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2006年3月30日Thu.
化学と私

そのいち
だいぶん沈静化したらしいが、テトラクロロ無水フタル酸の中にトリクロロベンゼンが含有されているものがあることがわかった、ということで、業界の一部が瞬間的に騒然となったのだった。
わたくしはテトラなんとか君もトリなんとか君も、まったく顔を見たこともなければ話をしたこともない。なので、なぜ 「ダメだよ〜ん」 と言われるのかも分かっていないが、とりあえずダメなものはダメらしいので、「ウチの製品にはテトラ君もトリ君も入ってませんよ〜ん」 という報告を出すための調査をする。で、問い合わせるときに、「てとらくろろろ……あれ?」 とか舌を噛みそうになり、「おーい、口が回ってないぞー」 などと管理のお兄さんにツっこまれたりするのだった。
なんだか語感がケロロ軍曹に似てるな〜と思っていたのだが、さすがに言えませんでした。読んだことないが面白いらしい。

そのに
製品に入っていたらダメだよ〜ん、と言われる物質の一つに、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、というものがある。たいていポリ塩化ナフタレン(PCN)とセットで、君たちはダメだよ〜んと切り捨てられる運命にあるのだが、なんでダメなんだかは、やっぱりよく分かっていない。
一説によると、これらは有機塩素系化合物とか言われる手合いらしく、これらの副産物として、かのダイオキシンなどができてしまうらしい。うーむ。そうかそうか、そう聞くとなんとなくヤバ気な感じするだよ。
よしよし、それはウチの製品には入ってないよん、と書類を作り、プリントアウトしてみると。
そこにはちんまりと、
ポリ演歌ビフェニル
ポリ演歌ナフタレン

と、書かれてあったのだった!
あうー。ちゃんと見直ししてよかった。あやうく客先の笑いものになるとこだったよ。


2006年3月28日Tue.
さけはのめのめ

昨日は出向する課長の壮行会。今日は契約の終了する派遣さんの送別会であった。
連ちゃんである。
それなりに飲んだ。
しかしだ。どーしてほとんど言葉も交わしたことのない人にまで、「お酒、強いんだって?」と聞かれねばならないのだ。


2006年3月26日Sun.
観劇に行く

昨日はお芝居を見に行ったのだった。
以前の職場(がっこ)の卒業生が舞台女優となり、いつも出演作の案内をくれるのだ。特に今回は、長年所属していた劇団を退団し、フリーになっての第一作である。
おう、どんなお話じゃろうか、と楽しみに出かけて行ったらば。
個性の喪失がテーマの風刺劇で、出演者は全員白い衣装に帽子と黒メガネ。どれが彼女か分かりませんがなー。
出待ちしていると、彼女の友達の、やはり卒業生が声をかけてくれた。「いやー難しかったよねー」「これは本人に解説してもらわんと」というわけで、舞台のハネた女優さんと、ちょっと飲みに行こうということになった。まだ日のあるうちなので、居酒屋は開いていない。劇場関係者の行きつけという中華料理屋で、まずはお疲れさまの乾杯をする。
女優の彼も合流し、舞台の解釈やら学生時代の思い出話やらで、大いに盛り上がったのだった。どのくらいの盛り上がりかというと、店に入ったのが4時、出たのが11時。カンパイの生ビールのあとに、紹興酒のボトルが3本空いた。(ちょっと一杯♪のつもりだったのに)
これだけ長っ尻で飲んで、お会計が一人あたまなんと3千円。もちろん女優の分はわれらが持って、それでこのお値段である。
近所にこういうお店が欲しいぞ。


2006年3月23日Thu.

浜田省吾によると、悲しみは雪のように降り積もるものらしいが、ならば突然行く末が不安になりました♪という気分は、どーゆーふーに降り積もるのだろう?
などとラチもないことを考えてしまったのは、今日人事が発表になって、課長の出向があきらかになったからなのであった。
思えば先月に、課長が出向先と兼務になったあたりからその兆候はあったのだが。実をいえば、組織が変わって私の仕事ごと出向先に移管になっちゃったりとかで契約を切られるかもしれないことは、ひそかに覚悟はしていたのだった。産休代理の長期とはいえ、基本的には2ヵ月更新の派遣なわけだし。
しかし裏情報によると、とりあえずわたくし、3ヵ月は今のままで延長になるらしい。それはそれでたいへんありがたいのだが、課長の代わりは当面部長が代行するらしく、秘書さんによると 「部長はその仕事、ぜんぜん分からないと思うから〜♪」 とのことだったり。えっと、もしもーし?
何度か書いているが、私の担当業務は、たいへんではないがややこしく、補償に即結びついちゃったりするえげつない仕事なのだ。 今だってめんどうな判断を要する案件をかかえていて、どお考えてもホニャホニャした派遣の手に余るつうのに、ほんとにこの仕事が少しでも分かるのが私一人になるって、どうなのよ?
派遣といえば、保証されていないかわりに契約が終わればさっさと辞めてしまえるわけで、私が今度の満了時に 「じゃっ♪」 とか言っていなくなってしまったらどうするつもりなんだろう。よっぽど信用されているのか見くびられているのか。
まあなんとかはするんだろうし(そのための正社員の給料だ)、期間契約の人間は切られる時は切られるもんだと思っていますが。
まじで。こんな大胆な人事、だいじょうぶなんですか?


