高エネルギー加速器研究機構一般公開(2005.09)

 つくば市にある「大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構」です。年に1度一般公開されていて、普段見ることのできない研究施設を見学することができます。4才になったばかりのゆうたんにはまだ早いかなーと思いましたが、科学に触れ合う機会を作ることも大切かなと思い、家族で行ってきました。

 ここでは大型加速器を用いる素粒子や原子核の研究、あるいは物質の構造や昨日に関する研究、及びそれに関係する研究が行われています。敷地面積は約150ha(東西1km、南北1.5km)と広大です。
 

 見学は循環バスが10分間隔で運行されていて、ゆうたんはバスに乗るのも楽しいようです。というより広すぎてバスに乗らないとどうにもなりません。(^^;

 3号館にて「科学のおもちゃで遊ぼう」コーナーで科学の基本的な原理を使ったおもちゃが展示されていて、見たり、手で触れたりすることができます。

 色々なものがありましたが、ゆうたんは超伝導体を磁気浮上させて走らせる「超伝導コースター」に釘付けです。音もなく滑るように走るコースターです。
 電子陽電子入射器棟です。ここで電子のビームと陽子のビームを作りだし、直線的に加速し、これから見学するBファクトリー加速器やフォトンファクトリーの加速器に供給しています。

 写真は地上部でマイクロ波発生装置「クライストロン」が60台並んでいます。
 中性子・ミュオン研究施設です。様々な物質の構造と物性の関係を中性子を用いて分子レベルで研究している中性子科学研究施設とミュオンを用いて物質の微視的性質を調べたりミュオンと物質との相互作用に関する基礎物理を研究しているところです。といっても私もよくわかりませんが(爆)

 とりあえずたくさんの実験装置が並べられていて、ゆうたんも興味津々で歩いていました。

 スタンプラリーのスタンプを押すのが楽しいらしいです。(^^)
 ここが一番大きな施設Bファクトリー加速器です。といっても地上部は入り口だけで、地下11mに一周約3kmのトンネルの中に設置されています。

 地下にエレベーターで降りてきます。
 加速器のに沿って歩くことができます。ここで加速されます。陽子は最終的に光の速度の99.7%まで加速されるそうです。

 さらにこの陽子から人工ニュートリノを作り出し、250km離れた岐阜県神岡にあるニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」に向けて発射し、「ニュートリノ現象」を研究しています。
 ここで生成され、検出器を通過したニュートリノは1ミリ秒後に、スーパーカミオカンデで観測されます。

 地下をしばらく歩き地上にでました。さすがにゆうたんも歩き疲れたようです。

 たくさん歩いたのでゆうたんも疲れたようです。施設の1/3ぐらいを見学したところでお昼になったので、レストランで食事をして、かき氷を食べて帰路につきました。
 
 ゆうたんはよくわからなくても興味深々でした。でも私には大学を卒業して以来触れていなかった単語がたくさん出てきて頭がオーバーヒートしました。半日しか出ていないのに、家に帰ってきたら非常に疲れました。(^^;

高エネルギー加速器研究機構のホームページ