか名曲が多い♪
組曲も勿論名曲だが、"THE ONLY WAY"でのレイクのボ−カルには痺れる♪



 PICTURES AT THE EXHIBITION
01 Promenade
02 The Gnome
03 Promenade
04 The Sage
05 The Old Castle
06 Blues Variation
07 Promenade
08 The Hut Of Baba Yaga
09 The Curse Of Baba Yaga
10 The Hut Of Baba Yaga
11 The Great Gates Of Kiev
12 Nutrocker

「ムソログスキ−は知らなくても、EL&Pの展覧会の絵は知ってる♪」という友人がいたのを思い出した(^o^)
もともとピアノ曲(後にオ−ケストラに編曲)だったのをロックにアレンジし、そしてステ−ジで演奏してしまうのも当時は驚きました! これはライヴです♪
アンコ−ルの"NUTROCKER"での短目のパ−マのドラムソロは結構凄い(^^)v



 TRILOGY
1 The Endress Enigma (Part 1)
2 Fugue
3 The Endress Enigma (Part 2)
4 From The Beginning
5 The Sheriff
6 Howdown
7 Trilogy
8 Living Sin
9 Abaddon's Bolero

彼等の初来日記念アルバムです。
初期のアルバムの中では地味な感じも受けますが、一番神秘的な要素も兼ね備えてます。
後楽園球場に野球を見に来たレイクとパ−マが当時現役だった長嶋さんからサイン入りボ−ルを貰った代わりに、このアルバムをプレゼントしたとか(^-^)
しかし、長嶋さんはロックなんて聴くのかなあ?(;^_^A
タイトル曲"TRILOGY"は動と静のサウンド、そしてレイクのボ−カルが見事です!



 BRAIN SALAD SURGERY
1 Jerusalem
2 Toccata
3 Still ... You Turn Me On
4 Benny The Bouncer
5 Karn Evil 9

EL&Pのアルバムの中で一番のお気に入りとエマ−ソン自身もインタビュ−で答えてました。 
確かに非の打ちどころのない素晴らしいアルバムです!
ある意味ではこのアルバムで自分達の音楽の頂点を極めてしまったかも!?
組曲となってる"KARN EVIL 9"では「コンピュ−タ−を支配してる人間が最後はそのコンピュ−タ−に支配される」という警告を意味している曲である。



 LADIES AND GENTLEMEN
■DISK 1
1 Hoedown
2 Jerusalem
3 Toccata
4 Tarkus
5 Take A Pebble / Still ... You Turn Me On / Lucky Man
■DISK 2
1 Piano Improvisations
2 Take A Pebble
3 Jeremy Bender / The Sheriff
4 Karn Evil 9

「展覧会の絵」に続く彼等の2枚目のライヴアルバムである♪
「BRAIN SALAD SURGERY」の曲がほとんど収録されている。
オ−プニングの"HOEDOWN"〜"KARN EVIL 9"まで一気に駆け抜けていく!
この頃の彼等の人気はイエス以上だったかもしれない。
正に飛ぶ鳥を落とす勢いだった!



2003年ぐらいだっただろうか!?
こんな一コマがあった!
キ−ス.エマ−ソンが何とイエスの楽屋裏に突如現われたのだ!
もともと、イエスとEL&Pのメンバ−の交流はあったらしい♪
キ−ス.エマ−ソンとリック.ウェイクマンが親しそうに話してるのも仄々している。


        from Official Keith Emerson Website


[訃報}

いつかこんな日が来るとはわかっていたのですが、あまりにも突然の出来事に世界中のファンは驚いたことでしょう!
2016年3月11日 カリフォルニア州のの自宅でエマ−ソンさんが亡くなりました。
71歳でした。
地元の警察によると、自殺の可能性があるとのことですが、確かにここ数年、右手(薬指、小指)の神経性の病により8本の指でしか殆ど演奏ができず、ご本人はかなり悩んでたのと事ですが。

昨年(2015年)のYesクリス・スクワイア氏に続き、プログレ界から巨星がいなくなってしまったというのは本当に残念でならないです。

旧友のパ−マ−氏もコメントを出してます。

I am deeply saddened to learn of the passing of my good friend and brother-in-music, KEITH EMERSON. Keith was a gentle soul whose love for music and passion for... his performance as a keyboard player will remain unmatched for many years to come. He was a pioneer and an innovator whose musical genius touched all of us in the worlds of rock, classical and jazz. I will always remember his warm smile, good sense of humor, compelling showmanship, and dedication to his musical craft. I am very lucky to have known him and to have made the music we did, together. Rest in peace, Keith.

