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 霧の中を進みます。
 鯨のような大きな岩がありました。
 妻坂峠から1時間20分ほどで大持山と鳥首峠との分岐に着きました。
 友人の自家用車で11時前に妻坂峠登山口に着きました。林道の終点で4台ほど駐車できます。
身支度を整えて出発します。右又を鉄の橋で渡り、左又に沿って登ります。
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2019.8.27(火)
妻坂峠登山口10:55……11:25妻坂峠11:30……13:00大持山13:35……14:25ウノタワ14:30……15:20ウノタワ入口(林道終点)……15:50山中……15:56妻坂峠登山口
 ウノタワからは急な下りが続きます。途中、見事な苔の森でした。
 ウノタワから45分ほど下ると沢沿いの道になります。沢の中を歩くようでした。
 ウノタワから50分ほどでウノタワ入口に着きました。ここからは横倉林道です。
 そこがウノタワでした。森の中にぽっかりとコケに覆われた広場が現れ、何とも不思議な眺めです。しばし、ぼー然です。
 「昔ここは大きな沼になっていて、山の神様の化身の鵜が住んでいた。この鵜を猟師が誤って射ってしまい死なせてしまった。すると鵜もろとも沼は消滅してしまった。ウノタワの地名は鵜の田から来たもので、地元の人にはいまだにウノタの名称で親しまれている。(飯能市)」との説明がありました。

唐松尾山

破風山

金峰山

 急な坂道を30分ほど登ると開けた峠に着きました。妻坂峠です。鎌倉時代の武将畠山重忠の妻が秩父に住んでいたことからこの名が付いたという話や、峠の地蔵尊は、山中の一兵衛という人が狼に襲われた旅人の供養のために作ったという話、また、名倉の亀次郎という人が峠に通りかかったところ地蔵尊が「亀次郎、気を付けろ」と知らせてくれたので無事に家に帰れたという話など、いくつかの伝説があるそうです。峠には、曼珠沙華の仲間のリコリスが咲いていました。
大持山
大持山は、武甲山から有馬山へのびる山稜にある1,294.1mの山で、奥武蔵の中では最も奥まったところにあります。伝説に彩られた雑木林の静かな山で、妻坂峠には今も狼伝説の地蔵があります。また、鵜の池伝説のウノタワは苔むした静かなところで心休まります。
タイトル
 この辺りは、とにかく水が豊富なようです。林道沿いにも湧水の水場があります。また、滝は杉林のずっと上の方から流れてきています。そして、林道の下に流れは続いています。
 
 鼻歌気分で林道を下っていくと、いきなり崖崩れで道がふさがれていました。恐る恐るガレに上り、何とか乗り越えることができました。やれやれです。
 
 林道を30分ほどで下り山中に着きました。荷物を置いて妻坂峠の駐車場まで一気に登りました。天気の割に汗をかいたので、帰りのさわらびの湯が気持ち良くて、最高でした。
 分岐からの急な坂を下り、25分ほどでウノタワ分岐に着きました。
 分岐の先を見ると、何やら不思議な景色が見えてきました。
 同じ道を戻ります。霧のおかげで、幻想的な眺めです。
 5分ほどで分岐に戻りました。ここからは鳥首峠方面に下ります。
オオバノヨツバムグラ

ミヤママコナの群生

ミヤママコナ

 大持山のすぐ下に「富士見の丸太」と書かれたベンチ?がありました。霧のため何も見えませんが、富士山が見えるのでしょうか?
 分岐から10分ほどで大持山山頂(1,294.1m)に着きました。遅くなったので小持山に登るのはあきらめて、ここで昼食にしました。
 分岐あたりから山頂にかけて、ミヤマママコナが群生しています。