ネコと暮らす

 与えてはいけないもの
たまねぎ 貧血の原因になります。味噌汁や、すきやきの汁も与えないでください。
あわび 猫の耳の先が欠け落ちてしまう成分が含まれているので、絶対に与えないでください。
熱いもの 猫舌という言葉どおり猫は熱いものが苦手です。ある程度までさましてから与えてください。
鶏の骨、大きな魚の骨 堅いので消化管を傷つける危険性があります。便秘の原因にもなります。
甘いもの 糖分の与えすぎは、糖尿病の原因にもなります。
塩辛いもの ハム、干物などの塩分の多いものは心臓や、肝臓病の猫にはとくに悪影響をおよぼします。
いか、たこ、えびなど 消化が悪いこれらのものは、消化不良、下痢、嘔吐をおこすことがあります。
刺激の強いもの わさび、香辛料などは、鼻の感覚をマヒさせるので、与えないようにしてください。


 1日に必要なカロリー
子猫 2〜3ヶ月 250Kcal/Kg
5〜6ヶ月 130Kcal/Kg
7〜8ヶ月 100Kcal/Kg
成猫 80Kcal/Kg
妊娠猫 120Kcal/Kg(普段の1.5倍に)
授乳中猫 普段の2〜3倍のカロリー
老猫 消化能力も弱まるので食事内容も変える必要があります。
1回の量を減らして、回数を増やしましょう。


