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2005年8月24日Wed.
暴利

へへ。
へへへへへ。

受かりましたのことよ。

つっても、受験当日に結果が分かるというマイクロソフト・オフィス・スペシャリストですが。
履歴書の資格欄を埋めるために、本日取ってまいりました。
Word2002と、Excel2002エキスパート。上級レベルを二つ受ける根性はわたくしにはなく。
Excelエキスパートの方はさすがに練習問題などをやりこんでから臨みましたが、一般で受けるWordの方は、問題集を買う金をケチって、ほぼぶっつけでした。
しかし、ふたを開けてみれば、分からん分からん。 「こんなメニュー使ったことねーよー!」 というものばかり。長年仕事で使ってたのに取れないと恥だ、一般の方に落ちてエキスパートだけ受かったらどーしよー、とかしょうもないことが頭をよぎりましたが、持てる経験とカンを駆使して機能を掘り起こし、なんとかパス。
Excelの方はまあまあ危なげなく。


しかしね。問題集やりながら思ったことだが。
なんでこう、いらねえよと叫びたくなる機能が満載なのさ。
ゴールシークやシナリオなんて、いったいダレが使うねん。
いやまあ、使う人が皆無とは言わないが、汎用アプリにここまで載っける必要があるのか。表計算を必要とする人間ダレもカレもが販売目標資料etcを作るとは限らないはずだぞ。
なんかさ、よって立つところが 「パーソナル」 なんだよね。社内外文書にしろ経営分析にしろ、個人が自分のレポートとして書くのに書きやすく作っているという気がしてならない。これで作ったファイルを全社で共有しようと思ったら、膨大なマニュアルが必要になるだろう。事務処理仕事の共有・効率化による時間の短縮という発想じゃないよなあ。

それにしても腹の立つのは、値段なのだった。
この。Wordがまあまあ使えますよ、という資格を取るのに受験料10,290円
Excelのちょびっと小難しい機能が使えますよ、というのに12,390円
計 22,660円よ!?
許せん。確かに就職活動するには取った方が有利だろうと思うが、特殊技能もなんも必要ない汎用ソフトの操作資格のくせに、こちらの足元を見て商売するんじゃねえ。
販売戦略としては成功なんだろうけど、稼げるだけ稼いでやろうという意図がまるみえで、うつくしくない。
これで落ちたら泣くに泣けないではないか。

受かったからいいけど。


2005年8月19日Fri.
らぶらぶはっぴー

失業中も、なんとなーく遠巻きにチェックしていたNHK朝ドラの「ファイト」だが。
女子高生の成長を描いているとばっかり思っていたら、なんだかどんどんみょーちきりんな展開になってきているようだ。

なにしろ人間関係が真田ひも状態。いえ、深い意味はなく入り組んでるたとえですが。

舞台は高崎。
馬が大好きな女子高校生の優ちゃんは、入り浸っている厩舎の厩務員太郎さんにひそかに片思い。しかし彼には恋人ができてしまった! しかもその恋人というのが、なんと自分の母、亜沙子さんのお友達の琴子さん。それがテレビでも活躍するインテリアコーディネーターってところができすぎているのだが、ともかくらぶらぶな二人を指をくわえて見ている間に、優ちゃんの運命は大変転。世渡りベタ以前の父、啓太のちょんぼで自分とこの工場をつぶして一家離散。亜沙子さんは親友・琴子さんの実家の旅館で仲居として働くことに。同級生といろいろあって不登校になっちまった優ちゃんは、ワガママを通して自分も仲居になってしまいましたとさ。
そうしてダンナへの不満が募ってきたお母さんは、隣の部屋の整形外科医、川崎先生とほんのりらぶらぶ。…この川崎先生っちゅうのがまた、琴子さんの見合いの相手だったりするから油断がならない。一方、将を射んとせばまず馬の岡部くんは、イマドキ高校生にモデルチェンジ。ちなみにこの場合の馬とは、腕の良い職人ではあってもしょせんボンボンの啓太さんのことだ。将はだれだか分かるね?
その啓太さん。自殺をはかったり事故にあったりでいろいろ忙しかったが、とりあえず一家も戻り、工場再開で一安心。こちらが落ち着いたと思えばあっちでまたぞろあっちでぼっぼぼっぼと燃えさかるのが恋の炎。こんどは優のおばあちゃんの佳代さんが、調教師の村上センセイとらぶらぶらぶ。高崎界隈はときならぬ「恋のみやこ〜♪」になってしまっている模様である。

