スーツアクター・イン・ザ・ダーク

 

○ 採石場

  “よ〜い、アクション!!”の声が響く。カメラやレフ版が慌しく移動する。

  男たちが急がしく動いている。

  5人の戦隊ヒーローが華麗なアクションを見せている。

  その中のグリーン。新人スーツアクターの妻夫木サトシ

サトシの声「僕は駆け出しのスーツアクター・妻夫木サトシ。今度、念願の戦隊

  ヒーローのスーツアクトをする事になったんだ。ヒーローを演じるのが長年の夢

  だったんだ。演じるのは、《ヘンシンマン》のグリーン。スタッフのみなさんの

  足手まといにならないように頑張らなくちゃ・・・。

  それに僕の憧れの先輩・坂口ケンジさんと一緒に仕事が出来るなんて最高!!

  ケンジさんは26歳の若さで多くのヒーローを演じてこられたスーツアクター」

 

  レッド・ケンジの華麗なアクション。キック!パンチ!廻し蹴り!

  バク転、バク宙。剣術。

 

サトシの声「それにあの逞しい肉体に包まれたヒーロースーツ姿がとってもカッコイイ!

  あの肉体には僕なんか到底及びもつかない程逞しくてカッコイイ。

  それに僕ら若手にも親切にアドバイスをしてくれ、時にはギャグなどを飛ばして

  くれて和ましてくれる。ワイルドな顔立ちからこぼれる白い歯が印象的で素敵

  なんだ。何時かはケンジさんみたいに主役をはれるようになれたらな・・・・・

  それといつかケンジさんと・・・・・」

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

監督「はい、カット!!OK!!」

助監督「次のカットの間まで、ちょっと休憩でーす」

  ヒーローマスク、内面を取るサトシ。まだ少年っぽさの残るサトシの顔が現れる。

サトシ「ふ〜〜〜」

  タオルで玉のような汗を拭う。

  そこへ同じようにマスクを外したケンジがやってくる。

  内面をサッと取るとパサッと髪の毛を撫でる。程よく焼けた肌に纏わる汗。

  ワイルドで彫りの深いマスク。

  逞しい筋肉にピタリと張り付いた赤いスーツ。特殊素材のスーツの布地が胸筋、

  腹筋に張り付き、割れた腹筋の溝がハッキリと解る。

  ヘンシンマンはサポーターなどで股間を固定しておらずモッコリがはっきりと解る。

  モッコリはこの番組での隠れた売りでもある。

  流れる汗をタオルで拭くケンジ。

  そんな姿を眩しい目で見詰めるサトシ。視線がジッとモッコリに注がれる。

ケンジ「おい、サトシ」

サトシ「(あわてて視線をそらし)はい!」

  サトシの前に立つケンジ。

ケンジ「さっきのアクションの動きはよかったよ。頑張れよ!!」

  サトシの肩をポンと叩くと去るケンジ。

サトシ「ありがとうございます!!」

  去って行くケンジの後姿を見るサトシ。

  程よく締まった形良い尻。胸がドキドキと高鳴る。

 

○ ロケバスの車中

  撮影を待つ出演者がいる。談笑したり、読書をしていたり、中には居眠っている

  出演者もいる。

  スーツアクターの面々はスーツの上にジャンパーを羽織ったりして談笑している。

  そこへさりげなく立ちあがるケンジ。

ケンジ「次の撮影まで時間かかりそうだから、ちょっと外の空気吸ってくるわ」

アクター1「あまり遠くまでいくなよ」

ケンジ「アア解ってる」

  ロケバスを出るケンジ。

  そんなやりとりを何気なく聞くサトシ。

  ケンジが出ていってから数分たっただろうか・・・尿意を感じるサトシ。

サトシ「ちょっとトイレに行ってきます」

アクター2「スーツにションベンをかけるなよ。シーンのつなぎがおかしくなるからよ」

アクター1「おもらししたヒーローは情けないからな」

  ドッと笑う一同。

サトシ「ハハハ、気をつけます」

  ロケバスを出るサトシ。

 