Carl Palmer
March 11, 2016

私は深い悲しみを渡すのを学ぶのは私の良き友人と義弟の音楽, KEITH EMERSON. キースは穏やかな魂で音楽を愛し, 彼のパフォーマンスのための情熱をキーボードプレイヤーとして残したのは何年も来るだろう. 彼はパイオニアと革新的で触れた音楽の天才たちのすべての世界のロック, クラシックとジャズ. 私はいつも彼の暖かい笑顔, ユーモアのセンスが, やむを得ないと名付けると献身に彼の音楽の工芸品. 私はとても幸運が彼を有名にしたが, 音楽に合わせてました. 安らかに眠る, キース.
カールパーマー
3月11日, 2016



[訃報]
こんな悲しいことはありません。
今年2016年3月11日にエマ−ソンが亡くなったばかりなのに、その彼を追うように?グレッグ・レイクも癌との闘病生活の末、12月7日帰らぬ人となってしまいました。
「エピタフ」や「ポセイドンの目覚め」「タルカス」等における彼のボ−カルに、どれだけ世界中のファンが今まで泣かされたことか!
また一人、プログレ界から偉大なア−ティストがいなくなってしまいました。


今頃、天国でエマ−ソンのオルガンやピアノに合わせて、レイクは歌ってるに違いありません。

Steve Hackett の追悼コメント
Greg Lake was a stunningly powerful presence on stage the first time I saw him live at London's Marquee singing with King Crimson in 1969. He had a beautiful voice and was a riveting player on both bass and six string acoustic. We only met once, but he greeted me warmly and it was wonderful to congratulate him for all he'd achieved over the years. He had a huge impact on music. He certainly was an influence on Genesis.
It's so close on the heels of the passing of Keith Emerson. My thoughts go out to Carl Palmer, friends and family. He will be deeply missed by us all. The world of music bows its head to acknowledge the passing of one of the greats.
Warmest wishes to everyone,
Steve

John Wetton の追悼コメント
And now, I'm so sad to hear of the passing of a musical giant in my genre. Yesterday, my dear friend Greg Lake died from cancer. RIP.

Rick Wakeman の追悼コメント
Another sad loss with the passing of Greg Lake....You left some great music with us my friend & so like Keith , you will live on.





キ−ス.エマ−ソン(2005年10月15日 東京厚生年金会館)



『ライヴレポ−ト』のコ−ナ−でも紹介したが、キ−スが来日公演としては1996年のEL&Pの時以来9年ぶり、そして初めての単独来日公演を実現してくれた♪

グレッグ.レイクやカ−ル.パ−マがそこにいないという寂しさはあったが、EL&Pプラスアルファ−(ザ.ナイス他)の演奏も聴くことができ、キ−スの年齢の衰えを全然感じさせない姿が何とも嬉しかった(^^)



グレッグ.レイク
Live In Concert 2005


01 In The Court Of The Crimson King
02 Paper Blood
03 From The Beginning
04 Touch And Go
05 Take A Pebble
06 I Believe In Father Christmas
07 Farewell To Arms
08 Fanfare For The Common Man
09 Love You Too Much
10 Footprints In The Snow
11 Lucky Man
12 21st Century Schizoid Man
13 Pictures At An Exhibition
14 Karn Evil 9 (1st Impression - Part 2)

