Yu&Me
〜ナースステーション〜
*妊娠*
妊娠中によくある症状


つわり

妊娠すると卵胞ホルモンが急激に増えるため、そのホルモンの作用で消化管の筋肉の動きが弱くなり、胃や腸の動きが鈍くなります
これが「つわり」という症状として現れるといわれています。

つわりの症状は一時的なもので、精神的なものなども影響されます。
妊娠5週くらいから空腹時の吐き気などの症状があります。
妊娠10週目頃がつわりのピークで、通常は16週くらいまでに消失
します。

空腹を避け、少量ずつ頻回の食事を摂るようにしてみましょう。
飴を舐めるのも効果があります。

症状が強く食べ物だけではなく水も飲めない状態の場合は、病的な状態であり急いで受診が必要です。
体重が3kg以上減ったり、尿の回数が少なくなったなと思ったら、受診をお勧めします。

つわりの症状
つわりの症状も個人差があります。
・嘔吐・吐き気
つわりの症状として代表格の症状です。
食べたものを少量吐くくらいならそれ程問題はありません。
食べたものを全部吐いてしまうようであれば、受診が必要です。
水分もとれないような状態は病的です。
吐く回数が多いと、それだけ体力も消耗してしまいます。
ガマンしないで辛い時は受診しましょう。

・においに敏感になる
妊娠によって自律神経の影響で、嗅覚が過敏になると言われています。
「ごはんの炊きたてのにおい」「揚げ物や油のにおい」等が気になる人が多いですね。
ヒトのにおいが…という人も。
においによって、吐き気が誘発され、嘔吐してしまう場合もあります。

・嗜好の変化
急に酸味のものが好きになる、ギトギト系を好む人までいろいろです。
妊娠前は好きでもなかった食べ物にはまってしまうことが多いようです。

・何も食べられない
食べ物を見るだけでも吐き気をもよおし、全く食べ物を受け付けなくなる場合もあります。
水分もとれなくなるようなら、受診が必要です。

・常に何か食べていないと気持ち悪い
いわゆる「食べづわり」です。
食べる内容にも注意し、あまりカロリーを取り過ぎないように気をつけましょう。

・胸やけ・ムカムカ
吐くまではしないけど気持ち悪いというもの。
胃の膨満感があったり、ゲップが出るなどの症状もあります。
・体がだるい
妊娠初期は微熱が続きます。
その影響もあり、体のだるさが出てくる場合があります。

・眠くなる
ダルさに伴い、眠気を感じることもあります。
少し眠くなる程度の人もいれば、寝ても寝ても眠いという人もいます。

・よだれが出る
生つばがとてもよく出る、よだれが止まらなくなるなど。
・その他
頭痛、腰痛、便秘、下痢、歯磨きができない、車酔いなど。
他にもさまざまな症状があります。

つわりのときは…
「食べられる量を食べられるときに食べられるだけ」
この時期は赤ちゃんへの栄養の影響は心配ありません。
食べられなくても気にしなくてOK!
少しずつ数回に分けて食てみましょう。

なるべく空腹にしないこと
一回量を少なくして、小分けに食べるようにするのがポイントです。
空腹になると気分が悪くなる、食べつわり向けの基本の食べ方です。
飴をなめるのも効果的です。
生唾が出てそれが飲み込めない方は、飴をなめて生唾を抑えるといいです。
ガムもいいです。

冷やして食べる
食べ物の匂いとか湯気を嗅ぐのが辛いという人には、食事を冷やしてから食べるのもオススメ。
氷はつわり中には使えるアイテムです。
水は飲めないけど氷なら大丈夫、かき氷は食べれるという人も。
体が冷えるほど過剰にとるのは控えましょう。

飲み物と食べ物を一緒に摂らない
飲み物と食べ物を別々にしたほうが吐きにくいそうです。
乾燥したパサパサした油脂分の少ないクラッカーを食べ、数時間後に炭酸水や水という摂り方がいいようです。

油物の取りすぎを控える
油脂を多く含んだ食べ物は吐き気を誘うことが多いようです。
普段以上に食べ過ぎには注意しましょう。

気分転換をする
つわりを気にしすぎてゴロゴロしていると余計に気持ち悪くなることもあります。
適度に気分転換をしましょう。

食事の準備ができないときは外食や宅配も利用
パパ買ってきてもらう、作ってもらうなど協力してもらいましょう。
食事内容に文句を言わせない!!(笑)

つわりがひどいときは受診
点滴で楽になることもあります。我慢せず受診しましょう。

受診の目安
@1日に何十回も吐く
A水も飲めない
B3日以上何も食べられない
C体重が3キロ以上減っている
D排尿の回数が減っている

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