○ 林の中

  採石場の傍が林になっている。林の中は撮影の喧騒とは打って変わって静か。

  小鳥がさえずり、木々の間から木漏れ日が射している。

  サトシ、林の奥深く入り、適当な木を見つけるとジャンパーを脱ぎ、背中のファス

  ナーを下ろし、スーツを腰の辺りまで脱ぎ、尿がスーツにかからないように尿を

  たすサトシ。上半身裸のサトシ。

  細身だが余分な贅肉がない肉体。腹筋も割れてカッコイイ。

サトシ「ヒーロースーツってこういう時は面倒なんだよな・・・」

  勢い良く放出する尿。

サトシ「ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

  ピッピッと肉棒を振って尿をきるとまたスーツに包む。

  改めてスーツを装着する。ピタリと肉体にフィットしたスーツ。念願のヒーロー

  スーツ。全身を包む締め付け感がたまらなく心地よい。

  サトシ、キックやシャドーボクシングなどしてフィット感を楽しむように動く。

  すると、ふと遠くから呻き声のような声が風の乗って聞こえてくる。

サトシ「何だあの声は?」

  声の聞こえている方へ進むサトシ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  近付くごとに声の音が大きくなる。益々声の方へ近付くサトシ。

  見ると、木々の間から赤い物体が動いているのが見える。

  興味を持って赤い物体に近付くサトシ。そして赤い物体の正体を知ってびっくり

  する。赤い物体は木に凭れた赤いスーツを着たケンジだった。

  それも右手で股間を弄っている。猛る肉棒が赤いヒーロースーツを突き破るように

  いきり立っている。特殊素材のスーツの布地が肉棒の形をはっきりと浮き立たせて

  いる。輝く布地がルビーの宝石を連想させる。

  恍惚とした目で肉棒をしこるケンジ。獣のようなヨガリ声を上げる。

  スーツ越しに浮き出る腹筋がピクピクと波打つ。もう一方の手で、硬く突き出た

  乳首を掴み弄ぶ。

サトシの声「この時のケンジさんはいつもの優しいケンジさんでは無かった。まるで、

  一匹の雄だった。僕はケンジさんに気付かれぬよう木陰に隠れた」

  ジッとケンジを見つめるサトシ。呼吸が乱れ身体が熱くなってくる。

サトシ「スゲ〜!!スゲエよケンジさん!!」

  股間が熱い!手に触れるとスーツを突き破るくらいにサトシの肉棒が怒張する。

  堪らずスーツ越しに肉棒を扱くサトシ。スーツの布地の感触が直に扱くそれ以上に

  気持ち良い。吐息が熱くなる。

サトシ「アア・・イイ!!何だこの気持ちの良さは!!こんな感触は生まれて初めて

  ・・・・・。ハァハァ・・・」

  大声を出さぬよう一心にエメラルドのように輝く肉棒を扱くサトシ。

サトシの声「俺は一心不乱に肉棒を扱いた。こんなケンジさんは初めて見る、憧れの

  人のあられもない姿。俺はそんな姿に幻滅する所かより一層思いが募るんだ。

  ケンジさんの肉体は最高だ!前も地方ロケで泊まったホテルで仲間と入った露天

  風呂で見たケンジさんの裸を見てシコッた。いつかケンジさんに近付きたいと

  思いつづけた・・・」

  エメラルドの肉棒を扱くスピードが速くなる。

サトシ「ハァハァ・・・アアア!!!ケ・ン・ジ・さ・ん・・アアアアア!!!」

  サトシ、興奮して思わず枯れ枝を踏みつける。

  バキッ!と鳴る音にびっくりしてサトシの方を見るケンジ。

サトシ「アッ!しまった!!」

  ケンジ、サトシの目と目が合う。ジッとサトシを見詰めるケンジ。

  ケンジの視線にたじろぐさとし、思わず視線をそらす。そして、

サトシ「すっすみません!!・・・俺は・・何も・・・失礼します!!」

  あわてて踵を返し立ち去ろうとする。だが、

ケンジ「おい、待てよ!!」

  ドスの聞いた声がサトシに突き刺さり、ビクリ!と立ち止まる。おそるおそる

  ケンジを見ると、腕を組み仁王立ちをしている。サトシを見詰める目が鋭く輝く。

  そして“来いよ!”といいたげに首を動かすケンジ。

  心臓がバクバクと波打つ。身体が熱い!喉が乾く。

  恐る恐るゆっくりとケンジに近付くサトシ。

サトシの声「ケンジさんの声に、俺は催眠術でもかけられたようなそれとも親に

  叱られた幼子のようにケンジさんに近付いた」

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  ケンジの前に立つサトシ。子供のようにシュンとしている。