2006年3月16日Thu.
生存確認

とりあえず、生きてます〜。
3割ほどの体調不良 (ちょっとだけ風邪気味) と、7割ほどのめんどうごと (やっかいなお仕事♪) を抱えながら、なんとか暮らしているのでした。
いえね、すんごく忙しいわけではないんですがね、ワタクシの判断に余るようなことがある日突然降ってきて、他部署と調整しようと思ったら 「そちらの対応に合わせることになるかも」 と言われ、ひえー頭が真っ白だよーん、というときに、課長は海外出張だったりするのだった。なにしろトップに近いところの判断になるかもしれないというタチのことなので、笑うしかない。かちょーとはメールはつながってるんですけどね。超多忙な人なので、見過ごされちゃったりしても確認できないわけなのよ。
まあそれならそれで、本社のお兄さんに「私の手には負えないデスよ〜」と思うさま泣き言を言ったりできるので、それはそれでよかったのかも。<え?

話は変わって、おとといはホワイトデーなる商戦日だった。
まったくなんにも期待していなかったのだが(ほんとに?と言われるとそれはその)、まあみなさんマメなことで、ちっこいトリュフしかあげなかったひとからも、ちゃんと一箱いただいてしまった。約一名、くれなかった人もいるが。いえぶちょーだからいいものをくれる、とか期待していたわけではそんな
しかしびっくりしたのが、二十代のごくふつー男の子が、なんと祇園は辻利の生チョコをくれたのである。うわ、渋…。
もちろんとっても嬉しかったので、今度の休みに濃いめのお茶を入れて、ゆっくり楽しんでいただくつもりである。


2006年3月6日Mon.
愛ある避難

少し前のこと。
「やっちまった……」
隣の席のお兄さん@係長が、机に突っ伏した。
「どうされました〜?」
「いや、『避難経路の点検』 てことで、十数人にメールを送ったんですがね、件名に 『非難経路』 って書いちゃったんですよ」
「あらまあ (としか言いようがない)」
「そしたら返ってくるメールというメールに『非難ではなく避難経路について報告します』と書いてあるんですわ」
「ほー」
「十通以上全部ですよ、まいるなあ」
「愛されているってことですよ〜」
「うーむ」
ちょっと落ち込んでいるようでした。
だいじょうぶ。住吉には日常茶飯です。←なんのなぐさめにもならないが。


2006年3月1日Wed.
いんぐりっしゅ

水曜日は英語の日。
肝心の学習効果はサッパリだが、少なくとも先生やクラスの人とは慣れてきた。
残念ながら母の期待するような「出会えー出会えー」な状況にはほど遠いが。妙齢の男性など影もかたちも見あたらず、主な生徒層は若い女の子、あとは私よりも大人の女性ばかり。ぴちぴちの女子高校生♪ もいたりして、おおう、私の半分以下の年齢ぢゃないですか。

そんなことよりも、気になることがある。
その英会話教室はオリジナルのテキストを使っているのだが(ま、どこもそうか?)、特に会話クラスの例文などが、とっても時代を感じさせるものなのだ。

マリリン・モンローとかソフィア・ローレンとかエルヴィス・プレスリーとかビートルズとか。

それはたしかに、年代に関係なく誰もが知っている大スターたちということで安全路線をいったんだろうけど、テキストがこれなもんだから、自分の好きな女優について英語で語れなどと言われても、みんな釣られてオードリー・ヘプバーンとかくらいしか思いつかないのだ。近頃の世情に見合わせるなら、韓流女優の名前でも混ぜておいた方が現実に即していると思うのだが。

まあ、これくらいはまだいい。
つい先ごろのチャートでは、一番な映画の感想を述べる、というのがあった。
で、引き合いに出されていたのが、

「Cool Hand Luke」 (邦題 「暴力監獄」)

………。1967年に封切られたそうです。
すいません。わたくし教室ではかなりおばさんのほうですが、そのわたしでもまだ生まれてません。
いえね、きらいじゃないんですけどね。こういうふうにマニアックな自分の趣味を盛り込むのは。