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〜ナースステーション〜
*避妊*
避妊の種類と方法


J経口避妊薬(ピル)

排卵を抑制し、子宮内膜を変化させ受精卵が着床しにくい状態にする。
子宮頸管粘液を変化させ精子が子宮内に侵入しにくい状態にする。
これらの作用で避妊効果をあらわす。

ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンのふたつの女性ホルモンが含まれているが、これが脳下垂体に作用して卵胞刺激ホルモンをよび黄体形成ホルモンの分泌を抑制する。
これにより、卵胞の成熟が抑えられ、卵胞ホルモン・黄体ホルモンの分泌も抑制され、結果、排卵が起こらなくなる。

また、ピルには子宮内膜を受精卵が着床しにくい状態にしたり、子宮頸管粘液に変化を及ぼして精子の子宮への侵入を妨げるなどの避妊効果を高める働きもある。
効果
95〜99%
利点
・避妊効果が高い
・女性側が完全にコントロールできる
・月経不順が改善される
・月経痛を和らげる
・出血量が少なくなるため貧血も改善
・排卵の抑制により卵巣への負担が軽減され、卵巣ガンの予防にもつながる
・子宮内膜ガンの予防効果も期待される
・子宮内膜症を発祥する可能性が高い妊娠前の女性にとって、そのリスクが軽減される
・不妊症の原因である骨盤内感染症のリスクが減る
欠点
・手軽に入手することはできない(婦人科で処方)
・ホルモンが未成熟な人、ヘビースモーカーは使えない
・決められた服用方法が面倒
・副作用の可能性がある
・性行為感染症(STD)の予防はできない
・血栓症のリスクが高くなる(但し、妊娠した時よりは低い)
値段
・処方料:2500〜5000円程度(保険適応外)
入手先
・産婦人科で処方(保険は利きません)
失敗の可能性
・ほとんどなし
副作用
・一時的な吐き気や不正出血

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