  185cmの長身のケンジと171cmのサトシのコントラスト。上目使いにケンジを

  見るとより大きく感じる。ビクつくサトシをジッと見下ろすケンジ。

  少しの沈黙が流れる。サトシにとっては短い時間が長く感じる・・・沈黙に耐え

  きれなくなったサトシ、ゆっくり口を動かす・・・。

サトシ「ごめん・なさい・・ケンジ・さん。別に悪気がないんです・・・ただ、トイレ

  がしたくて・・・偶然で・・・・」

ケンジ「(サトシの言葉を塞ぐように)何してたんだ」

サトシ「エッ?・・・あの・・・その・・・・」

ケンジ「何をしていたんだと聞いてるんだよ!」

  ジワジワと冷汗がにじみ出るサトシ。

サトシ「それは・・・ごめんなさい!!」

ケンジ「ごめんなさいじゃないんだよ!!はっきり丁寧に言えよ!!」

  ケンジの口から出る言葉のムチに打ち付かれ、妙に身体が熱い・・・。

サトシ「・・ケンジさんがオナニーしている所を見て・・そして・・・・・」

ケンジ「そして?」

サトシ「・・そして・・・それに興奮して・・僕のチン・・ポが・・・ビンビンに

  ・・勃ってきて・・・それで・・・ケンジさんを・・見て・オナニーしてました」

  言い終わった途端、身体がカァ〜〜っと熱くなる。

  そんなおろおろと今にも泣き出しそうなサトシの顔をニヤニヤと楽しむように

  見詰めるケンジ。今までの優しいケンジとは全然違う。

ケンジ「フン!人のせんずりを盗み見て興奮しやがってふてぇ奴だ。これはお仕置きの

  罰を受けないとな。オラ!ケツだせ!!」

サトシ「そっそんな!・・やめてください!」

ケンジ「うるさい!!」

  そう言うと突然サトシの首を掴み、頭を木に押さえつけ尻を突き出すような

  格好をさせる。小振りながら引き締まったサトシの尻。

  テカテカと輝くグリーン色。

サトシ「アッやめて・・・ケンジさん・・おねがい・・・」

ケンジ「人の恥ずかしいところを見られたんだ。罰を受けるのは当たり前だろう」

  無骨で大きな手でサトシを尻を叩く。パシーン!!パシーン!!パシーン!!

サトシ「アッ!!アアアアア!!アウウウウ!!」

  パシーン!!パシーン!!パシーン!!尻を打ちつける音が林の中を響く。

サトシ「アアアアッ!!や・め・・・ケ・ン・ジ・さ・アアアアアア!!」

  サトシの尻を揉み扱きながら叩くケンジ。

サトシの声「僕、尻を叩かれているうちに妙な気分になってきたんだ。身体中が

  火照るように熱い。何だか変な気分になりそう・・・」

  すると叩いていた手が尻を優しく撫で始める。

サトシ「そんな・・アアッ!!ケンジさん・・・アアアアア!!ウウ〜〜ン!!」

  尻の間の溝を指で撫でる。快感が身体を電流のように走り、思わず身体を捩る。

  手が尻から腰・・・そして胸へと伸びてくる。指がハープの弦を爪弾くように

  サトシの身体を撫でる。

  指でスーツをなぞる度にズリズリ・・と布ずれの音が聞こえてくる。

  目がトロンと潤み、声が艶やかな喘ぎ声に変わってくる。

サトシの声「こんな感触は生まれて初めて!このスーツの布地の感触がこんなに凄い

  なんて・・・もう、身体がとろけそうだ!!」

  硬くなった乳首がスーツから飛び出す。まるでエメラルドの宝石のようだ・・・。

ケンジ「乳首をかたくさせやがって・・この変態!!」

  二つのエメラルドを掴むとコロコロと指で弄ぶ。より激しい喘ぎ声がサトシの口

  から洩れる。

  宝石を弄ぶ指が凶器となり、乳首を強く摘む!ムギュウウウ!!!

