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*性知識*
女性の身体


閉経

「卵巣機能の衰退ないし、消失によっておこる月経の永久的な閉止」を閉経といいます。

実際には40歳以上で月経が1年以上ない時に閉経と診断されています。
女性は40歳を過ぎると、卵巣の機能が衰え、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が低下します。
45歳ぐらいまでは、約80%の方の月経周期は規則的です。
閉経年齢は個人差がありますが、徐々に卵巣機能が衰え、50歳では約40%、55歳ではほとんどの女性が閉経を迎えます。

また、閉経前に月経が不順になる方が多いです。

閉経期では、排卵(卵子の排出)が停止し、受胎能力がなくなります。月経があっても無排卵月経の場合が多くなります。
そして月経回数が減少し、最終的には停止します。
突然月経が停止する場合もありますが、通常は、月経の量も期間も徐々に減少します。
周期の間隔が短くなったり、または長くなったりすることがよくあります。
月経周期の不順は、月経が完全に停止する前の2、3年続くことがあるそうです。

最近まだ20代、30代の若い女性にも、「早発閉経」と呼ばれそのまま閉経してしまう病気が増えています。
早発閉経では、以後の排卵の回復する確率はきわめて低く、妊娠は望めなくなります。
月経が不順だったり、なかったりしたときは、早い目に検査を受けましょう。

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