スパイダーマン陵辱(1)

 

ビリッ

正面のニンダーにハイキックしたとき、悠の股間に鈍い音がした。

「やばい、下にはいてる競パンやっぱり破れちゃった」

「新しいのにしとけばよかったな・・・」

競パンの股間が裂けてしまったくらいでは撮影の途中の途中抜け出せるわけがない。悠の

演じているのは主役のスパイダーマンなのだ。さらに何度もハイキックをニンダーにくら

わせ、ばくてんを繰り返した。股間で裂けた悠の競パンは激しい動きで、少しづつずりあがり

もうサポーターの役目をはたしていなかった。ホールドを失った悠の鶏卵ぐらいある大きさの

玉と幼児の腕ほど竿は、体の動きと一緒に薄く青いスパイダーマンのライクラタイツの下で

激しく上下した。

「やばいなー。タイツまで破れそうだ。」

そう思ってもスパイダーマンのアクションを小さくするわけにはいかなかった。

「はい、カット!」

そんな悠のピンチを監督のカットの声が救った。いままで、激しく動いていた7,8人の

男たちは一斉に動きをとめた。全身から吹き出す汗を吸ったスパイダーマンの全身タイツ

はピッタリと悠の体に密着し、その下の筋肉の起伏を浮き足せていた。サポーター代わり

の競パンの消えた股間は密着した二つの玉のと亀頭の輪郭を隠すにはあまりに薄かった。

形だけでなく黒々とした茂みの陰影まで生地を透けて、見通せた。

後ろのシームはがっちり尻の割れ目にくい込み、悠のたくましい二つの大臀筋をより一層

強調させるのに一役かっていた。全身タイツを着ていると言うより、地肌にボディペイン

ティングしていると言った方がいいくらいだった。

「よーし。今日はここまで。お疲れさん。」

いつもよりテークが少ないようだったが、監督が大きな声で言った。

「お疲れー。」

悠はスパイダーマンのマスク越しにそういうと、すぐに撮影所の控え室に帰った。スーツ

アクターの控え室は個室がもらえるわけではなかった。主役も怪人役も戦闘員もみな全て

一緒だった。悠が部屋に帰るとまだ誰も戻っていなかった。見通しの悪いスパイダーマンの

マスク越しで気づかなかったが、いつのまにか一番乗りだったようだ。

悠は肩に横に付いたファスナーを開けて、体に吸い付いているスパイダーマンスーツをはがす

ように脱いでいった。股が裂けた競パンがひも状になって悠の腰にからみついていた。そして

一気に解放された悠の玉と竿は、6つに割れた彼の腹筋の延長線上でより大きく見えた。

「おかしいな誰ももどってこないな。」

シャワーを浴び、体を拭き始めてもニンダー役の7,8人いたアクターが誰も帰ってこない。

すると突然、控え室のドアがノックもなしに開いた。

「すいません。悠さん、リハーサル追加です。」

入ってきたスタッフ風の男、というよりまるで少年のような幼い顔つきでいて、身長は

悠と同じ180ぐらいある。そしてその少年は全裸で立っている悠に向かっていった。

「リハーサル?」

悠はそういうとちょっと自分の姿に恥ずかしくなって、股間を両手で隠した。それでもそん

な両手で隠しきれる大きさの「もの」はではなかった。

「リハーサルってジャージでいいのかなー。」

「いえ、アクションなしのバミる程度のヤツです。スパイダーマンのスーツまた着て下さい。」

「そうでも今着てたやつ、汗びっしょりなんだけど。」

「新しいヤツもってきましたんで、これでお願いします。」

少年は手に持っていた紙袋から、新たなスパイダーマンスーツを出すと悠に手渡した。その時

少年の人差し指が悠の指をゆっくりなぜたような気がした。

「それじゃ」

少年はそういうと、控え室を出ていった。悠に背中を向けたとき口元に、ニヤっと笑いを浮か

べたのを悠は気が付かなかった。

「あれ、これずいぶん薄いなー。」

手に取ったスーツは新型の競パンの生地のように薄く軽かった。それに生地の光沢は前より

も増し、悠の手の中でテカテカとしている。

「競パン破れちゃってかわりないしどうしようかなー。」

「いいやアクションなしなら、このまま着ちゃえ。」

悠はそう言うと全裸のまま、スパイダーマンスーツを着だした。少し小さく着ずらい感じが

したが実際はそうではなかった。盛り上がったふくらはぎが青いライクラの中を通ると

その大きさに合わせるように生地が伸縮し、悠の足の肌に密着した。ゆっくり太股までタイツ

の部分を上げ、股間と尻を覆った。すると青光りしたスーツは股間と尻の全ての輪郭に、

まるで絵の具を塗るように密着した。

腕を通し張り出した大胸筋も赤と黒の網模様のライクラで包むと、クッキリと悠の乳首

の形が盛り上がる。マスクをかぶりファスナーを閉めると、コスチュームを着ているという

感じではなかった。スーツの生地は悠の体に完全に密着し、まるで別の皮膚に覆われた

感じだった。それでいて目の部分は前のスーツままあまり見通しはよくなく、紗がかかって

いるようだった。

「なんかこれ、動きやすくていいや。それになんかちょっと気持ちいいな。」

悠は体にに吸い付くスーツの感触を全身で感じていた。

「それじゃ行くか。」

スパイダーマンはゆっくりスタジオへ向かった。

スタジオにはすでに7,8人のニンダーとあの少年がいた。スーツ越しではよく見えないが

その中央には直径3mほどのリングがたててあり、そのリングには手枷と足枷がついていた。

「それじゃスパイダーマンが捕らわれるシーンのリハーサルをやります。」

少年が言った。だがニンダーたちは誰も返事をしない。そのうち二人のニンダーのが

スパイダーマンに近づき、両腕を抱えるようにしてリングの方へつれていった。そして

悠、いやスパイダーマンに手枷、足枷をはめ丁度Y字のような形で完全に身体の自由を

奪った。

「それじゃ始めよう。フフフ。」

少年はそういって笑うと、二人のニンダーが近づきいきなり着ていたシャツとジーパン

を引き裂いた。下には右手と左足がむき出しになった黒光するの全身タイツの男が立って

いた。

「えっ!?これはリハーサルか・・・」

悠が言った。

「やっと僕の物になったね、スパイダーマン。たっぷりその体を味あわせてもらうよ。」

全身タイツの少年はゆっくり拘束されたスパイダーマンに近づいた。