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2003年7月31日Thu.
影響
私は雑誌をほとんど買わない人間なので、記事に影響されるということはほぼ、ない。そのかわり同じ活字媒体でも小説とかエッセイとか、そちら方面では影響されまくることが多い。踊らされると言ってもいいかもしれない。
ことに惹かれるのは食いもんの描写で、たとえば。
篠田節子『女たちのジハード』でトマトの目玉焼き、池波正太郎『剣客商売』で根深汁、スタインベック『怒りの葡萄』でハンバーガーとバナナクリームパイ、青井夏海『赤ちゃんをさがせ』でお味噌をつけたおにぎり、といった具合に、おまえは作品のどこを読んどんのじゃ! というようなところでいちいちひっかかる。
わけてもやばいほど食覚を刺激されるのは藤原伊織で、この人はなんというか、浮浪人スレスレのおっさんばっかりかいているくせに、食べ物の使い方が秀逸で。
『テロリストのパラソル』ではホットドッグ、『ひまわりの祝祭』ではホイップクリームドーナツ、『ダックスフントのワープ』では洋風おじや、と、作り方まで提供してくださって、「なんとなく食べたくなる」ゴコロを妙にくすぐるんである。おかげさまで、一時期ホットドッグ作りに凝りました。
結局何が言いたいのかというと。
今日買ったスペイン・リオハのワインは、池井戸潤『果つる底なき』に影響されて、これにしよーと思ったということだった。
と。ここまでが前ふりで。<ふりかい!
このあいだのブルーとペコリーノが残っていたので、チーズの宴2を敢行したのだった。そのためにワインを購入する必要があったのである。
チーズも、前回とまったく同じではなんなので、ウォッシュを買い足した。アイルランドのアルドラハンファームハウスチーズというもので、説明によると、年配の女性がやっている工房の製品とのこと。周りをスモークしてあるのだが、いぶしの強さとか、焚く木の種類とかをオーダーできるらしい。食感はちょっと堅めのカマンベール、といったところだが、スモークの香りが、なんというか、クルミの香ばしさのようで、不思議なチーズでございました。
残り物には福があるブルーオーキッドも、やっぱりおいしい。1度オムレツにしたのだが、これもなかなかいける。今回もまた余したので、パスタソースに使う予定である。
2003年7月30日Wed.
誕生日には花束を
わりと親しくしている同僚のおねえさん既婚を、行きつけのバーに連れ込んで少々飲んだ。
本日はそれこそトイレにも行く暇がないほど忙しく、そういうことのあとは冷たいカクテルがことのほかうまい。
で、職場の愚痴などをいろいろ聞いていただいて、ではまあ明日もがんばろうかね、などと腰をあげて帰る途中。
駅で花を売っていた。
花好きのおねーさんはついひかれて立ち止まり、リーズナブルなミニブーケに目を止めて、なぜか住吉に買ってくださると言いだした。
「どれでも好きなの選びなよー」
「えー、でも花瓶ないし」
などというやりとりを、お店の人が聞いていて。
「なにか記念の日なんですか?」
「ええと、じゃー、とりあえず誕生日ってことで」
結局、ガーベラやトルコ桔梗をあしらった小さいものを買っていただいたのだが、お店のお姉さんが、
「じゃあこれは私からお祝い」
などとおっしゃって、木香バラっぽい花束をくださった。
………えっとえっとえっと。
3×年の人生で、花屋さんに花をプレゼントされたのは初めてである。
家に帰っても、ちょうどいい花瓶などない。ほかに満足に入るものもない。
仕方ないのでキムチが入っていた瓶に、野趣あふれる活け方をすることで勘弁してもらった。花に。
てか。そんなことよりも。
誕生日は2ヶ月も先なんですけど。
2003年7月29日Tue.
ほれぼれ
腹の張りが取れてきた。
この4〜5日、右腹が妙に張って、それこそ片腹痛い状態だったのだがイミが違う、ようやくつかえが取れてきたというか。
昨日、あっちゃこっちゃと、3センチヒールを蹴たてて走り回ったのが良かったのだろうか。要するに運動不足っちうことかい。
今日も今日とてぷろじぇくと。やはりというか、トラブル発生。この件に関しては、人の後ろに隠れているしかできない情けないわたし。
そのかわり、メインでかかっている印刷物の差配は、それはもう、ほれぼれするほど手際がよい。
地味な仕事だし、できてあたりまえなことなので、べっつにどうということはないのだが、
せめて景気づけに、一回くらいは自分を誉めとこう(涙)。
難しくはないのですが、わりとめんどくさいんですよ。
先々の仕事量を見ながら、インクやマスターや紙の発注をして、印刷物の形態を確認して(冊子にするとか両面印刷とか)、部数と届け先を確認して、実際の印刷とセッターでの仕分けとホチキス止めをアルバイトさんにお願いして、あがったものから保存分を取り分けて、届け先のラベルを作って梱包して……。
実際はこれに個々のオプションがついたりして。
原稿はさみだれ式に持ちこまれるわけだし、急なこともあるし、なにより量が半端ではない。
すでに枚数にして5万枚くらい刷ってるんじゃないだろうか。今後もそのくらいある。たぶん。
で、上記ぷろじぇくとだのほすとこんぴーたへの登録処理だのということが重なって半狂乱になっているところへ、
「すみませんが、これ、あさっての朝までにお願いできますか♪」
などと持ち込まれると。
「明日まででなくてよかった…」と思って、つい愛想よく引き受けてしまうのだった。余裕あるじゃないか>自分
2003年7月28日Mon.