…いえね。本人同士が幸せなら良いけどね。
オバサンには太郎くんのどこがよいのか、サッパリ分からなかったけど、女子高生が身近な成人男性にあこがれちゃったりするのは、まあ、ありなのかも。身近というより 「手近」 か? むしろ、年若な恋人が去っていく予感におびえながら、相手を縛らないでいようとする琴子さんが痛々しかったよ。
それにひきかえ、たいがいアホだなーと思うのは、亜沙子さん。
「私が働かずに済むようにしてよ!」 …って、そりゃ気持ちは分からんでもないけど、世の中には子持ちの共働き家庭だって山ほどあるで? それならそれで、優ちゃんがさしたる必然性もなく 「仲居になりたい」 と言い出した時に、「未熟な人間を雇うのは、雇用者の方も迷惑だ」 くらいは言って欲しかった。ここらへんのエピソードは、「働くことの楽しさ」 とかゆーよーなテーマが見え隠れしてて、ちまたのニート対策のつもりもあるのかもしれないが、いかんせんムリムリだよなあ。さらに、川崎医師とのほんのりらぶにしても、「家族のために一所懸命やってきたんだから、ちょっとドキドキするくらいいいじゃない!」 って、そりゃお母さん、「オレの稼いだ金で食わせてやってるんだから、浮気の一つや二つ何が悪い!」 と公言するエロオヤジと、程度の差はあれ同じです。「ちょっと生活に疲れたから、ストレス解消が必要なのよ!」 とでも言ってくださった方がなんぼかマシです。とりあえず、川崎先生には「いい面の皮」という言葉を捧げよう。
でもまあ、ドラマなどというものは、登場人物がどこかアホでないと成り立たないのかもしれないので、脚本家が意図してそういう人物造形にしているのかもしれないが。
すでにして、住吉的には優ちゃんのご両親はどーでもいい。主人公の優ちゃんがまあまあいいコなのと、村上センセイおよび駒田隆行さんらぶで、だらだら見続けているのだった。あと、音楽も好きだし。


2005年8月18日Thu.
解禁

昨日、抜糸であった。
忍耐の一週間の終焉である。
なんの忍耐かといって、そりゃもうアナタ。

真夏にビールが飲めない!

…のだ。
予約をとったときにには深く考えなかったが、これはものすごい失敗であった。
さすがに 「酒、サケをくでえええ…!」 とのたうちまわるようなことはなかったが、この熱帯夜にビールなしでどうせいというのか。
酒飲みの嘆きはそれにとどまらなかった。
断酒期間中、土佐のKさんが上京した。K奥さんの実家に里帰りである。
前の職場の後輩Mりちゃんがコーディネートしてくれて、みんなで会えることになった。住吉は 「親父の具合が落ち着いてたらね」 という条件付きであったが、幸い状態も良く。
そして東京は丸ビルの筑紫楼に集ったのは、Kさん一家、Mりちゃん夫妻、そして住吉。
この面子では、飲まない方がおかしい。
なにしろKさんダンナは生粋の土佐人である。そこに嫁いだK奥さんの酒量も尋常ではないのだ。
「ああああ〜! このメンバーで飲めないとは、敵前逃亡と同じ〜!」
と、ほぞを噛みちぎる住吉に、
「ぼくもあまり飲めないから、二人でウーロン茶でも飲んでましょうか」
と、Mりちゃんダンナが慰めてくれたが、料理を前にすると、やはりここはビールでしょう。ちなみに奥さんは酒飲みです。
かくして周りでカパカパとビールのグラスが空になっていくのを横目で眺めつつ、ばー○かんなどをちびちびすするのであった。
しかし、自らの不運ばかり嘆いてはいられない。飲めないわたくしをおもんばかってくれて、皆さんのペースも少し控え気味だった、ように思う。少しね。
ちなみに、会ったのは真っ昼間。グラスの林を見ながら、お店の人はなんと思っただろうか。
住吉の体調が万全であれば、小さな森くらいにはできたかもしれない。残念である。