サトシ「アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

  よがるサトシをあざ笑うかのように見詰めるケンジ。

ケンジ「どうだ、気持ちイイだろう?どうなんだ、サトシ!?」

  尻をパシンと叩く!!

サトシ「ああ気持ちいいですう!!」

  サトシの股間に触れるとグリーンのスーツを突き破りそうなくらいに怒張している。

  ケンジ、怒張する肉棒を鷲掴みにすると激しく扱き始める。

サトシ「アアアンウウウンオオオオオオオ!!!!!」

  首を激しく振りながら快楽に溺れるサトシ。

  淫液が滴り始め、グチュグチュと卑猥な音がを立て始める。

  だが快楽に水を差すようにある思いが飛び出してきた。

  “撮影の途中”“スーツを汚してはいけない”ふと、我に返るサトシ。

サトシ「ケンジさん、ダメです!!今撮影中でスーツを汚しては!!」

ケンジ「そんなの関係ねぇよ!!それよりグチュグチュに濡らしてやろうか!」

  扱くのを止めず、残酷に言い放つケンジにゾッと背筋が寒くなるサトシ。

サトシ「そんな!!やめてくださ〜〜い!!」

  強引にケンジから逃れようとするが、数々のヒーローを演じたケンジの運動神経

  には歯が立たず、アッという間に羽交い締めになるサトシ。

  サトシの背後に回ったケンジの右手がサトシの首に巻きつき締め付ける。

  苦しげに息を吐くサトシ。

  ケンジ、サトシのうなじを舐める。熱い吐息がかかる。

サトシ「アアアアッ!!!」

  痺れるような感覚に身体が動かなくなる。 萎んでいた肉棒が又も怒張する。

ケンジ「いやだと言ったってこんなに勃起してるじゃねぇか。本当はもっと犯れたい

  んだろう。・・・俺は解ったたんだよ、お前の気持ちが・・・」

サトシ「・・・ケンジさん・・・」

  その言葉を聞いて、今までの抵抗が雪のように溶けていった。

  サトシの心の動きを読んだのかケンジ、再び大きく勃起した肉棒を激しく扱く。

  肉棒から淫液を滴らせ、グチョグチョと音を立てる。淫液が潤滑油のようになり、

  それとヒーロースーツの布地の感触が相俟って何ともいえぬ快感が波のように

  サトシの中を駆け巡る。

サトシ「ムウウウウウウアアアアアアアオオオオオオオオオ!!!!!」

ケンジ「気持ちイイだろうスーツ越しにシコルのって。手で直にやるより数倍気持ち

  いいんだ。だから俺、撮影の合間にやっているんだ。今度、お前もやってみろよ」

  サトシの肉棒をシコリながら、うなじを愛撫する。

  後ろ手でケンジの股間を触るサトシ。ケンジの肉棒がサトシのそれ以上に怒張

  している。

サトシ「ああ!ケンジの凄く大きい!!カッコイイ!!」

ケンジ「そうだろう・・・」

  そう言うと腕の閂を外し、サトシを四つん這いにさせ尻を突き出すように腰を

  上げる。輝くグリーンの尻。

  そしてスーツ尻の割れ目の部分を掴み、立てに引き裂く!ビリビリィ!!!

サトシ「アッケンジさん・・そんな・・」

ケンジ「黙ってろ!!」

  冷たく言い放つ言葉に何も言えずされるがままのサトシ・・・。

  色白く締まったサトシの尻の割れ目。真ん中でヒクつくピンク色の秘孔。

サトシの声「撮影なんて関係無い!もうどうにでもなれ・・・そんな気分だった。

  ただ快楽の中を溺れたい・・ケンジさんと愛し合いたい、ただそれだけであった」

  いつのまに赤のスーツを腰まで脱ぎ、屹立した肉棒を取り出すケンジ。

  鍛えられた逞しい肉体。割れた腹筋、二つに締まった胸筋、隆とした肩。

  溢れ出す先走りを肉棒全体に馴染ませサトシの秘孔に突き入れ、サトシの中に

  突入する! ズブズブズブウウウウウウ!!!!!