宅急便
ぷろじぇくと初日である。
小さな瑕瑾はあったものの、おおむね大事なく終わった。今日のところは。
しかし会場とオフィスを行ったりきたりで、落ち着かない。1日の時間の半分は会場詰めなので、ですくわーくがさっぱりはかどらない。
…と書くと、普段そうとうはかどっているといいたげであるが、逆は必ずしも真ではないのだ。
夜に宅急便が届く。同期の0さんから借りる約束をしていた、浦沢直樹『MONSTER』全18巻。
まいんち同じ職場に通っているのだが、さすがにB6版を18冊ってのは、お互いにちょいと骨である。「送るよ〜」と言ってくれたのに甘えてしまいました。(もちろん着払いにしたさ)
読み始めたら一気! というのが分かり切っているので、今日のところは耐えておく。
2003年7月27日Sun.
ありがたい親
とうとう明日っから夏の大イベントが始まってしまう。
本日は、そのためのオリエンテーションとゆーやつがあって、取材その他で朝からご出勤。
いろいろありすぎる4週間なのだが、特に最初の1週間は、とある講座を北海道と九州に同時中継するという一大ぷろじぇくとがどーんと控えていて、今日の夕方から、そのためのテストを行った。
ええもう、アタマがオーバーレイをおこしましたとも。
会場のシステムを立ちあげて、カメラを三脚に設置し、音声をつないで、チューナー電源を入れて、録画もつないで、そいでもって中継会場にダイヤルして、スピーカーの電源を入れて、はいこんにちは。これをわしらにやれとな(泣)。
もともと中継用の部屋ではなかったので、接続した人はえらい苦労だったと思う。頼むから故障せんでくれよ。
そしてへらへらと帰路につき。ターミナル駅に着いた時に実家からの電話に気がついた。(携帯は常時マナーモードにしてあるので、気づかない確率大)
叔母がこちらに出てきているので、わざわざ電話をくれた模様。
あいにく帰る直前だったもので、会いに行く時間はなかったが、少し話すことができた。
家に帰り着くと、留守電が点滅し、「4件です」と言う。
こりゃまた大量な、と再生すると、すべて上記の用件で、実家から2時間おきにかかってきていたものだった。
いや、叔母ちゃんには久しぶりに会いたかったし。電話くれるのはとっっってもありがたいのだが。
あたしさあ、今週の土日は仕事だって言わなかったっけか?
2003年7月26日Sat.
焼きたての誘惑
昨日の晩、疲れているというのに、ベン・ハーなど見てしまった。今朝になっても頭の中でミクロス・ローザの重厚な音楽が鳴りひびく。あううう重くるしい。
で、土曜だというのに出勤せねばならず、どんよりと電車に揺られていたその時、とある車内広告が目に飛び込んできたのだが。
www.baka.ne.jp
なんじゃあこりゃあ〜!! とお思いでしょう。
実はこれ、「ばかうけ」の栗山製菓のサイトなのだ。あの、せんべいだかあられだかよく分からない米菓の。
さすがのどんより住吉も、一瞬目を剥いて、ベン・ハーどころではなくなってしまったのだった。
今日は土用の丑の日らしい。
かねてからの野望のとおり、近所の魚屋で鰻を買って帰る。
この季節になると店頭で焼いて、かぐわしい香りを商店会中にまき散らしてくれるので、そりゃもう見ないふり、いや嗅がないふりをするのに大変で。
別に土用でなくたって食べてもよいようなもんだが、1串1,000円近くするんですよ奥さん!
まあ今日はたまの贅沢ということで買って帰ったが、焼きたての香ばしさが得も言われずに。あああああこれからご飯炊くと冷めてしまう。なんとかこのあったかーいのを食したいものよ。
と、3秒ほど苦悩した挙げ句、丼はあきらめて鰻うどんにすることにした。
結果はというと。
やっぱり鰻は丼と仲良しなのかも。
2003年7月25日Fri.
凶眼
仕事がたてこんで、さすがにイライラしてきた。
そんなに大したことをしてるわけではなく、今までちょっと楽しすぎだったってことだ、要するに。暖かいところから水に飛び込んだってことかもしれん。
という、実態は世間様から石を投げられるようなもんなのであるが。
引き続き来週からのイベントのために、印刷物の用意などしているのだが。いろいろ突発事項がはさみこまれてなかなか思うように進まない。
とかやっているうちに、月曜からの催しというか授業というかの原稿がまた持ち込まれた。今日は金曜である。
B4やA4の用紙が、コマ落としのように箱単位で消えていく。
だんだん寄り目になってくるのが自分で分かる。
やばい。
きちんと人に対応できて、なおかつぜーんぶこなせてしまえる能力がほしいところ。
とりあえず明日もあさっても出勤だ。へろへろへろ。
2003年7月24日Thu.
