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2005年4月29日Fri.
桜さくか

えー、今日まで3日間、東北に行ってました。
桜をめぐる旅でございます。
こんなことをしている場合ではないはずなのですが。
「角館に行きたいな〜」 などとつぶやいていたところ、母が格安ツアーに飛びついたのでした。
「ツアーはヤダよ」 と断りを入れていたのですが、
「でも安いし♪ こういうお祭りみたいなときにはツアーで行かないと、混んじゃってたいへんなのよ♪」
と、押し切られました。
よくよく考えたら、ツアーで行ったって混む時は混んじゃってたいへんなのですが、 「旅行代出すから♪」 とまで言われ、まあこれも親孝行か、とあきらめて同行いたしました。
参加するに当たって住吉から出した条件。
いっさい小言を言わないこと。ええもう結婚しろだの就職どうするのだの。
昼からビールを飲んでも良いこと。せめてこれくらい。
かなり母はがんばったと思います。おかげさまで道中おだやかに過ごすことができました。

しかしその 「みちのく散歩ツアー」 、桜の名所を訪ね歩くのはよいのですが、なにしろ3日間バスに乗りっぱなし。
1日目 仙台 → 北上 → 十和田(駒街道) → 八戸(泊)
2日目 十和田湖 → 弘前 → 安比(泊)
3日目 角館 → 平泉 → 仙台
という、距離的には東北地方の半分以上を周遊する強行軍で、観光しに行ったんだかバスに乗りに行ったんだかよく分かんない、というものでした。
肝心の桜の方も、満開だったのは北上展勝地だけで、駒街道は固い蕾、弘前は0.5分咲き、もっとも期待した角館は2分咲き、平泉ではもうあらかた散ってしまっているというありさまでしたので、欲求が満たされたとは言い難い。しかしまあ、ツアーだし早い段階で諸々のことをあきらめていたので、角館でお味噌と樺細工の和菓子フォークを購入するという当初の目的を果たせたことに満足いたしました。
あと、これは結構ポイント高かったのですが、ご飯がおいしかった!
1日目の夕食は母と共に八戸の居酒屋へ。銀ダラのカマ焼やらせんべい汁やらイカのゴロやら、おいしいものをつつきながら、(私だけ)ビールと日本酒を堪能しました。
2日目の夕食はリゾートホテルのバイキング。なんと篠竹とコゴミを目の前で天ぷらにしてくれて、地ビールで舌つづみ。地豚のしゃぶしゃぶ、地産のそばも、なかなかでございました。
3日目のお昼。オプションの定食を頼まなかった私たちは、中尊寺の駐車場の土産物屋にてけとーに入り、これまたてけとーにラーメンを頼みました。その名も義経ラーメン。こんなあやかり商法メニュー、普段ならぜったい頼まないんですがね。これがまたおいしかったんですわ。ほどよいコシの細麺に魚ダシがよくきいたさっぱりスープ。まったく期待しなかっただけに満足度倍増。みなさまも平泉にお越しの際は、探してみてください。


2005年4月25日Mon.
新居について3

かくして住吉は、想像だにしていなかったマンションのオーナーさんになっちまったのであった。
「家を持つなら一軒家、お風呂場には低い場所に窓がほしいよな、からくりも一個か二個ほしいよな、階段の段を文庫本用の本入れにして、庭に七輪を出してサンマを焼いて〜」 とぼんやり持っていたビジョンは、これでおさらばである(泣)。<どこにそんなお金があるんですか。
最初は3DKを見ていたのだが、思い切って3LDKにしたのは、いつか食い詰めた時に人に貸して、家賃差額を稼ごうというせこい計算に他ならない。たぶんファミリーサイズとして借り手がつきやすいんでないかと。
もっとも親との持ち合いなので、こういうときは収入も折半になってしまうんだろか。うーむ。

