Yu&Me
〜ナースステーション〜
*性知識*
女性の身体
生理周期
図@
図A
生理が始まった日を1日目として、次の生理の前日までを1周期とします。※図@参照
個人差がありますが一般的にその期間は25〜38日ぐらいです。
生理周期はそのホルモンの状態から、大きく4つにわけられます。※図A参照
卵胞期
視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌により、脳下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。
FSHは卵巣にはたらいて数個の卵胞の発育を促します。
卵胞は発育するにつれて卵胞ホルモン(エストラジオール=E2)を分泌し、子宮内膜を増殖させます。
排卵期
周期中ごろに1個の卵胞が成熟し他の卵胞が退行するとエストロゲンは急増します。
ある量に達するとFSHが減少し、黄体形成ホルモン(LH)を急激に分泌します。
これをLHサージといい、サージのピーク約16時間で排卵します。
演ゥ体期
排卵したぬけがらの卵胞は黄体に変わり、黄体ホルモン(プロゲステロン=P4)とE2を分泌します。
プロゲステロンによって体温が上昇し、子宮内膜もさらに厚く、やわらかくなります。
この黄体機能は、妊娠が成立すると引き続き維持されますが、妊娠しないと黄体は退行し、黄体から分泌されていたホルモンは減少します。
(※妊娠が成立した場合はプロゲステロンが分泌され続けます。)
褐詞o
プロゲステロンの分泌が減ることにより、子宮内膜がはがれ、血液と一緒に子宮口から膣へ、膣から体外へ排出されるのが月経です。
妊娠をしない限り、この4つの時期が周期的に繰り返されます。
自分の生理周期について疑問を感じたら、
産婦人科医に相談しましょう