脳みそが疲れた時のビールはなぜうまいんだろう
かなりへろへろしてきた。
来週から始まる夏のイベント開催(?)に向けて、せっせと準備しているのだが。
住吉の貧弱な脳みそは、段取るだけでオーバーフローを起こし、どんどん目つきが怪しくなってきた。
なおかつ夜に財政状態の研修会があったりして。興味はあるのだがなにせへろへろなもんだから、ぶっちぎって帰ってしまおうか、とかなりマジで思っていたのだが、
「行くわよね♪」
と、あっ軽く課長に言われてしまい。
「はあ……」
とパコパコキーボードを叩きながら生返事をしたが、結局行ってしまう気弱なわたし。え?
そいで財政状態をいろいろ聞いてきたのだが、なにせあたまがへろへろなわけだし。
脳みそが飽和してしまったので、少し絞ろうと思って、3人で寿司屋へ。なぜだ。
生ビールとしまあじでアタマをリセットしたのだった。
2003年7月23日Wed.
背筋
昨日あれだけかにを食べておきながら、今日の昼もかにチャーハン。
食堂のメニューが限られているので、選択に困ることがあるのだ。
もっともこのご時世で、まだ食堂があること自体、感謝せねばならんのかも知らん。
みょーに腰のあたりが筋肉痛ぽい。腰痛…ではないと思うが。思うが。思いたい(泣)。
ここのところ軽作業が多く、職場で有酸素運動をいたしているような状態なのだが、これしきでもう音をあげるのか自分。
それとも昨日コピー用紙の箱を抱えたせいだろうか。500枚が10シメ入って1箱とかだったりするので、かなーり重いのだ。
背筋力にはそこそこ自信がある方だと思っていたのだが、筋トレなぞから遠ざかって幾星霜。
まじめに運動しておかないと、筋力戻らなくなってしまうがな。ちゃんと泳ぎにでも行かないと。
と今は思っているのだが。
二晩も寝ればきっと忘れるに違いない。
2003年7月22日Tue.
かに2。
同期会だった。はずなのだが、直前で都合のつかなくなった人が何人かあり、こぢんまりとしたお食事会となった。
しかしテンションは異様に高かった。
もともと淡泊なつきあいで同期で集まることも滅多にないが、話をすればやたらと盛り上がる集団ではあったのだが。
今日はほかでもない、目の前にかにの大群がおわしましたのである。
職場の近くのかに専門店で、かにづくし。
酢の物、お造り、甲羅焼き、そしてかに鍋!うっとり。
当分かにはだいじょぶ、というくらい食べて参りました。
それがまた、30人くらい入るお座敷に、我々たった3人のみの貸し切り状態で。
普通ならいたたまれない雰囲気になってもよさそうなものなのに我々ってば。
お料理にいちいち涙する合間に交わす話題といったら。
・浦沢直樹は面白い。
・ぷちフラワーを昔買っていたが、萩尾望都の「マージナル」をやっているころで、連載ではわけわかんなかった。
・闇鍋でマシュマロを入れたヤツがいて、当然溶けた。
・タバコの葉のプロトプラスト。
・南方熊楠の粘菌はオートミールが好物である。
・海洋堂はすごい。らしい。
・トレカを箱買いすることを「大人買い」というらしい。
・ハリーポッターは貴種流離譚の変形である(そして校長は教育者ではナイ)。
・ゲド戦記は結局「影との戦い」である。
・2●ゃんねるってなに?
ほかにもさまざま、いちおう話としてはつながりがあったはずなのだが、改めて思い出すと少々ヲタクな面子であったことよのう。
聞いてたお店の人は、なんだこの人たち、と思ったことであろう。
しかしほかの客に迷惑かけたわけでもないし!(というか、いなかったし)
こんどまた、みんなの都合がついて集まるときまで、お店が存続することを願っていますが。もうすこしはやるとよいよね。おいしいんだし。
2003年7月21日Mon.
頭痛肩こり住吉弥子ちゃん
昨日の夕方あたりから、ひどく蒸し暑くなってきた。
住吉はこの季節のこの気候に弱い。
いや別に特に強い季節があるわけでないが、梅雨明け時期の湿度の高さで、体温がこもって体調を崩すのが常なのである。
例に漏れず、夜になって頭痛がしてきた。
体中の熱がアタマにのぼったようで、えらく辛い。
夜中に目を覚まして、ずきずきと痛む頭を保冷剤で冷やしたりしていたのだが、明け方少し寝たら、なんとかおさまった。
しかしいつもの年なら、もう梅雨が明けて、太陽が照りつけてる時分のはずなのに。それはそれで暑いのだが。
夏本番までに、あと何日頭痛の日々を過ごさなければならないのだろう。うううー。
そういえばこの間直木賞が発表になっていたようで。
石田衣良さんがとりましたか。
「池袋ウエストゲートパーク」しか読んでいないけど、なんというか、若いっていいわーと思うような、のだったなあ。
恋愛小説は守備範囲外なので、村山由佳さんの方は読んだことないし、これからも読む確率低め。食わず嫌いかもしれないけど。
2003年7月20日Sun.