つづく

福知山線の事故。ずいぶん昔、沿線に住んでいたので、まんざら知らなくもないところです。


2005年4月24日Sun.
新居について2

さて、買わない決意をしていた住吉が、なぜたったの2時間で転んでしまったか。
理由はいろいろあるが、駅から近くて広くて新しいので、ここならいいなー、と思ったのがまず一つ。
そして、そういう好条件に関わらず、破格に安かったのが二つ。
なおかつ、多分これが決定打だったのだが、父がみょーに気に入ったのだった。
これだけ条件が良くて、こんなに安いというのは、何か欠陥があるのではないか、と疑いのマナコの住吉だったが(疑いたくなるような値段だったのだ)、
建築構造については、工学系の父が見ても、まあ問題ないだろうと言う。
騒音がひどいのか、といっても、周りになんにもないので騒音のしようがないし、駅が近いのに電車の音もあまりしない。
日当たりは、と見てみると、向かいに高層建築が建つことは建つが、住吉の部屋からははすになるので、少なくとも午後まではキチンと陽が当たる。
しからば 「地盤が弱いんでしょう! 活断層の上とか!」
「いや、それが地盤も結構いいらしいんだ」
父即答。
いつの間に調べたんだ親父!
まあ、値段の件は、販売側にも聞いてみて、半分くらいは納得のいく説明があったので、よしとしました。
あ、昔はお墓だったから、とかいう理由ではないです。でも書いてしまうと住所が特定できてしまうので内緒。

つづく

今日は久しぶりの中学高校時代の同窓会。
学年の半分くらい集まって、盛況でした。いやー、みなさんお変わりなく。
ウチとリンクを貼ってもらっているCocoon and Snailのおはるさんの個展も横浜で開催されてたので、昨日今日と行って参りました。手織りのマフラーやパシュミナストール、ネパールのシルバージュエリー等々、すごく素敵でした。ペリドットの指輪を購入♪
(終わってから書いても宣伝にならん。ごめんよう)
いまは休止中ですが、Webショップもあるので、ぜひみなさんどうぞ。おすすめですよ〜。


2005年4月21日Thu.
新居について

さて、そろそろ気を取り直して、新しい住まいについてご紹介したいと思う。
六畳一間に三畳の台所、築30年の愛すべきアパートから脱出した先は、ファミリーもいないというのにファミリータイプの3LDKであった。
新築マンションである。
購入してしまったのである。
ここを買ったいきさつというのは、ま、一言で言うと衝動買いですね。

いつまでもいつまでも独り身の長女を案じてかしらんが、父からさりげなくマンションの広告などを渡されるようになったのが2〜3年前。
わし、買う気ないけんね。
と、そのたびにつれない態度を示していたのだった。
借金したくないし。
買っちゃうと仕事辞められなくなるし。
いっそ瀬戸内海の島に隠居所を設けた方がなんぼ…(真剣)。
そうこうしているある休日、 「これからモデルルーム見に行くからあんたも来るか」 と両親から電話があったのだった。
「えー、かったりー。でもこれも親孝行だし。マンションのモデルルームがどんなものか、ためしに見に行くかー」
といって、行った先が、いまのところである。
即日仮契約。朝起きた時にはにはそんなことになるなど露ほども思わなかった。

つづく。


2005年4月15日Fri.
当たるも当たらぬも

昨日の晩は、高校時代の友人と横浜でご飯を食べたのだった。
退職の経緯など聞いてもらい、おいしくワインを飲んだのである。
で、ふとした話の合間に、言葉による性格判断のようなものを教えてもらった。
四字熟語を二つ思い浮かべてください」 と彼女は言う。
とつぜん四字熟語といっても、なにしろ快く酔っぱらった脳みそであるからして、すぐには思いつかないが。
とりあえずまず出てきたのは、会者定離だった。
そして二つ目は、酒池肉林だった。

興味ある人は試してみてください。
一つ目はその人の人生観を、二つ目は恋愛観を表しているのだそうです。うーむそうかそうか。

ちなみにわたくし、酒池肉林は椎名誠流を採用してます。すなわち飲みもんと食いもんがたーんとあるのが幸せってやつ。
もとの語義だったらほぼ変態かもしれん。いやどちらにしてもまともとは思えんが。


