突発的家族旅行で、京都奈良に行ってきたのであった。
父母妹は2泊3日だが、私は事業計画の終盤で休めない日程だったので、土日のみで1泊。
新横浜発着の新幹線で、
行きは
朝7時2分発
帰りは
22時38分着。
強行軍きわまれりだったのだが、内容もまた結構なものだった。
1日目 京都
木嶋神社(蚕の社)
大辟神社
広隆寺
蛇塚古墳
松尾大社
長岡天神
石清水八幡宮
2日目 奈良
奈良公園
東大寺
興福寺
石上神宮
箸墓
西山古墳
香久山神社
國常立神社
天岩戸神社
八咫烏神社
植山古墳
見瀬丸山古墳
唐古・鍵遺跡
ごくふつーの家庭の家族旅行としていかがなものかと思うが、これでも有名どころが混ざっているだけ、ややふつーの旅行である。これに新潟の叔母を加えた面子で旅行などというと、さらに古墳神社遺跡まみれになるのだし。
と思っていたら、太秦から乗ったタクシーの運ちゃんには
「そらめずらしとこ行かはりますなー」
とあっさり言われたのだった。
「祭でもないことには、よー行かはりませんわ」
さいですかねー。
いや、たしかにあまり一般的ではないかもしれない。折しも低気圧が通過中で、奈良地方の最高気温は5度。寒風吹きすさび、時折雪が舞い散る中、
「なんちゅうアホな家族や!」 と絶叫しつつ、香具山の頂上めざして登ったりするのだ。マゾや、マゾ。
ちなみに父親は悪性腫瘍加療中であるはずが、もっとも足取り軽やかで、先陣をきって歩き回っていたのだった。
ちなみに黒塚古墳資料館では、「鹿男あをによし」のロケとニアミスだった。
我々は午後1時頃行ったのだが、11時頃撮影していたそうな。玉木宏を間近で見るチャンスだっのに、少々残念。母と妹はドラマを見ていたので、興奮気味であった。

左:木嶋神社 右:広隆寺 なんか似てます

左:松尾大社 右:お酒の神さまなので、酒造からの一斗樽が奉納されてます

石清水八幡宮の裏参道

左:宿泊はあこがれの奈良ホテル 右:新館客室

左:奈良ホテルの朝食、茶粥定食 右:ラウンジでコーヒーを飲みつつ坂口安吾「不連続殺人事件」を読むひととき

左:七枝刀のある石上神宮 右:なぜかここのニワトリは木に登る

凍えそうな強風の中、古墳に登ってヨロコんでいるヒトビト

左:藤原宮址から見た二上山 もっとも好きな山容である 右:香具山の頂上から見ても美しい
旅行中の食事
どれもうまかったのでメモ。
1日目 昼 松尾で食べたにしんそば
にしんがうまかった!
1日目 夜
山崎屋 料理長のおまかせコース
白魚の掻き玉汁がウマすぎ。
2日目 朝 奈良ホテル 茶粥定食
2日目 昼
三輪素麺山本 にゅうめんと柿の葉寿司のセット
麺と出汁が美味!
2日目 夜 新幹線内で柿の葉寿司とビール
くえ。
といっても、いわゆる
Eat it! ではない。
クエである。
スズキ目ハタ科のクエである。
福岡あたりではアラと呼ばれ、幻の高級魚として名高いクエ様である。
なんとこのクエ様を食する機会にめぐまれてしまったのだった。
イトコが会社の人と行った鍋でやみつきとなり、住吉家にも食べさせてくれようと、わざわざ取り寄せてくれたのだった。
しつこいようだが、幻の高級魚である。
見た目は普通の白身魚。
白身の部分からかじっても、「まあ、鯛か鱈みたいな…」というお味なのだが、皮の部分まで食べ進むと、いきなりどっと旨みがくるのだ。なんだなんだこれは!?
「ウマーイ!」
なるほどクエ様である。
いやはや、Kくんごちそうさまです。
最後はエキス満点のスープに溶き卵とご飯を投入して雑炊に。
最後までおいしくいただいたのだった。
酒好きを標榜していると、ときどき嬉しいことがある。
実家の隣の叔母からは旅行土産に日本酒をいただき、晶さんところからは 「うちでは飲まないから」
となんと響をいただいた。
新潟の叔母は越乃寒梅をわざわざ送ってくれて、「なんの疑問も持たずに発送したけれど、よく考えたら独り暮らしの娘に送る物としてどうだろうと思うわよね普通」
とあとで言っていた。いやいや、こちらもなんの疑問も感じずに大喜びしたです、はい。
で。
先日、やはり 「うちでは飲まないから」 と、職場のお姉さんに焼酎をいただいたのだった。
それがこれ。
おおおおっ! トリプル焼酎セット! すんませんすんません、恐縮でございます〜!
てなことはさすがになくて。
実寸はこちら。
酒屋さんで試飲用に配っていたとのこと。「あなたの想像よりはるかにうまい」
というコピーがすごい。
しかしこのミニチュア瓶がかわいくて、ながめていると飽きないのだ。
よいものをいただきました。Kさんありがとうございます。
そして日をおかず、別のKさんからこんなものをいただいてしまいました。
最近ウチのヒトビトは九州への出張が多いので、折にふれ「おいしい薩摩揚げ…」とつぶやいていたら、ホントにおいしい薩摩揚げがやってきてしまったのだった。
なんというか、言ってみるものである。(これこれ)
ちょうど残業がこんでいてへろへろしていたときだったので、これをサカナに飲むビールはこたえられませんでした。
ちなみに盛りつけも気に入りの絵皿にしてみました。
女性のKさんには地元の菓子店のレモンケーキをこころばかり。男性のKさんにはちょうど季節なので、バレンタインにお返しをしようと思います。
てなわけで、今年のバレンタインはちょっとだけモチベーションが上がったのだった。
めでたい。