ついちょっと
近所の商店会のお祭りがあったので、夕方ふらっとのぞいてみた。
そういえば昨日もベリーダンスとかバリダンスを呼んで催しをやっていたが。
幹線道路に隣接した農協の駐車場を借りてやっているので、華やかなダンサーが丸見えで。
のろのろ運転による渋滞なぞが起きていた。
今日は最終日だったので、ちょっと早いタイミングで終わったらしく、目当てにしていた焼きそばは売り切れだった。
つきたてのお餅がまだ残っていたので、夕ご飯これにしよう、と、1個買い求めたのだが。
顔をあげてびっくり。売り子は、
大家さんとこのお嫁さん
だった。
…ばれなかっただろうな。どきどき。
いや、面は割れているので、それは構わないのだが。
そのとき住吉は、「すぐそこだし誰に会うわけでもないし体型的にぜったいだいじょうぶだし!」ということで、○○○○のまま出かけてきてしまっていたのだ。
そういえば以前、ズダボロの格好でクリーニング屋に行ったら、同じ駅に住む職場の人にばったり会ったこともあったなあ。
ご近所づきあいを全くしていなくても、油断はできないものらしい。
2003年7月19日Sat.
世間は3連休か?ふっ。
土曜日だというのに、普段とほぼ変わらない時間に起きて、まずはハクション大医院へ。(6月21日の日記参照)
先生、通院のたび、しみじみとカルテを見て、
「いやー、貧血がひどいねえ」
とおっしゃるのはやめてくださいませんか(涙)。
血液検査したのは一回こっきりなのに、見るたび同じこと言われては悲しくなります。
とりあえず、1ヶ月後にまた検査することで、今日はあっさり診察終わり。
午後からは入学説明会の手伝いで、説明員でびゅー。
いやー、初めてのことって、まだまだ緊張しますねえ。
しかしいろいろ尋ねてくるヒトビトに、
「えっとー、わたしもよく知らないもんで♪」
などとは口が裂けても言えないわけで。
さも知ったような顔をして、
「ええと、確かあれは、こうだよなー」
などと呟きながら、手引きやガイドを繰ること1時間。
心の中で「複雑なことは聞いてくれるなよー」と拝んでいたのが功を奏したのか違う違う、難しいことを聞かれることもなく、無事終わったのだった。予習しておいてよかったよほんと。
2003年7月18日Fri.
さっぱり
ここのところ、しばらく調整に手間取っていた件があるのだが。
祝! トラブル解決!!
…だと思う。(弱気)
私の位置はいわば中間地点で、あっちの現場から出た要望についてこっちとそっちに届を出したりどっちと連絡を取ったりまたフィードバックしたりというようなことをやるのだが。
1コ変更が出ただけで、すべてがパーになることだってあるのである。
で、変更をふまえて代替案を伝えたら、「それでは無理」とこっちから言われ、「えええ?」と言いながらまた微調整をすると、「どっちにしろそれでは無理」とそっちから言われ、根本的に見直さなければならなかったり。
で、ようやく、こっちとそっちからOKをとって、あっちとどっちの方にもそれを伝え、もう連絡漏れはないよな、というところまでこぎ着けた。
あー、これでおいしい酒が飲めるわー。
とは思うものの。
こーいう七転び八起き型トラブルは、なんだかんだで、あとあとまでめんどくさいことが起こるのよね、というのが経験上の法則なんである。
なにごともなく通り過ぎますように。
それやらこれやら、今週は公私ともにがっくりくることが多く。
気分をさっぱりさせるために、伸び放題だった髪の毛を剪定してきました。
厄落としだ。
2003年7月17日Thu.
トマト
いろいろな料理法があるものである。
生で食べるのはもちろんであるが、シチューやカレーに入れて煮込んでもおいしい。
最近では調理用のものが出始めて、焼いても形がくずれないらしい。
しかし。
トマト好きを自認する私と上司が、最近ちょっとはまっているのは。
トマトのおでん。
なのだ。
職場の近所のおでん屋のオリジナルらしく、見るのも食べるのも初めてだったのだが。
おいしいんですよ、これが。
小ぶりの実をまるごと薄出汁で煮て、レンゲでいただくのであるが。
トマト本来の酸味がなんとも言えなくてもう。
で、今日は課長の連続11日出勤慰労ということで、そのおでん屋で一杯やって帰ったのだが。
「出汁はなにかしらね」
「皮ごと入れて湯むきみたいにするらしいですね」
「あ、ヘタとるときいったん切り落として包丁の先でとってるわね」
「種の部分を切りこぼさないようにやってますね」
プロの技を主婦の眼チェック。
でも、自分ちでやってみても、この味は出ないだろうなあ。
そして。
ふふふふふ。ふーふーふーふーふ。
ノートPCの婚家から、結納物が届いたのだ。
そのうちにお披露目するぞよ。
2003年7月16日Wed.
丈夫なのか?