サトシ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

  身体全体を引き裂かれそうな淫痛に悶えるサトシ。

ケンジ「おお!スゲェぜ!!良い締まりだ〜!!オリャアア!!!」

  ズン!ズン!ズ〜〜〜ン!!サトシの中を突き立てる。

サトシ「ウアアアアアアアン!!ンンンンンオオオオオオ!!!!!」

  涙を滲ませ、口から涎を垂らしながら快楽にヨガルサトシ。

ケンジ「アアア!!何かレッドがグリーンを犯してるみたいだぜ!!」

  サトシの顔を上げ激しいディープキス。舌と舌が妖しく絡み合う。

  2人の喘ぎ声が林の中を木霊する。

  激しく腰を動かしながら、屹立するサトシの肉棒を鷲掴みにし。激しくピストン

  運動をする。緑のスーツの中でグチュグチュ音を立てる。

サトシ「アアアアア!!!ケ・ン・ジ・さ〜〜ん!!!」

  草地の中を激しく絡み合いもつれ合う赤と緑。2つの肉体。

ケンジ「オオオ、イク!イクゾおお!!」

サトシ「アアアアアアアアアアアアア」

ケンジ、サトシ「ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

  肉棒を引き抜き、緑のスーツの上に発射する!!ドピュドピュドピュ!!!

  緑の上に白の花を咲かせる。

  スーツの中に発射する。緑のスーツの中がジワリと濡れる。

  激しい快楽の後、す〜〜っと気を失うサトシ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  草地の上に横たわるサトシ。

  林の外から“サトシ〜〜”と呼ぶ声が聞こえ、目を覚ます。

助監督の声「サトシ〜!!出番だぞ〜〜!!」

  助監督の声に一気に現実に引き戻される。スーツを見ると一体に白濁の淫液に

  塗れている。股間も淫液でグショグショに濡れている。尻もパックリと裂けて

  いる。途端に青ざめるサトシの顔。

サトシ「ああ、やばい!!どうしよう!?」

  あわててスーツを脱ぐと、傍に投げ出されたジャンパーを掴み。偶々入っていた

  ティッシュで淫液を拭き取る。全裸で淫液を拭く姿が情けない。

  スタッフの声が大きくなる。焦るサトシ。

  そしてやっとの思いで淫液を拭き取る。だが、スーツ全体の沁みは目立たない

  程度に拭き取ったが。股間の沁みだけがまるでおもらしをしたように残っている。

助監督の声「サトシ〜〜〜」

  声が段々とサトシに近付く。苦渋するサトシ。

サトシ「うう・・・仕方ない・・・」

  速攻にスーツを装着する。濡れた股間部がヒヤッとして冷たい。

サトシ「は〜〜い!!今、行きます!!」

 

○ 採石場 撮影現場

  イライラと重い雰囲気の撮影現場。サトシを待っていたんだ。監督チェアに座り

  小刻みに貧乏揺すりをしている監督。所在なげにぶらつく他のキャスト。

  そこへサトシが俯きながらやってくる。ジャンパーで股間を隠しながら歩く。

  秘孔を犯されたせいで尻が痛く、歩きづらいのを隠しながら歩いているサトシの

  変化にまだスタッフたちは気付いていない。

  そこへ監督の雷が飛んだ。

監督「バカヤロー!!何処へほっつき歩いてたんだ!!」

サトシ「スミマセン!!」

監督「今、撮影がケツカッチンなんだ!!早く準備しろ!!」

サトシ「はい!!みなさん、スミマセンでした!!」

  頭を深く下げて謝るサトシ。

  “まったくしょうがねえな”という顔で持ち場につくスタッフたち。

  ふと、ケンジを見るサトシ。

  ケンジの赤いスーツは沁み一つ付いていない。少し唖然とするサトシ。

  ふと、ケンジと目が合った。サトシをジロリと睨み、フフフと低く冷たく笑う

  ケンジに背筋が冷たくなると同時に身体が妙に疼くのを感じる。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  マスクを装着し、ヘンシングリーンとしてアクションをするサトシ。