2005年4月6日Wed.
いまのとこ

歴代ワースト1視聴率を更新したらしい 「ファイト」 であるが、わたしはわりと良いかもと思っている。いやー、NHKの朝ドラなんて見るの何十年ぶりだろう。
思春期ドラマにありがちなコソバユさもあまり感じないので、パパママが若すぎて浮いてることを除けば、まあ安心してみていられる。いまのとこはね。
事前情報ゼロでぼんやり見だしたので、いきなりサイバラ姐のイラストが出てきた時にはのけぞった。これから一家がどんどん不幸になるらしいが、「ぼくんち」を地でいくつもりなんだろうか。


2005年4月5日Tue.
薬缶の問題

花粉がぶんぶん飛び交う中、果敢にも近くのホームセンターに買い物に行ったのだった。
いいかげん薬缶を調達せねばならない。
いままで使っていた物は、学生時代に下宿した時に購入した安いアルミ製で、相当くたびれていたので処分してきたのだった。
で。わりと大型のショップで見て回ったのだが、どうもしっくりくる物がない。
できれば口細でどっしりしたステンレスのがよいのだが(南部鉄瓶を大きくした感じね)、売り場に並んでいるのは口の広いどっしり型か口の細いタテ型なのである。 「こんなのがいいんだがな」 というような形のよいのは、小さすぎて用が足りない。大きさも形も良いやつはベコベコのアルミ製でどうもいかん。
薬缶一つでもむつかしいものである。
あとフライパン!
なぜフッ素樹脂加工のものしかないのか!(怒)
なんかもうデュポンの陰謀じゃないかと思うくらい樹脂加工が出回っているのだ。(テフロンもシルバーストーンもプラチナストーンもデュポンの登録商標なんだそうである)
ふつーの鉄のでいいんですよ、鉄ので。カラ焼きくらいするから。
住吉父によれば、加工したものの方がぜったいに焦げ付きにくいそうなのだが、わたくしいままで二つも加工品を焦げ付かした経験を持つのである。樹脂をダメにすることにかけては天才的な手腕を持つらしい。<自分のせいじゃん

台所の完成にはしばらくかかりそうである。


2005年4月3日Sun.
退職カウントアップ

ネットワークが断絶している間に月が変わってしまいました。
いろいろあったのですが、まあおいおい。

3月25日
昼に同期でカニを食べる。わしら、同期会と言えばカニ食ってばっかし。
夜は同じ部の人などが、アジア王侯貴族風の店 (なんじゃそら) で、 「いくらでも飲んで良いよ」 の会をしてくれる。
それがあなた、個室風の座席は一面クッションベッドで、ほどよく落とした照明がまあ、気持ちよくて気持ちよくて。
たわむれにちょっと横になって、ほんの数分目を閉じた。つもりだったのだが、あとから聞いたら20分ほどぐうぐう眠っていたとのこと。
ああ、1日借り切って食っちゃ寝したい。

3月26日〜28日
引っ越し貧乏。

3月29日
昼は人事課のおにいさんおねえさんと松花堂弁当。夜は退職したかつての上司と沖縄料理でオリオンビール。
思えば定年退職前のこの方には、ゴチになったり、1年前にも退職の相談をしたりしていたものだった。ありがたくも引き留めてくださって、なんとか続くよう手配してくださったのだがうまい方向にいかず、結局リタイアすることに。ども、申し訳ありませんです。

3月30日
エアポケット。
貯蔵品計算の引き継ぎを、いまごろやり始めるのだった。

3月31日
辞令交付の2分前まで、資材の搬入搬出でばたばたばたばた
辞令交付式は、なんとなく異動の交付と同じよーなつもりでトコトコ出かけたら、なんとおエラ方がずらりと並んでいてびびった。 「ご歓談を」 などと言われたって、お茶うけの練りきりの味もよーわからん。改まった服装をするのは 「いかにも」 でやだなーと思ったので、スーツの上下を崩して着てきたのだが、正装した方が目立たなかったかもしれん。
課の人たちが、花を贈ってくださる。籠に盛花したもので、 「ハートの形につくってください」 とわざわざ注文してくださったとのこと。もちろん、 「美しき日々」 のバラの花のプロポーズのメタファーである。もれなく住吉が過剰反応したのは言うまでもない。
結局引き継ぎに6時過ぎまでかかり、最後の夜はMりちゃんたちと寿司屋でビールであった。