「ものを食べても、歯を磨いても大丈夫です」
と、医者は言った。
しかし、仮の詰め物というのはなんとなく頼りなく、加療中の左奥歯を使わないように、右だけで噛んでしまう。
結果、右アゴだけが異様に疲れるのだ。
たいていの人は歯医者は苦手だと思うが、住吉も例に漏れない。
そもそも今回涙を飲んで行かざるを得なかったのは、左奥歯の詰め物が取れてしまったせいなのだが、勇気をふりしぼって歯医者の門を叩くまでに、半年以上逡巡していたのだった。
そう、詰め物が取れたのは、昨年の暮れのこと。
北極圏のちょい南に行ったときには、奥歯に穴が空いたままだったのである。
めんどくさいのとコワいのとで、ずっと気づかないふりをしていたのだが、さすがに体調の悪いときに痛み出すようになってしまって、これはいかん、と覚悟を決めた。こういうところから虫歯になってしまうのだし。
で、同僚に遅くまでやっている歯医者を紹介してもらったのだが、ここがすごくアタリだったのは昨日書いたとおり。
半年ほっといた割には、表層に軽い虫歯が出た程度で済んでいたらしい。
「なるべく麻酔をかけないでやります」と言ったとおりに、麻酔なしできゅーきゅーぎるぎると鳴くアノお道具うううう(泣)で削ってもらったのだが、本当にあっという間に済んでしまった。
歯だけは結構丈夫だったのだろうか?
2003年7月15日Tue.
捨てるカミあれば拾う歯医者
同僚数名と女ばかりでお昼を食べていて、なんのきっかけか、漫画の話になった。
なつかしのりぼんだのなかよしだのLaLaだのマーガレットだのちゃおだの。いや盛り上がる。
で、話の流れで、住吉さんお薦めの漫画ってなんなんですか? と、水を向けられた。
「なんかマニアックなの知ってそう」
なんでじゃ。
でもまあ、渋いところを狙ったつもりで、「『イティハーサ』とか結構面白かったよ」と言ったら、案の定皆さん知りません。
こちらとしてはご期待にお応えできて満足なのですが。
混んだ食堂の中で、このカタカナの発音はことのほか聞きづらかったらしく。
「ミッキーハーサ?」
「シティハーサ?」
「キティハーサ?」
聞き返されること数度。理解した人から隣の人へ伝言ゲームしてもらって、やっと通じました。
ちなみに著者は水樹和佳子、初出はぶ〜け、私が読んだのは早川文庫版。2000年星雲賞受賞。
こんな感じで終わればまあまあ気分のいい一日だったのだが。
トラブルの火種はまだくすぶっていて、夕刻になって、
「なんでアタシが謝らないといけないねん! アナタが気がついていなければいけないはずの以下略!!」
おとなしく謝っときましたけどね。こちらも念押ししなかったという負い目があるし。
まあ、こんなことはいくらでもあるので、いちいち気にしていられないのだが、帰りに歯医者に行くことにしていたので、余計気が立ってささくれだっていたのだ。
ところが、初めて行ったこの歯医者さんが、とーっても親切丁寧で、歯科助手の女の子もにこやかに感じ良く、急速に気分浮上。
「初診なので、×××円になるんですが…。済みません」などと医療窓口で本当に済まなそうに言われたのは初めてでしたよ。そんなに恐縮しなくてもアンタ。
ぐったりすることを覚悟していたのに、こう気持ちよくコトが終わると、捨てた日でもないかと思ったり。というか、そう思わないとやっていられないのかも(涙)。
2003年7月14日Mon.
疲れる日
勤め人をやっていると、月曜というだけでそれはもうぐったり疲れる。
火曜水曜あたりでは、週末が遠いことを考えてずっしり疲れる。
木曜金曜になると、今週もよく働いたのでうそつけみっしり疲れる。
うちの職場は、世に言う4週6休で、半分の確率で土曜出勤があるので、ダメ押しで疲れる。
で、今日はぐったり疲れる月曜日だったので、それだけでも疲れていたのだが。
細かなトラブルやミスが続発し、どっぷり疲れた1日となってしまったのだった。
先週から引き続いてトラブル解決に当たっていたのだが、その途中で恥ずかしい勘違いをしていたことが露見して、それを糊塗するために午後の半分を費やした。午前と午後を取り違えるという、泣くほど恥ずかしいものだった。
こういうことは連鎖反応するのか、終了時間間際に別のミスが発覚したり、ホストから帳票を取得するための接続がうまくいかなかったり、散々だったのである。
たいした影響のないうちに発見されたので、まだましだったのだが。
ちょっと力が抜けたのは、原因はすべてたいしたことではなく、お互いの不注意が重なったような、なんとも初歩的なミスであることだった。10年以上勤めていてまだやっているのかオレ! というような気分になったわけで。
なおかつ、悪いのは私だけではないのだが、やっぱり私も悪かったりするので、そこらへんでなんとなくもやもやしたり。ひとつならともかくいくつもそういうのがあったりすると。
たとえば、他の人が作ったファイルからデータを孫引きしたら、その数値が間違っており、それをそのまま出してしまったとか。でも、その時点で確認しなかった私のミスでもあるわけだし。
仕事をしているとそういうことばかりなわけだけど。
まー、こーいう日もあるということだ。
帰りに、以前の部署の同僚だったおねえさん一児の母と一緒になり、タ○ノで桃のパフェなど食べてきた。
さんざんバカな話をして発散したら、なんだか立ち直って元気になってしまった。
まー、こーいう日もあるということだ。
2003年7月13日Sun.