サトシの声「この後の僕はグダグダだった。股間の沁みと裂けたスーツを気にする

  あまりに何でも無いミスを連発をして監督に怒られっぱなし。でも撮影がおしていて

  早く撮影を終わらせようと必死だったのかスーツの変化を気がつかなかった

  のはラッキーだった。

  でもみんなが僕の沁みや裂け目から見える尻を見ているのかと思うと、身体が

  ズキズキと疼き、火照るように熱い!!それを黙って何も言わないなんて・・・・

  これって放置プレイ!?それにカメラの向こうには多くの視聴者が僕の恥ずかしい

  姿を見ているのかと思うとああ!ジンジンと股間が熱くなる!これって羞恥プレイ

  なの?!ああ!!疼くよおおお!!」

  スタッフに気付かれず股間を勃起させるサトシ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

監督「さぁ、次はグリーンがウナギ怪人のシビレ光線を受けて苦しむ所にレッドが

  駆けつけるシーンに行くよ!・・・おい、サトシ!!お前は苦しむシーンが下手

  だから巧くやれよ!!」

サトシ「は、はい・・」

助監督「カット15、よ〜い」

監督「アクション!!」

★        ★        ★

  ウナギを模した怪人。

ウナギ怪人「おのれぇヘンシングリーン!!シビレ光線を受けてみろ!!!!

  ニョロオオオ!!!」

  ビビビビビビビビビビ!!!!!!

グリーン「ウワアアアアアアアアアア!!!!!」

  もんどりうつグリーン。

レッド「大丈夫か!?グリーン!?」

★        ★        ★

  サトシに駆け寄るケンジ。

  だが、スタッフには解らず。サトシの下半身を自分の身体で巧く隠す。

  グローブに包まれたケンジの指がサトシの尻の割れ目をなぞる。

サトシ「アウッ!!」

  身体中を電流が走るように震える。ケンジの指がサトシの秘孔にたどり着くと、

  思いっきり突き刺す!!ズブウウウウウウウウウ!!!!!!!

サトシ「ウワアアアアアアアアアア!!!!!」

  身体を真っ二つに引き裂かれそうな淫痛にもんどりうつサトシ。

  あんなに犯れたサトシの肉棒が又も怒張する!!

  グリグリとサトシの肉の襞をこねくり回して刺激する。

サトシ「アアアアウウ、ケ・ン・・・ヤ・メ・・アアアアアアアアア!!!」

ケンジ「大丈夫か!?・・・・スミマセン!間違えました」

サトシ「そ・・ん・・な」

★        ★        ★

監督「カット!!・・・おいおいケンジ!ちゃんとやれよ!・・・仕方ない、レッドが

  グリーンに駆け寄る所からいくぞ!編集で巧くやるから・・・・よ〜〜い」

助監督「スタート!!」

  改めてサトシに駆け寄るケンジ。そしてグローブに包まれた無骨な指がサトシの

  秘孔を突き刺す!!ズブウウウウウウウウウ!!!!!!!