 猫の世話のABC
ACCIDENT
(事故)
万一、猫がけがをしたら、できるかぎり動かさないようにする。
そして、猫の体を冷やさないようにして、食べ物ははにも与えてはいけない。
たとえ外見はどこもけがをしていないように見えても、内部に損傷があるかもしれないので、できるだけ急いで獣医に連絡する。
BEDTIME ROUTINE
(寝る前にすること)
夜中に騒いだりしないように、子猫のうちからしつける。
明かりを消した部屋で寝かし、そばに水とトイレを置く。
出歩かないように、夜はドアを閉める。
CHILDREN
(こども)
こどもに猫を追いかけたり、しっぽをひっぱったりしないよう、またやさしく扱うように言い聞かせる。
幼いこどもには、猫を抱きあげさせないこと。
むりやり抱かれると、猫は逃げようとしてかみついたり、ひっかいたりする。
DEAFNESS
(難聴)
年をとると多くの猫が難聴になる。
車の音や危険を察知することができないので、できるだけ外に出さないこと。
そして、耳あかをとるだけでよくなることもあるので、一度獣医にみせること。
EYE
(目)
目薬は真上から落とさず、後方からゆっくりと近づけてそっと入れる。
やさしく目を閉じてやり、10秒ほどそのままにする。
FLEA
(ノミ)
毛の中に黒い点々があったり、ひどくかきむしっていたら、まちがいなくノミがいる。
獣医に相談して、早めに退治しよう。
GOING OUT
(おでかけ)
どんな猫でも、外の世界を探検するのは大好き。
鍵がかかる猫専用扉があれば、昼間は猫の自由に出たり入ったりできるし、夜間は危なくないように、家の中に閉じ込めておくことができるので便利。
猫には首輪に住所と電話番号を書いたまいご札をつけること。
HAIRBALL
(毛玉)
猫はみんな自分で毛づくろいするので、毛を飲み込むが、たいていの猫はそれをうまく吐き出すことができる。
きれい好きな猫、とくに長毛種は、飲み込んだ毛が玉になって、胃をふさぐことがある。
猫のようすがおかしいときには獣医に相談して、潤滑油を処方してもらうとよい。
防止策は毎日のグルーミング。
ILLNESS
(病気)
家で介護をするときには、暖かく、寝心地のよい寝床を用意する。
完全によくなるまでは、猫を家から出さないこと。
そして、食べやすくて栄養のある食事をきっちり与え、固形物を受けつけないときは、スープなどをさじで飲ませるようにする。
JITTER
(びくびく)
神経質な猫といっしょだと、家族みんながいらいらしてしまう。
猫を落ち着かせるには、大きなゲージに入れ、しばらく逃げ出せないようにして家庭の音や騒ぎを観察させる。
安全であるのがわかると、猫はしだいに落ち着いてくる。
KITTEN
(子猫)
子猫はすぐに家に慣れる。
しかし、落ち着くまでは、ほかのペットは遠ざけておく。
LOSS OF APPETITE
(食欲不振)
病気だけが原因とは限らない。
引っ越し、まずい食べ物、気温などといったことでショックを受けると、猫は食欲がなくなってしまう。
まずこういった条件を取りのぞこう。
MILK
(牛乳)
栄養はあるが、毎日バランスのよい食事がとれているなら必ずしも必要でない。
たまに牛乳に含まれているラクトースを消化できない猫もいる。
かわりに新鮮な飲み水は、いつもたっぷり用意する。
NUTRITION
(栄養)
猫にもっとも必要なものは肉や魚などの高たんぱくの食事。
また、小魚などは骨つきのまま与えると、カルシウムの補給になる。
たいていの猫が喜んで食べるチーズも、たんぱく質に富むのでよいが、塩分が多いので、おやつ程度にする。
卵は週に2個までとし、必ず火を通す。
トースト、シリアル、パスタなどは、食事の3分の1以下にする。
猫の食事に味つけはいらない。
OBESITY
(肥満)
猫にはバランスのよい食事と適度な運動が必要。
食事は、おとな猫で1日400グラムを1、2回に分けて与える。
チョコレートなどの甘いお菓子は虫歯や肥満の原因となるので食べさせてはいけない。
POISON
(毒)
猫に与えてはいけないもの。
たとえば、ネギ類には、猫や犬の赤血球に毒性をもつ成分があり、猫は貧血をおこす。
また、イカ、タコも消化が悪く、与えすぎは禁物。
QUIET
(静かに)
敏感な耳をもつ猫にとって、ラジオやテレビの大きな音は、耐えがたい苦痛。
平和な静けさを愛する猫の気質を尊重しよう。
REPRODUCTION
(繁殖)
子猫を望まないなら、生後6か月までに去勢または避妊手術をする。
においつけや、相手を求める鳴き声などの、トラブルを避けることができる。
SCRATCHING
(爪とぎ)
専用の爪とぎ板を用意して、子猫のころからそこで爪とぎするようにしつけると家具の損傷を減らすことができる。
だた、あまり楽観視はできないが。
TRAVEL
(旅行)
猫を清潔で風通しのよい、丈夫なバスケットに入れて運ぶ。
長旅の場合は、食事やトイレをさせるために定期的に休憩をとる。
たとえほんの短い時間でも、猫を車の中にひとりっきりにしてはいけない。
UPSET TUMMY
(おなかの調子が悪い)
いろいろな理由で、猫は吐いてしまう。
そんなときは、12時間ぐらいなら、食べ物を与えなくても大丈夫だ。
おさまったら、少し食事を与えてようすをみる。
それ以上吐かないようなら心配ないが、気になるときには獣医にみせること。
下痢は、寄生虫が原因のこともあるので、続くようなら獣医にみせる。
また、子猫は神経性の下痢をおこすことがよくある。
VEGETABLE
(野菜)
猫は本来肉食獣なので、野菜は必要ない。
それよりもビタミンの豊富な、生の牛肉などを与える。
また、猫は毛玉を吐き出すために草を食べるので、市販の猫草などをベランダに植えてやるといい。
WEANING
(離乳)
生後1か月になったらミルクといっしょに固形の食べ物を与えてもよい。
生後2か月までには完全に離乳れする。
EXPECTATION
(期待)
あなたが猫に愛情や友情を期待するのは当然のことだが、それは、あなたが猫にえさを与え、寒くないようにしてやり、十分な愛情を注いでやって、はじめて成り立つことである。
YEAST
(イースト(酵母)菌)
猫用の酵母菌の錠剤をたまに与えると、ぽりぽり食べるおやつになるし、胃腸障害をやわらげたり、毛づやもよくする。
ZOONOSES
(動物寄生症)
猫の病気で人間に伝染する病気もいくつかあるが、いつも清潔にし、定期的に猫に予防接種をしたり猫の寄生虫を駆除していれば危険はない。


参考文献

世界の猫カタログ(新星出版社)

猫と楽しく暮らす(大創産業)

My Catシリーズ グレイ猫の本 リトルブック ライブラリー(同朋舎出版)