遺伝の不思議
母と私はあまり似ていないという自覚がある。
外見はそれなりに共通点があるらしいのだが、趣味嗜好、ものの考え方など、この人のおなかから出たとは思えなくなるときがある。
似ているところといえば、いつまでもしつこくぐずぐずしているところか、内蔵系が弱いところか、目が悪いところとか、まあろくでもないところばかりだ。ちなみに父からは口の悪さをいただいた。父の方がうわてですが。
今日アップしたのは、要するにそんな話である。なんか違うよーな。
ただ、文中では語られなかった後日譚を補足しておくと。
相模湾をのぞむ歴史の都に引っ越してほどなく、住吉は足を骨折し、松葉杖生活を余儀なくされた。
小学校への毎日の送り迎えは、あーゆーよーな事件(?)を起こしながら会得した、母の運転によるものだった。一応感謝の意を表しとかんと。
2003年7月12日Sat.
チーズで乾杯
今日のことは、近所のスーパーでクラッカーの試食販売に出会ったときに決められていた。
「ひさびさにチーズの宴をやるぞー」
ときどき無性に食べたくなるのがおいしいチーズ。
いつも買いに行くところが、大きめのブロック売り中心なもので、そうは気軽に手を出せないのだが。
ちょっと気合いを入れて、オーストラリア産のブルーオーキッドを仕入れてきた。
私は好きなんですけどね、ブルーチーズ。「においが嫌い」という人が多くて、人様にお出しするときには気を遣う。
その点、一人の宴ならば、心おきなく好きなものを食べることができるというもの。
だいたいブルーチーズは、食塩で熟成を加減するのだが、このブルーオーキッドは、外側にワックスをかけて熟成を止めるので、他のブルーより塩味が薄くてまろやかだとか。
そのままカナッペにしてもよし。パンに載せてトースターであぶってもよし。
もうひとつ購入したハードタイプのプラテッドペコリーノは、店員さんおすすめのイタリア産の逸品。羊のチーズで、パルミジャーノにもうひとつコクを足したような感じである。こちらは極薄にスライスしていただきます。
ここまで読んで、「さぞかし住吉はチーズにくわしいのだろう」と思ったあなた。
すべて店員さんの受け売りであるということを付記しておきます。
チーズとくればワインなわけで、「黒部峡谷ワイン」なるもののハーフボトルを開けてみた。
製造元は銀盤酒造。富山の日本酒の蔵元なのだが、ここのところ多角経営を目指しているのか、ビールや発泡酒に手を出している。
ワインもやっていたとは知らず、どんなものかためしてみたのだが、まあ、癖なく飲める味かな。
2003年7月11日Fri.
敏感すぎるのも
タケノコの水煮が安かった。
つい買ってしまったが、こいつは繊維だらけのくせに意外と足が早い。
ので、今晩中に煮てしまうことにしたのだが。
煮物は我が家では鬼門なのである。
昆布と鰹節で出汁をとって、泡盛(口の開いた日本酒がないときによく入れる)と醤油を足してひと煮立ち。
適当に切ったタケノコを放り込み、弱火でコトコト言わせ、静かに時を待った。
そして訪れるその瞬間。
ピーピーピー ガスが 漏れて いませんか? ピーピーピー ガスが 漏れて いませんか? ピーピーピー ガスが 漏れて いませんか? ピーピーピー ガスが 漏れて いませんか? ピーピーピー ガスが 漏れて いませんか? ピーピーピー ガスが 漏れて(以下エンドレス)
どういうわけか、いっっっつもガス探知器が鳴ってしまうんである。
気化したアルコールが反応するらしいのだが、煮物にお酒を入れないわけにはいかないし。少なくとも住吉は。
コンロに火がついていて爆発もせずにいるのだから、ガス漏れもないだろうと思うのだが、あんまり鳴らしていると大家さんが心配して見に来てしまう。いやそれはそれでありがたいことなのだが。
住吉は夕飯を作るとき、たいていすんごくだらしない格好になっているので、「大丈夫ですか!?」などとこられると、えらい困る。着替えなければいけなくなるのだ。それよりなにより近所迷惑だろうお前。
幸い今日はわりとすぐ止まったものの。これから夏本番で、コンロを2つ点けると火災報知器が鳴りひびく季節となるのだった。あうー。
2003年7月10日Thu.
ウヰルス
朝。職場のパソコンを立ちあげたら。
ウイルスが届いていた。
「くれず」とかいうやつだ。
くれなくっていいってばよ〜!
電算課に電話すると。
「ウイルスのあとに管理者メール送られてませんか。deleteと書いてあれば、駆除されてますから。開けても大丈夫です」
とりあえず、うちのセキュリティは、ウイルスに打ち勝った模様。
身に覚えのないところからのメールだったので、そのままゴミ箱にたたき込んで滅消したのであるが。
ちょっとまて。横文字になっていたから何となく気がつかなかったが。
差出人は母の名前ではなかったか?