サトシ「ヌワアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

  尻からこみ上げる淫痛にもんどり転げまわるサトシ。その姿は傍目にはシビレ光線

  苦しむグリーンに見える。

  屹立した肉棒から先走りを滴らせ、緑のスーツを濡らす。

  指を秘孔から抜くと今度は屹立した肉棒を掴み、上下に扱く。

サトシ「アウウウウウウウウ、ヌオオオオオオオ!!!!!」

  撮影中にも関わらず悶えるサトシ。そして・・・。

サトシ「ウオオオオオオオオオオ」

  ドピュドピュ!スーツの中に発射する。

監督「カット!!OK!!・・・・・おい、サトシ!今の苦しむシーン、上手かった

  ぜ。良いカットが撮れた!!」

  倒れたままのサトシ。マスクの中で彼は泣いていた。

サトシ「・・・有難う・・ございます」

  そこへサトシの腰にジャンパーをかけるケンジ。ケンジを見るサトシ。

  薄く笑うケンジ、白い歯が眩しい。

  マスク、内面を外しジャンパーを掴むと脱兎の如く駆け出すサトシ。

サトシの声「もうケンジさんから逃れなくなってしまった、僕。その後も撮影の合間を

  見てはヒーロースーツでサカリあった。スーツの裂け目も激しいアクションで

  裂けたという事で誤魔化せた。だから苦しみシーンの痴撃も・・・。

  アクションはまだまだ勉強中だが苦しむシーンだけは監督に誉められちゃうんだ

  けどね(笑)」

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

○ 採石場 撮影現場

  ヘンシンマンのレッドのスーツアクションをする坂口ケンジ。赤のスーツ姿。

声「おい、ケンジ」

  後ろを振り向くとアクション監督の真田ヒロユキ。

サトシの声「真田さんは昔、多くのヒーローを演じてきたアクション界の大御所だ。

  今はヘンシンマンのアクション監督をしているんだ」

ケンジ「ヒロユキさん、どうしたんすか?」

  厳しい顔のヒロユキ。

ヒロユキ「今のアクションはなんだ!全然なってないじゃないか!」

ケンジ「フン、なってないといったって現に監督からOKを貰ってるじゃないですか」

  不満げに吐き出すケンジの言葉にヒロユキのこめかみがピクリと動く。

ヒロユキ「なんだと!ちょっとこっち来い!!」

  ケンジを連れて歩き出す!

 

○ 林の中

  撮影の喧騒とは打って変わって静かな林の中。ここからの声は撮影現場から

  聞こえない。

  向かい合うヒロユキとケンジ。突然、ケンジの頬を殴るヒロユキ。バキッ!!

ケンジ「ウッ・・痛ェ〜、何すんだ!!」

ヒロユキ「お前最近、怠慢になってないか?」

ケンジ「俺は俺なりにちゃんとしてるつもりなんですけどね〜」

  おどけるように言うケンジに語気を強めるヒロユキ。

ヒロユキ「ふざけるな!大体お前のやられシーンはなんだ!全然じゃないか。上っ面

  だけで演じてもそれだけではリアリティを感じないんだ。もっと身体から湧き上が

  る感覚を表現しなくては!後輩に指導するのはいいが、お前自身も鍛え直した方

  がいいな。昔、俺がお前に指導したように・・・」

  ケンジ、“後輩”の言葉にハッとなるが、無視をしソッポを向く。

ヒロユキ「いい根性してるじゃないか。フフフ、今からお前を鍛えなおしてやる!」

  不敵に笑うと、懐からある物を取り出す。

ケンジ「そっそれは?!」

  ある物を見て、ビクつき後ずさりするケンジ。

  ウイ〜ンウイ〜ンと鳴るある物・・・それは極太バイブ、鎌首がウネウネと動く。

ヒロユキ「もう一度この淫痛を味わって、やられシーンを鍛え直してやらないとな」

  明らかに狼狽するケンジ。

ケンジ「い、いやだ!!ヒロユキさんやめてください!!」

  踵を返し逃げようとするケンジの背後にサッと周り羽交い締めにする。

ケンジ「ウウウッ・・・・や、やめろー!!」

ヒロユキ「フフ、そんな事言って。久しぶりに感じてるんじゃないの?!フフフフフ」

  しなやかなヒロユキの指が赤いヒーロースーツの尻を撫でる。

ケンジ「アアアアッ!!・・・・・ちくしょー!!!」

  渾身の力でヒロユキを突き飛ばすと、彼に向かってファイティングポーズを取る。

ヒロユキ「おい、ケンジ。俺と勝負する気?・・・フフ、いい度胸だ・・・ハッ!!」

  ヒロユキもファイティングポーズを取り、ケンジとのアクション!!