追記 : と、娘が煩悩全開している傍らで、親父さまは闘病中アルコールを控えねばならないのだった。
      その辛さはよくわかるよおとーさん。ふぁいとだおとーさん。
      おいしいノンアルコールビールを探しておくからがんばれおとーさん。


2005年8月15日Mon.
ハローワーク

そんなわけで、めでたく失業者に逆戻りしたので、ハローワークに行って参りました。
いちおう就職後の離職ということで、手当その他はまったく期待していなかったのですが、なんだか「就業手当」というものをもらえることに。おお、ラッキー♪
これも苦節十ン年、まじめに勤めていたたまもの。
いや、世の中には雇用されなくてもまじめに働いている人もいるし、それこそン十年がんばっている人もいるわけだから、たかだか十年ちょいでいばることでもないのだが。ま、くれるというものはありがたくもらっておく。

さて。
約2ヵ月お世話になった会社は、中小の金属加工メーカーでございました。
工場に行くことがなかったので、加工の現場を直接見たわけではないのですが、要するに機械部品を作るわけです。
ネジとかベアリングとかの量産もやりますし、鉄骨を裁断して2メートルを超えるモジュール部品の製作もします。メーカーから送られてきた図面に従ってスチールやアルミを切削して穴をあけたりもします。

サンプル

そういう機械加工に関することも面白かったのですが、なにより勉強になったのは、日本の製造業の構造を肌で感じることができたということでしょうか。
もちろんたった2ヵ月で分かることは限られますし、肌で感じると言っても「かする」程度の認識ですが。
住吉のいた会社の仕事は、主として中堅どころの重機メーカーの下請けでした。
大企業を頂点とするピラミッド構造を仮に5段階とするならば、下から2番目くらいのところに位置します。もっと細かく言えば、2番目のヒエラルキーの中では、かなり上位になります。
自社だけで製品を作って卸すことはほとんどなく、さらに孫請けに出すわけです。
その中には、社長の他には社員は奥さん一人、などという超零細企業もあったりして、製造業の裾野に日常的にじかに接することになるのです。
そうした素材屋さんや加工屋さん、仕上げ屋さんなどを経由して、小さな部品が完成し、別のものと組み合わされ、大きな機械の一部になります。
その会社で扱った製品は重機や車が主でしたが、たとえば家電なんかでも、ひとつひとつのパーツが下請けに出され、見積もりを取られて「単価いくら納期いつ」と決められて製作され、大手メーカーに納められていくわけです。
いままでメーカーが製品を作るということに対して、漠然としたイメージしかなかったのですが、一つのものを作り上げるエネルギーというか、社会の営みのようなものを実感して、ちょっと見る景色が変わりました。
いま向かっているパソコンも、日本全国のいろんなところで小さい会社が作ったものの集大成です。
たとえばH2Aロケットも、製造業の裾野から飛び立つわけです。
そんなことを考えました。


2005年8月13日Sat.
中間報告

えー、おひさしぶりでございます。
すでにして残暑お見舞いの季節に突入しました。

父の病状ですが、おかげさまで術後の経過は順調、抜糸も済みました。
なんというか、重病人の自覚がうすいらしく、ハラを切った次の日に、自力でトイレに行ったりしていたようです。
そしてその次の日に発熱したりしてました。
まあ、元気に回復しているので多少のことは目をつぶろうと思います。

そしてその間、わたくしも手術をいたしました。
眼瞼、いわゆるまぶたの筋肉をヌイヌイする手術です。それ自体は30分ほどの簡単なものだったのですが、意識のあるままに目を切るというのは、想像以上にコワくてスプラッタでした。
医師から説明のあったとおり、2日目には患部が腫れて、もぉお化け屋敷でアルバイトできそうなほどのお岩さん状態。
お見せできないのが残念なくらいです。
そんなことをしながら、今年の夏は過ぎています。


2005年8月1日Mon.
速報

本日、親父殿の手術でした。
おかげさまで、無事おわりました。
とりいそぎ。