まあ、さほどめずらしくない名前であるので、そんなもん偶然の一致に決まっているのだが。
もしかして母を装って出されたものであったとしてもあるわけないが、うちの母は自分のメールを持っていないし、送り方だって知っているかどうか怪しいものなので、うっかり開けるなんてことはあり得ないのだ。
2003年7月9日Wed.
実用的
帰って何気なくテレビを点けたら、巨人VSヤクルト戦をやっていた。
ヤクルトの応援と言えば、ビニール傘である。
梅雨のただ中においては、非常に実用的な応援グッズといえよう。
雨天でないときでも、ナイターに持って行ったりするのだろうか?
同僚に熱烈なスワローズファンがいるので、今度聞いてみようと思う。
ゲームはどうやらヤクルトが接戦をものにしたらしいのだが。
ナイター中継の最中、実況が「しびれる展開です!」とやたら連呼していたのがどうも。
気の利いた言い回しだと思ったんだろうけど、キメのせりふを二度口にしてはいけないのは鉄則である。
2003年7月8日Tue.
頌栄
同僚のご家族にご不幸があり、久しぶりに賛美歌を歌った。
出身校がミッションスクールだったもので、昔は毎朝のように歌っていた。
結構覚えているものである。
思い返してみたら、539番など、ソプラノとテナーのパートまでだいじょうぶだった。
精進落としと称して4杯ばかり傾け、へろへろと帰り着いてそのまま寝てしまい。
日記と言いながら、次の日の朝に書いてたりするのである。
2003年7月7日Mon.
バリアフリー
上りのホームにエレベーターが設置されたらしい。
普段自分が使わないと、毎日見ているものでも気がつかなかったりする。
どういうわけか、エレベーターは下りのホームの方に先につけられていた。
で、こちらにはお世話になったので、あるのはよく知っている。
《お世話になったこと》
2ヶ月とちょっと前、パソコンを買い換えた。
カードを持っているよ●ばしカメラで購入したのであるが、はっきり言って自分ちからは結構遠い。電車で30分以上。
しかも、はりこんでデスクトップなぞ買ってしまったものだから、すんげえ重い。おそらく10s以上。しかも持ちにくい。
持って帰る、と言い張る私に、店員は「大丈夫ですか!?」と3回言った。
で、5メートルごとに立ち止まってぜいぜいはーはーしながら、昼下がりの電車に乗り込み、ようやっと自分とこの駅に着く。
そしてバリアフリーの出番です。この日ほど、電鉄会社の企画に感謝したことはありませんでした。
うーむ。健常者は普段は意識しないが、たとえば自分の体がデスクトップパソコンをしょったみたいに重くなったとき。10sくらいの子供をしょったとき。あると便利、ないと困るってことなんだろうな。
しかし同時に、バリアフリーというのは、増大した人間のエントロピーに対して、「人間の方を補正する」システムなのではないか、ということも、ちと思ったり。
たとえば。
ほんの100年前は、50キロ離れた土地に大勢が毎日通う、などということは考えられもしなかった。
1000キロ離れた土地だって、今では日帰りで往復できてしまう。
それが当たり前の世の中なのだ。
それがいいか悪いかは別として、人間の生物としての能力を超えたところに、世の中の普通がある。
みんなが、それに合わせられるようにする、というのが、昨今のハード面のバリアフリーの半分くらいを占めているような気がする。極論かしら。
そのうち宇宙に皆が行くようになって。それがあたりまえの世の中になったら。
宇宙に行くためのバリアフリーというのも、きっとできてくるんだろう。人間の方を補正するために。
そうなると良いなとは思っている。
2003年7月6日Sun.
とりカレー
昼ご飯が、ザルいっぱいのヤマモモ、という面妖なメニューだったので、夕飯は気合いをいれてカレーにした。
カレーは、一度作ると2〜3日食事の支度をしなくてよくなるというスグレモノである。ほんとに気合いいれてるのか?
買い物に行ったら、肉屋に合鴨のブロックが入っていたので、生まれて初めて合鴨カレーなどを作ってみる。
少々肉の味が濃いようだが、まあいいだろう。
ちょっと豪華に卵を落としてみた。
そういや、鴨と鶏って相性いいのだろうか。
なんとなく異種格闘戦のようなおもむき。いや、K−1か? いやいや、同種は同種だから。
神道無念流と直新影流の対決のようなものかもしれない。ほんとか?
2003年7月5日Sat.
工事
よおおおやっと、カウンタを工事した。
プロバイダがCGIオーライだったので、フリーのCGIを探してアレンジした。
頭が死にました。
くどいようですが、わたくしは初心者です。
いつかは自分でCGIやJavaも扱いたいとは思ってはいたけれど、まだちょっと早い。
言われるがままに、FFFTPでパーミッションの設定など行いましたが、そもそもパーミッションて何よ?