キ−ス.エマ−ソンが2005年ソロ初来日公演を実現させたのと時を同じくして、グレッグ.レイクも自分のバンドを随えて精力的にライヴ活動をこなしていました。
その模様を伝える映像がこの『Live In Concert 2005
70年代に比べてすっかり貫禄がついてしまいましたが、多少声質が太くなってしまったことを我慢すれば、まだまだ現役として頑張れる素晴らしい歌を聴かせてくれます♪
クリムゾンからELPからソロからと、レイクが今まで関わって来た名曲の数々が21世紀に甦りました!
若手のミュ−ジシャンを起用してるこのメンツで来日公演を是非とも実現してもらいたいです。



カ−ル.パ−マ
In Concert: Plays The Music Ofelp



01 Intro Music
02 Peter Gunn
03 Barbarian
04 Hoedown
05 Enemy God
06 L.a. Nights
07 Guitar Medley
08 J Section
09 Bass Solo
10 Bullfrog
11 Toccata
12 Canario
13 Tarkus
14 Fanfare For The Common Man
15 Drum Solo
16 Carmina Burana
17 Trilogy

近年では、オリジナル.エイジアのメンバ−としても、精力的にライヴ活動を続けているカ−ル.パ−マです!
そんな彼も、若手ミュ−ジシャンとギタ−、ベ−ス、ドラムという基本トリオでリ−ダ−バンドを並行して活動させてます。
その映像集が本作の『In Concert: Plays The Music Ofelp
やはり、グレッグ.レイク同様、演奏されてるのがELPの楽曲が殆ど(いや?全てか?)で、ただ、キ−ボ−ドのパ−トを若きミュ−ジシャンがギタ−でカバ−しちゃってるところが結構凄いです!
この人のドラムソロはいつ見ても、ファンを楽しませてくれます♪





■DVD

 Masters From The Vaults

こんな映像が残っていたなんて奇跡だ!とにかくメンバ−が若い!
グレッグ.レイクが痩せてて美少年でいて、そして美しい声だ♪
カ−ル.パ−マも当時若干20歳だというのにこれだけドラムを叩けるなんて!
エマ−ソンも遠慮なくハモンドにナイフを突き刺しています(;^_^A
初期のELPはもうジャズしてました♪



 Pictures At A Exhibition

デビュ−して間もない若い頃のELPだ♪
以前リリ−スされた「展覧会の絵」の完全版で、新たに「未開人」「石をとれ」「ナイフエッジ〜ロンド」が追加収録されている。
欲を言うと、時々見られる変な映像処理がちょっと目障りなのだが(>_<)



 Works Orchestral Tour / Manticore Special

1977年のオ−ケストラとの共演によるツア−の模様が収録されている。
大赤字を抱えたこの企画は3週間ぐらいしか続かなかったみたいで、今にして思うとこれも彼等の歴史の中では貴重な映像かもしれない。
カ−ル.パ−マのド派手な演出のドラムソロは結構凄いし、「庶民のファンファ−レ」の間に挿まれた「ロンド」でのエマ−ソンのハモンドぶっ壊しもいつにも増してエキサイトしてるようだ(;^_^A


もう一つは、彼等自身が設立したマンティコアレ−ベルの貴重な映像で、メンバ−のオフ時の姿が垣間見られて面白い♪



 Live At Montoreux 1997

1996年に来日した時の感動が甦る。
セットリストは来日時とほぼ同じ!
70年代の全盛期とまでは行かないが、なかなか白熱した演奏が見れる♪
ギタ−レスなのにここまでテンションの高い演奏が聴けるというのも、このグル−プの物凄さを感じる。
今は各々が別のプロジェクトで活動してるみたいだが、「Welcome back 〜〜〜Never End」
再び3人が集い、再来日してくれることを今から期待したい(^^)v



Beyond The Beginning

タイミングよくキ−ス.エマ−ソンの単独来日公演にあわせてリリ−スされた本作品は、世界各地でのライヴ・パフォーマンス映像から、1974年のカリフォルニア・ジャム・フェスティバル出演時の映像、73年のリハーサル映像等など、どれも貴重な映像ばかりが収録されている。
メンバ−のインタビュ−から、ハイレベルのグル−プ故のメンバ−間の音楽的意見の相違や対立も感じられる。