パンチ、キックの華麗なアクションをするケンジ。ヒロユキも負けていない。

  赤いスーツに包まれたケンジの豊かなモッコリ。ブルンブルンと揺れる。

  戦いは互角なんだが、百戦錬磨の戦いをしていたヒロユキには1歩及ばず、

  ヒロユキに叩きのめされてしまう。

  又もヒロユキに羽交い締めにあうケンジ。

ヒロユキ「ケンジもまだまだ訓練が足りないな。さぁ始めるぞ!!」

ケンジ「ウワアアア!!やめろおおおおお!!!!」

  強靭な力でケンジを四つん這いをさせると、赤いスーツの尻の割れ目を引き裂く!

  ビリビリィ!!!

ケンジ「アアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

  浅黒く引き締まったケンジの尻。抵抗と裏腹にヒクヒクする秘孔。

  バイブにローションを塗りたくる。そして秘孔にあてがい思いっきり突き刺す!

  ズブズブズブウウウウウウ!!!!!

ケンジ「ウアアアアアアアン!!ンンンンンオオオオオオ!!!!!」

  身体を捩り悶えるケンジ。 15cmあるバイブが肛門の中全部めり込む。

  裂け目を上手く合わせると同時に採石場の方から助監督の声が聞こえてくる。

助監督の声「ケンジさ〜〜ん、出番ですよ〜〜!!」

ヒロユキ「ほら、ケンジ。出番だ!!」

  ヨロヨロと尻を押さえながら立ちあがるケンジ。

  ヒロユキ、懐からリモコンのような物を取り出す。そしてリモコンのスイッチを

  押す。すると、ウイ〜ンウイ〜ンと動くバイブ。

  もんどるケンジ。遠隔操作でバイブを動かしているのだ。

 

○ 採石場 撮影現場

  撮影準備万端の現場。

監督「次はパワーアップしたウナギ怪人のシビレ光線を受けるレッドのシーン。これは

  長廻しで撮るから、ケンジよろしくな。いくぞ!!」

助監督「シーン18、よ〜い」

監督「アクション!!」

★        ★        ★

ウナギ怪人「苦しめレッド!!ニョロオオオ!!」

  ビビビビビビビビビビビビビビ!!!!!!

レッド「ヌワアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

  もんどりうつレッド。

ウナギ怪人「マダマダアア!」

  ビビビビビビビビビビビビビビ!!!!!!

レッド「ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」

  苦しみ転げまわるレッド。

★        ★        ★

  バイブ、スイッチON

ウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ン!!

ケンジ「ヌワアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

  淫痛に悶えるケンジ。

  尚もバイブ攻撃が続く。

  ウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ン!!

  淫痛に転げまわるケンジ。ムクムクと屹立する肉棒から先走りが溢れ出てくる。

監督「オオッ!スゲェな!ケンジ、良い感じだぜ・・・カメラアップ!!」

  悶える(苦しむ)ケンジ(レッド)の引きやアップを撮るカメラ。

  止まらないバイブ攻撃!!

  ウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ン!!

ケンジ「ウアアアアアアアン!!ンンンンンオオオオオオ!!!!!」

  スーツの股間からジワジワと淫液が染みだしスーツを濡らす。

  マスクの中のケンジはバイブ攻撃に目がトロンと潤み口から涎を垂らしている。

  ウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ンウイ〜ン!!

ケンジ「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」

  ドピュドピュドピュ!!!!

  スーツの中で果てるケンジ。ジワジワと淫液の白が染み出してくる。

監督「はい、カット!!OK!!!今の動き良かったぞケンジ!!」

  ぐったりと横たわるケンジ。ヨロヨロ起き上がる。

監督「おい、ケンジ。今の動き忘れんなよ」

ケンジ「はい・・・」

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

  満足そうに頷くアクション監督のヒロユキ。

ヒロユキ「よかったぞ、ケンジ。こういうやられシーンは基本が大事なんだ、今の動き

  を忘れるな!」

  そこへ助監督が近寄ってくる。

助監督「いやあ〜ヒロユキさん。ケンジさんの動き良かったですね。今までとは全然

  違う。このJ-HEROプロジェクト製作の“ヘンシンマン”はやられシーンが売り

  ですからね。グリーンのサトシくんも良くなっているし・・・。ヒロユキさん、

  凄い訓練なんかしているんですか?」

  クールな表情のヒロユキ。

ヒロユキ「・・・・・ゼンゼン・・・・・」