プロバイダの設定説明がかなり親切だったし、CGIの記述自体も分かりやすかったので(Perlが、ではない)なんとかなったものの。今日はもう1本ビールを飲もう。疲れた。
で。付け替えたカウンタは、あたりまえだがアクセス数がリセットされている。
なので、一時的にIP認識を2秒に落とし、
450回手動でリロードして数値を戻しました。
フリーソフトを使わせていただいたサイトはこちら。
カウンタCGI
http://www.dwdesign.jp/index.htm
カウンタ用数字素材
http://www.gtoweb.com/craft/index.htm
余談だが、
450回クリックをしている間、右手以外は暇だったのでVTRを見ることにした。
ノートパソの嫁入り先から借りた、BSまんが夜話である。
うちはBSを見られない。毎晩ちびちび楽しんでいるのだが、今日は「ファイブスター物語」だった。
NHKも大胆な。
これ、読んでない人には、1時間番組見てもわかんねいぞ。
逆に、司会やコメンテーターの方は、「こんなに画力もないし不親切な作品なのに、なんで面白いんだろう」と、どんどんはまっていって、最後ぐったり疲れてたように見えた。ファンだという岡田氏はずーっと興奮してテンション高いし。
作者の永野護氏が「重戦機エルガイム」のキャラデザをやっていたとは初めて知った。そういえば、登場人物の顔の輪郭とか、ダバ・マイロードにそっくりだったかも。
1回も見たことないのになぜ知っている>自分。
2003年7月4日Fri.
肉肉しい
花の金曜日。帰りに課長と飲みに行った。
住吉は明日早番なので土曜なのに(泣)、「軽くねー、軽く」とお互い言っていたのだが、結局最後に茶漬けをすすり、お濃茶のアイスクリームまでしっかり食べてきてしまった。
その店は、たまに住吉が行っていた創作和食の飲み屋で、ちょっと値が張るのが難だが、季節の素材を少し手をかけて料理してくれる。照明の具合もまことによろしいので、飲みながら本を読むのに都合がいい。
今日はしばらくぶりだったので、突き出しも筑前煮からハマボウフウのおひたしに替わり、メニューもだいぶん様変わりしていた。ハマボウフウが食えるもんだとは初めて知った。
定番だった「チーズの味噌漬け」が姿を消して、ちょっとがっかりしたのだが、その代わり「桜肉納豆」を発見。
「おー、これいきましょう」ということで、早速賞味。
すんごく、元気でそう、かも。ばしゃうまのように…。
桜肉とは、ご存じの通り馬の肉のことであるが、なぜに「桜」肉というのか。
桜の花の季節においしくなるとか、肉がきれいな桜色をしているとか、まあおそらくそういったところなんだろうが知らないけど、たしかに、ほかの花では適当にはまる表現ができないかもしれない。
梅肉…、だと、違う意味だし。
桃肉…、だと、語感的に違うモンを連想するし。
菊肉…、だと、うーん、やっぱり変。
なんていうことをつらつらと考えていて、ふと思い出したことがあった。脈絡はないのですが。
以前一緒に働いていた人の旦那さんが肉好きで、とにかく食卓に肉を欲しがるそうだ。
「体のこと考えると野菜を多くしたいんだけどね」…奥様は献立に苦労する。
「でも唯一、茄子だけは肉として認めてるんですよ」
わかるような、わからないような。
2003年7月3日Thu.
ちょっとぜいたく
この間から、スーパーで少し気になっているものがあった。
しかし、嗜好品だし、嗜好品を定価で買うのは贅沢だし、がまんできないこともないし。
と、横目で見ながら通り過ぎていたのだった。
その、住吉をちょっと引きつけたものとは。
ずばり。氷結シャルドネスパークリング。
すみませんね酒飲みで。
ずーっと、安売りしてくんないか、とねらっていたのだが、新発売のものはそうそう値が下がらない。
しょうがないので、腹をくくってしばらく待とう、と思っていたはずなのだが。
ううむ、おいしそうなパッケージをしていやがるじゃないか。
ついに今日、はずみでレジに持って行ってしまった。ううう、負けたよう。
結局もったいなくてまだ飲んでいない。
2003年7月2日Wed.
切れ味
包丁が切れなくなってきた。
切れる包丁より、切れない包丁の方が、けがをする確率が高い。
現に、昨夜大根をむいていて、ぷつ、という音とともに、右手薬指の腹から血が出てきた。いたいよう
そろそろ砥ぎに出さなねばならない。
本当は自分でやりたいところなのだが、狭いこの部屋で夜に砥石を取り出して、
しゃ〜〜〜っ、しゃ〜〜〜っ
とやっている姿を想像して、せめてもう少し環境が変わってからにしよう、と思ったことだった。
そんなわけで、いつも近所の個人商店にお願いしているのだが、またここがちょっとあやしい。
ある日、戻ったものの包装を解いたら、住吉のごくふつーのヘンケルスが、菜っ切包丁に大変身していた。
先っぽ3pくらいがきれいに折れていたのである。まあ、抗議するほどのこともないのでそのまま使っているが、トマトのヘタをとるときとか、ちょっとつらい。
次に預けたら、柳刃の刺身包丁くらいになってくれないだろうか。
2003年7月1日Tue.
継続
サイト開設1ヶ月。毎日なんざ書くわけがないと思っていた日記も、気がつけば結局毎日書いているではないか。
えらいぞ自分。すごいぞ自分。
この程度しか誉められることがないぞ自分。
しかしなんだかんだで、書くことはあったりするもんである。
普段3日坊主なやつがひと月継続したことがあっただけで、日記のネタになってしまうのだ。
人生山あり谷あり。意味不明。