は じ め に

 

颯爽と登場して、悪を懲らす正義のヒーロー。

でも、逆に怪獣にやられたり、或いは捕まって敵の基地に連れて行かれたりしたりした時、

思わず興奮してしまったって事、ありませんか?。

僕は何度もあるんですね。

特に僕の子供の頃には、特撮ブームというのがあって、

特撮ヒーロー物のTV番組がいっぱいありました。

番組の中身としては、“質より量”と言うか、

物語の内容・特撮技術などなど、粗悪品のオンパレードだったんですが、

この頃のヒーローはとにかく弱かったんですよ。

やたら線の細いミラーマン、ピンチになると親兄弟が助けに来るウルトラマンタロウは

まだマシな方で、サンダーマスクやスペクトルマンに至っては、

痛々しいようなヒーローでした。

そして、ヒーローがやられればやられるほど、僕の心にビビッと感じるものがあったんです。

ただ、悲しいかな所詮は子供向け番組です。

せっかくヒーローを捕まえても、拷問するでもなく、牢に閉じ込めたりするだけ。

“それじゃーダメだよ”、“俺ならこうするのに”と、自分でいろいろ考えるものの

友達とそういう話をするのにはためらわれ、想いを心に秘めたままの少年時代を過ごしました。

 

やがて、僕も大学を卒業して社会人になりました。

特撮ブームも既になく、僕のヒーローに対する想いも忘れかけた頃、

パソコン通信、インターネットという匿名性の強いコミュニケーション手段が開発されました。

そして、ネットを通じて同じような想いを持っている人と接する事ができたんです。

それは、Jtkさんという方が主催されていた「ヒーローSM倶楽部」というBBSでした。

そこでは、僕と想いを共有する人がヒーローについての様々な想いを語り合い、

いつしか“自分ならヒーローをこう責める”というような

オリジナルストーリーを発表するようになりました。

しかし、書き込みがたまれば古い物から消えていくBBS。

名作もすぐに消えてしまいました。

“知的財産の喪失”・・・とまでは思いませんでしたが、とにかくもったいない!!。

そんな気持ちから、ストーリーの保存場所として作ったのがこのHPです。

(当時は『ヒーローSM倶楽部横浜営業所』といいました)

 

 

最近のヒーロー物って、あまりやられたりしないですよね。

せめてここで、ヒーローを思い切りいたぶってやりましょう。(^_^)/

・・・とまぁ、このサイトはそういうサイトです。

残酷な表現や性的描写も含まれていますので、ご自分の好みにあわないと思われる方は

退室してください。

また、18歳未満の方は入室しないでくださいね。